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ヨーロッパスタイル

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【種別】
バスケットボール

【初出】
7巻

【登場巻数】
7巻

【解説】
センターの形の一つ。

ヨーロッパでは育成方針として全員にシュートを教えたり、練習も同じメニューをこなす。
そのため、ヨーロッパの選手は背が高かったり、ガタイが良くてもシューターと呼ばれる人が育成される。
ヨーロッパのセンターは、ペイントエリア(台形の中)で勝負することが少なく、その外からシュートを打つことが多い。
シュート力があるため、無理して中に切れこむ必要がないからだ。
中に切れこむと見せてターンして振り向きざまフェイダウェイを決めれば完璧。

NBAではセンターはゴール下にいるもの、と考えているので、ミドルレンジからのジャンプシュートを簡単に決められてしまう、というシーンが多い。
また、ゴール下からセンターを引っ張り出して、ゴール下の守備を弱くするということもできる。

ただ、普段の試合ではあまり中に切れ込まないため、フィジカルが弱いという批判や、接触から逃げているという批判がなされる。
実際、勝負どころではセンター勝負になることも多い。
ジャンプシュートが入る確率と、ゴール下シュートやダンクが入る確率、外れてもファウルも貰ってFTをもらえるかどうかという確率を勘案すると、ヨーロッパスタイルはあまり良くないという印象になる。
しかし、逆に言えば、打ったシュートをすべて決める、ぐらいの能力があればたちまち立場は逆転する。
遠い位置からシュートを決められるため、センターがペイントエリアから外にでて守らざるを得ない、とすると他の選手にパスをしてペイントエリアの中へ切り込むことができるようになるし、選択肢の幅も広がる。
また、ファウルフェイダウェイするときに素早いターンをすれば相手は付いてこれず、すぐにシュートと思ってブロックに来た選手にフェイクを入れて相手に当たりにいけば相手のファウルになりFTを貰える。
卑怯、と言われるかもしれないが立派な戦術である。

尚、ディフェンス面では少々不安が残る。
ペイントエリアから離れた位置でシュートを打つことが多いため、リバウンドに入ることが出来無いからだ。
身体的接触を嫌う選手も多いため、そこが穴となって攻略されてしまうチームもある。
特にフェイダウェイシュートを打った後は、体が後ろに傾いているので、まずリバウンドに入ることが出来無い。
このような欠点を補うため、NBAではヨーロッパスタイルのセンターは主にPFとして使われている。
マーベリックスのD.ノビツキーにはT.チャンドラーというセンターがいたし、レイカーズにはP.ガソールというPFがいて、A.バイナムというセンターがいる。
どちらもセンターが怪我をしたとき、センターの役割をさせられていたが、どうしても弱さが出てしまっており、チームが低迷した。

作中では……

は、愛莉の理想像はインサイドで削り合うようなパワープレイではなく、引き際の上手さと、繊細で起用な指先による広いシュートレンジを身に着け、インとアウトを状況によって行き来するヨーロッパスタイルのセンターにこそあると考えていた。
そう信じて、長らく育ててきた苗は、8月、尾高眞弓との対戦の中で実を結び始める。
が基礎技術を、が力をいなす業を、万里が立ち向かう勇気を与え、愛莉を一人前のセンターとして導くことになったのだ。

紗季愛莉のプレイを見て見抜いた通り、このスタイルはかつての目指した境地でもある。
残念ながら上背が足りなさすぎる、というよりポジションがフォワードであるがゆえ完成には至らなかったが、愛莉の師としてはこれ以上ないくらい相応しい人物だろう。

万里自身は強靭な身体でインサイドを制してこその花形と考えているため好みのスタイルではないと考えている。


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