244 :ウズメ@中の人:2006/02/13(月) 09:32:34 ID:3XjUe0FX
海の民の船団は、島の南側に入り江を見つけ、その中でトリノイWACSは停船した
(テンテルが命名したが、オタのサンレイからクレームがついて船名の文字を変更)
ナギ「なあなあ、入り江の奥のとこ、小屋建ってるんとちゃう?」
ナミ「あら~ほんまやわ~・・・脇のとこの有るの、ウズメのトリフネと違うやろか?」
斥候のナギ班出動!ナギはアウトリガーへ乗り換えて、浜へ近づいた
ナギ「あれれ・・・子供が居る・・・まさか!ウズメの子供?!」
子供「おねーちゃん、お客さんが来たよー」
小屋から出てきたのはイスズだった「お客?」「お、ナギじゃん,何でこんなとこにいんの?」
その呑気な様子に頭に来たナギは
「あっ!イスズ!てめーーーーこんな所で・・・!!」と叫ぶや否やカヌーから浜へ飛び降りると・・・
・・・そのまま頭から倒れこんだ
イスズ「な、なんだぁ?!」これには全員ビックリした
斥候班の誰かが叫んだ「て、撤収ーー!!」
気絶しているナギを抱えると、カヌーに放り込み、引き帰して行った
浜に取り残されたイスズは・・・「な、なんだあいつら・・・?」ポカーン・・・
トリノイWACS船上・・・
ナミはナギの頬をペシペシ叩きながら「ナギ、しっかりしなさい、ナギ!」
「うう~~ん・・・」気が付いた
テンテル「どうしたのかしら、ナギ、大丈夫?」
ナギ「・・・・・・」
ナミ「どうしたん?ナギ?ネ申はん呼んではるよ?」
ナギ「えっ?えーー?!何にも聞こえへん!どないしょー?!!!!」バタバタ
ナミ「しっかりしなさい!落ち着いて、ゆっくり頭の中でネ申の声を探ってみなさい」
テンテル「ナ・・・・・・える?・・・・・ナギ・・し・・・・て・・・・、ナギ?」
ナギ「あ、き、聞こえる!よかったー・・・泣きそうになったわー・・・」
テンテル「それはこっちの話よー・・・もう!」
ナミ「今度はアタシが行ってみます~」
テンテル「ちょ、ちょっと、大丈夫なの?」
ナミ「どっちにしろ上陸しないことには、探索も補給も出来しまへんもん・・・」
245 :ウズメ@中の人:2006/02/13(月) 11:22:46 ID:3XjUe0FX
その頃浜では・・・
ウズメが何かを巻いた物を抱えてやって来た
ウズメ「イスズー!見て見てー!女達にキャンプ織物の試作品作ってもらっただよ」
イスズ「ちょっとそんなことより、あれ!」海の方を指差して「あ、また来た・・・」
ナミ「あれ、ウズメが居てはるわ~ ピンピンしてるやないの~」
ひょいとカヌーから飛び降りて、砂浜を一歩踏んだとたん、崩れ落ちるように膝をついてしまった
ナミ「いや~~!ぎょうさんのネ申はんの声が頭の中に流れ込んでくるーーー!」
「おえーーーゲロゲロゲロ」
イスズ、ウズメ「うはーーー(´Д`)・・・」
ウズメ「船酔いだか?しょーがねーなー・・・そんなことじゃ・・・」
ナミ「ちが~う!あんたはなんともないんか?」
ウズメ「なにが?」
ナミ「あ~~目が回る~~、ナギが気ぃ失ったのよく分かるわ~~・・・」
「そ、れはそうとあなたたち、ちょっと来なさい・・・うっぷ・・・」
・・・数十分後、船上・・・
ナギ「どや?聞こえるようになったか?」
テンテル「ナミ、ウズメ、どうですか?聞こえますか?」
ウズメ「あーー!テンテルさん、聞こえるだよ。また会えてうれしいだー」
ナミ「あぁびっくりしたわ~なんやのこの島は・・・」
サンレイ「我々の声は広く薄くなのに比べて、狭い範囲に強力に大勢集中してるからなんだろうな」
ウズメ「でも、こっちが聞こえるとあっちが、あっちが聞こえるとこっちが聞こえないってのは、ちょっと不便だよ~~」
テンテル「とりあえず、戻ってこれる事は分かりましたから、引き続き島の探索とMap作りと補給をお願いします」
ナギ、ナミ「うは~~~∑(>д<)」
テンテル「なにか?」
ナギ、ナミ「いえいえ、なんでも・・・我慢しまつ・・・とほ~~」2人は頭をぶんぶん横に振って、げんなりした顔をした
ウズメ「村のみんなにあんたたちを紹介してあげるだよ。行儀良くしなきゃだめだぞ」
参照(第二次巫女船団)
最終更新:2006年02月13日 15:37