(げんまにんじゃくぐりぎつねしゅう)
Ⓒ株式会社ボッケモンプロ、Ⓒ薩摩剣士隼人プロジェクト
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概要
単体での呼称は、くぐり狐。
それぞれの区別を付けるため自分では、一之壁など一から五までの数字を頭に付けた「○之壁」と名乗ることもあり、ヤッセンボーからは、くぐり狐その1など1から5までの数字を末尾に付けた「くぐり狐その○」と呼ばれる場合もある。
初期の頃は連携に未熟さも目立ち複数がかりでもつんつんに負ける程弱かったが、隼人たちと剣を交え負け続ける中で新たな技を身につけるなど徐々に力をつけている。
第一部完結編では独自の武器を携え一之壁から五之壁としてそれぞれ単独で隼人の前に立ちふさがり、単独で隼人に攻撃を当てた者もいるほど成長している。
『薩摩拳闘伝ナンコ』の回では、くぐり狐の一人が黒いフードを身に纏い、ルール無用の卑怯なやり口で極悪非道なナンコ勝負『地獄ナンコ』を挑み、敗者からナンコ玉を奪う『はぐれナンコ志士 ナンコハンター』として暗躍した。
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登場
性格
分銅鎖、鉄砲、手裏剣など多種多様なあらゆる武器を使い、空中殺法や連携攻撃、ヤッセンボーの呪文で発生した幻魔空間の効果による分身の術などの忍法を駆使するなど能力は決して低くないが、集中力に欠ける面があり、美味しい食事を差し出されると任務を忘れ戦闘を放棄して宴会に走る傾向があるなど、よく任務を忘れる。
くぐり狐は第一部完結編で自らのことを「名も無き我ら」と発言しており、誰も顧みなかった名も無き自分たちに声をかけ声を聞いてくれたからこそ今の自分たちがあるとヤッセンボーに大恩を抱いており、人使いの荒いヤッセンボーにも普段から一途に忠誠を尽くす。
お茶汲みが得意な者もいる。
ショーなどではシフト制で2名がヤッセンボーのお供をすることが多い。
ひっとべ!では、こっそり十尾之焔を身に付け幻魔月光刀を手に鏡の前でポーズを決めるくぐり狐もいた。
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好きなもの・嫌いなもの
趣味・特技
空中殺法や連携攻撃を得意としており、隼人に負け続け、だんだん力をつけつつある。
ヤッセンボーが隼人と和解した後は、ヤッセンボーの知恵と工夫を凝らした指示のもと連携して戦っており、指示により後ろから集団で襲うなど卑怯な戦法でも戦っている。
特徴
ヤッセンボーの「出会え出会え!」の呼び声と共に現れることが多い。
「コーン」、「コンコーン」という鳴き声をよく発する。
番外編(パート1)では、うそ電話詐欺の電話応対を行っていたが、語尾にいちいちコン!コン!と言っていたせいで、やきもきしたヤッセンボーが強制的に電話を変わっており、悪事がばれた後はヤッセンボーたちと一緒に
アマンクロスの工場を手伝うはめになった。
ショーでははっきり喋っているものの、TV版の当初ははっきり喋らない独特な喋り方をしていたが第一部九話からは流暢に喋ることが多くなった。
その理由について監督の外山は「薩摩剣士隼人における話のテーマには郷中教育が含まれて、隼人と戦うことにより、くぐり狐衆は色んなことを学んでいき、番組が進むにしたがい無個性なキャラクターから一人の剣士として成長を描いていく分かりやすい表現として、言葉を喋るという演出をつけた」と語っている。
甲高い独特の声で喋ることが多いが、真面目な場面では低く男らしい声で喋る場合もある。
彼女がいる、くぐり狐もいる。
第一部完結編では、槍「長か鑓」を使用する者が五之壁、刃が付いたトンファー「刃付トンファー」を使用する者が四之壁、2個の巨大な手裏剣「ダブル手裏剣」を使用する者が三之壁、棘の付いた鉄球「トゲトゲ」を使用する者が二之壁、両手持ちの巨大な剣「ふとか剣」を使用するくぐり狐衆のリーダー格の者が一之壁として、ぞれぞれ隼人の前に立ちふさがった。
