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パープルライン 第三話

最終更新:

rozen-yuri

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だれでも歓迎! 編集

絶望する顔を見て悦ぶなんて自分も相当趣味が悪いと思う
でも二人のあの顔は何にも変えられない甘美な果実だった

今だってほら、思い出しただけで
「堪らないわよ、雛苺」




  第三話



この第42720世界は私の気に入ったものだけが存在を許される空間
紅茶の香り高き空気、薔薇の美しき色で染められた照明、画面いっぱいに動くくんくん探偵、いつまでも無くならない鈴カステラ
そして何よりもお気に入りの彼女


「貴女のあのときの顔、何かの形として残しておきたかったわ」

その台詞に、返事は来なかった

「ねぇ、しょうがないじゃない。私達の姉があんなに切なそうな顔をしていたのよ?」
「それにほら、世の中には寝とられというものに興奮する輩もいるらしいから、その気持ちも知ってみたかったのだわ」

相変わらず返事が無いので喋り続けてみる
雛苺は私に横顔しか見せてくれなかった

「まあ、気持ちは解らなくも無い、というものだけれども…」


やはり自分でした方が楽しいわ
そう耳元で囁いた後に息を吹き掛ける
何の反応も見せなかった雛苺は初めて目を合わせてくれた
瞬間に口付け、重心を前へ倒す
とさ、と、軽い彼女の体重がかかる音がした



「ん…んぅ…」

キスのときに声を出すのは、癖なのか興奮を掻き出そうとしてくれているのか
どちらにしろ、可愛い彼女の可愛い声は私には堪らないものなのであって

「雛苺」

太腿に手を伸ばせば、無意識的に起こる反応
その全て この空間という場に残されている

邪魔な下着は無いものにしてしまって
彼女が求める所へ一気に


「ふやぁぁ…っ!」
「ねぇ雛苺、目が覚めたら蒼星石に犯されていて、どう思った?」
「あ、あぅっ ひや…」
「しかも蒼星石の隣には私がいて、どう思った?」
「あ、あん!あぁっ」
「私に見られながら犯されて、」


  興奮した?


その声が響くと同時に、指の動きを止める
雛苺は眼を朱くさせ、黙って私を見つめる


「どうだったの?」

答えがイエスでもノーでも 雛苺の言葉は決まっていた



「興奮…した…」



私が望む返事しか、雛苺はしないのだから


だって

私の雛苺なのだから



  

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