駅放送バリエーション
ここでは西武鉄道の駅で使用されている自動放送をまとめる。
運転見合わせ時や遅延時に流れる駅放送については
こちら
基本情報
女声は主に上りホームで、男声は主に下りホームで使用されているが、棒線駅や起点駅では上下に関係なく女声が使用されている。
これは例外が多くややこしいため、別頁で解説する。
SEMTRAC導入以前の放送
一部駅では永楽型の放送が使用されていた。
初代SEMTRAC
詳細放送
1992年より、池袋線系統と新宿線系統(多摩湖線等を除く)で使用開始された放送である。
2005年に池袋線系統で、2006年に新宿線系統での使用を終了した。
女声は横田敦子氏が、男声は中村健治氏と片山光男氏(1992年以降追加パーツ?)と安富史郎氏(「黄色い線の〜」パーツのみ)が担当していた。
二代目SEMTRAC
詳細放送
2005年から池袋線系統で、2006年から新宿線系統での使用を開始した放送である。
2023年9月に池袋線系統での使用を、2024年10月に新宿線系統での使用を終了した。
女声は豊田真由美氏と羽鳥美由希氏(2008年以降追加パーツ)が、男声は鈴木盛久氏が担当していた。
豊田真由美氏による自動放送の中では一番最近まで使用されていた。
三代目SEMTRAC
詳細放送
2023年9月より池袋線系統で、2024年10月より新宿線系統で使用開始された放送。
日本語は合成音声であり、JR東海の静岡地区やJR西日本 岡山地域・北陸本線などで使用されている放送と同じ三菱製合成音声エンジンを使用しているとみられる。英語は女声がレミ・ダンカン氏、男声がレミ氏の兄ダニエル・ダンカン氏が担当している。
停車駅の案内や、列車の遅延案内ができる。
また武蔵境駅や西武秩父駅でも使用されている。
旧カンノ型
簡易放送
使用開始時期不明
池袋線飯能以東・秩父線、多摩川線の新小金井駅で使用されている放送。
SEMTRAC移行前の多摩湖線でも使用されており、棒線駅では「○○方面行きの」という案内がなされていた。
池袋線飯能以東・秩父線では、放送前に4点チャイムが鳴動する(高麗駅を除く)。
女声は鈴木佑梨氏が担当しているが、男声は不明(川上政行氏とも言われている)。
カンノ型
簡易放送
使用開始時期不明。
西武秩父線 西武秩父駅で使用されていたが、2024年12月に三代目SEMTRAC放送に変更された事が確認され、現在は使用駅なし。
JR九州のJACROS型や、水戸線で有名なタイプであった。
女声は松本理恵子氏が担当していた(男声の使用は無し)
調布型
簡易放送
2000年代初頭から使用開始。
接近・到着・発車などの各種自動放送に加え、ホームが湾曲している駅での足元注意喚起放送で使用されている。
接近放送は多摩川線(新小金井駅を除く)で、到着・発車放送は山口線(レオライナー)西武園ゆうえんち駅で使用されている。
注意喚起放送は池袋線 大泉学園駅・稲荷山公園駅・高麗駅・吾野駅、新宿線 下落合駅・新井薬師前駅、拝島線 萩山駅、多摩川線 新小金井駅で使用されている。
女声は大原さやか氏、男声は関根正明氏が担当している。
その他
- 多摩川線 武蔵境駅は当駅独自の放送が使用されていた。JR中央線と共用だった関係で、発車メロディ後の放送も「西武線が発車します。ご注意ください。」と旧メロディの発車放送と一線を画していた。2001年に装置が刷新されたが、文面はそっくりそのまま大原さやかに引き継がれた。さらに独自ホームとなった今も変わらない。
- 新宿線 高田馬場駅4番ホームに「ホームドア」が設置された2006年以前は、このホーム限定のカンノ女声による接近放送と注意喚起放送が使用されていた。この時のスピーカーは長らく放置されていたが。その後、3番ホームの放送に転用された。
- 池袋線 池袋駅1番ホームでは女声(声優不明)の簡易接近放送が使用されている。
- 国分寺線 鷹の台駅2番ホームでは女声の放送が流れていたが、男声に変更された。(詳しい変更日は不明。初出は2025年3月14日。)
最終更新:2025年03月14日 23:13