第一部完結編では2人がかりでようやく幻魔月光刀を持ち上げていたが、ひっとべ!以降は1人でも持てている。
ヤッセンボーの幻魔月光刀から闇の力を浴びせられると
暗黒狐衆に変身する。
第一部九話では、我らの力では隼人を倒せない、
狐一族が蓄えし怨念の力を浴びせてほしいとヤッセンボーに自ら申し出ており、「あのイッシーをも操る力じゃ。この前のものとは比べ物にならぬ。そなたらでは耐え切れぬぞ」というヤッセンボーの忠告にも危険は覚悟のうえと答え、再び暗黒狐衆へと変身した。
武器
武器 |
解説 |
狐波平 (きつねなみのひら) |
薩摩刀をもとに作られた妖刀。 |
手裏剣 (しゅりけん) |
戦いにおいてくぐり狐衆が多用している。 |
ダブル手裏剣(ダブルしゅりけん) |
体全体を使い遠心力で投げ飛ばす2つの巨大な手裏剣。合体技の際には握る武器として使用する。刀を持つ手の、もう片手で持って盾のように使うこともある。 |
分銅鎖 (ぶんどうさ) |
鎖の両端に錘(すい)のついた武器。 |
鉄砲 (てっぽう) |
両手で構え連射もできる長銃。 |
トゲトゲ |
鎖と一体になっており、遠心力を使い相手に投げつける棘付きの巨大な鉄球。鎖の端には小さな鉄球が付いている。 |
ふとか剣(ふとかけん) |
両手で持つ巨大な剣。 |
刃付きトンファー(はつきトンファー) |
刃が付いたトンファー。 |
長か槍(ながかやり) |
長い槍。 |
忍法
忍法 |
解説 |
分身の術 (ぶんしんのじゅつ) |
ヤッセンボーが唱える「ヒンデレコンソワカ」の呪文効果により何体にも分身して攻撃する。 |
空間移動 (くうかんいどう) |
ヤッセンボーが唱える「ヒンデレコンソワカ」の呪文効果により突然現れたり消えたりして攻撃を仕掛ける。 |
幻魔忍法・跳狐之術 (げんまにんぽう・とびぎつねのじゅつ) |
くぐり狐衆が交差させた刀に飛び乗ったヤッセンボーが、トランポリンのように跳躍する。 |
天空妖落 (てんくうあやかしおとし) |
跳狐之術から弥閃刀で斬りかかる。 |
幻魔忍法・狐台風之術 (げんまにんぽう・きつねたいふうのじゅつ) |
敵を取り囲んだヤッセンボー一味が、周囲をグルグル走る。 |
幻魔忍法・黒文化危機一髪之術 (げんまにんぽう・くろぶんかききいっぱつのじゅつ) |
狐台風之術で回りながら隙を見計らい、それぞれの刀で敵の胴を挟みそのまま放り投げ、振りかぶって全員で横斬りを放つ。 |
技
技 |
解説 |
幻魔忍法 鱧之骨斬り (げんまにんぽう はものほねきり) |
ハモ料理で一儲けしようと考えたヤッセンボーのため板前修行をして身につけたハモをさばくための骨切り技術を応用して編み出した技。ハモの骨を切るような動作で斬りつける。 |
幻魔戦法・五稜跳躍陣 (げんませんぽう・ごりょうちょうやくじん) |
ヤッセンボーが、5人のくぐり狐により鎖で組まれたトランポリンで跳躍して切りかかる。 |
幻魔戦法・宝珠蹴鞠の陣 (げんませんぽう・ほうじゅけまりのじん) |
光るヤッセンボールを蹴鞠のように蹴り回し相手に叩き込む。ヤッセンボーとの連携技。 |
幻魔舞踊・波状螺旋の陣 (げんまぶよう・はじょうらせんのじん) |
縦一列に並び腕を千手観音のように突き出した後、Choo Choo TRAINのダンスのように時間差で回る踊りを見せてから襲い掛かる。ヤッセンボーとの連携技。 |
幻魔騎馬合身の術 (げんまきばがっしんのじゅつ) |
くぐり狐4人が騎馬を組み、先頭の1人が巨ふっとか剣とトゲトゲを、後ろの2人がダブル手裏剣と刃付トンファーを合体させた武器を持ったその上に、長か鑓を持ったくぐり狐が乗って攻撃を繰り出し、トドメは青い閃光と共に、5人それぞれが一斉に攻撃する、くぐり狐衆忍法の奥義。 |
真・幻魔騎馬合身 (しん・げんまきばがっしん) |
それぞれの武器を携えたくぐり狐5人が組んだ騎馬の上に、幻魔月光刀を携えたヤッセンボーが乗り襲い掛かる。 |
声優
原田 英樹(はらだ ひでき)、外山 雄大(とやま たけひろ)、前野 克郎(まえの かつろう) ほか
関連リンク
出典参照リンク
最終更新:2016年02月04日 21:23