2024年3月現在、汎用が5曲、
旧発車メロディが3曲、独自曲が2曲、ご当地メロディが18曲の、合計28曲が使用されている。ただしここでのご当地メロディの曲数は「原曲数」であるため、バージョン違いも1曲とカウントするともう少し増える。
汎用曲
カンノ製作所によるものだが、旧発車メロディと雰囲気が異なる。
編成数増加にともない、車掌の手笛が聴き取りにくくなったため、私鉄に先駆けて全駅を対象にした発車メロディの導入に踏み切った。
JR東日本の発車メロディを参考に18曲が作成され、そこから西武鉄道の女性社員が現在の曲を選別した。
旧発車メロディの仕組みを引き継いだ信号や駅てこと連動した駅や、車掌がリモコン操作でメロディを流す駅のふたつに分かれる。
カンノ製作所が元となったテープを紛失したため西武鉄道が復元したが、2010年を境に音質が極度に劣化した。
池袋線 上り発車メロディ
国分寺線・西武園線の下り方面でも使用されている
西武有楽町線では使用されていない
東長崎駅で使用されているものは気温によって音程が若干変動する
池袋線 下り発車メロディ
国分寺線・西武園線の上り方面でも使用されている
西武有楽町線では使用されていない
東長崎駅で使用されているものは気温によって音程が若干変動する
新宿線 上り発車メロディ
石神井公園駅3番ホーム・西武有楽町線の上り方面でも使用されている
拝島駅で使用されているものは気温によって音程が若干変動する
新宿線 下り発車メロディ
石神井公園駅2番ホーム・西武有楽町線の下り方面でも使用されている
拝島線では使用されていない
拝島線 下り発車メロディ
拝島線 小平〜西武立川間の下り線でのみ使用されている
特急発車メロディ
池袋駅特急ホーム・飯能駅5番ホームで使用されている
武蔵境駅独自メロディ
武蔵境駅でのみ使用されている 他の汎用メロディと違ってCDに収録されていない
旧発車メロディ
カンノ製作所によるもの。西武鉄道に限らず、JR西日本や愛知環状鉄道、北越急行など様々な鉄道で使用されているものが多い。
萩山駅1番ホーム
かつては上石神井駅や保谷駅で使用されていた。
他社ではJR雫石駅の接近チャイムとしても使用されていた。
余談だが、このメロディが鳴動した後に流れる発車放送は、多摩湖駅の旧メロディ時代から使用されているものとは異なり、しなの鉄道軽井沢駅等で使用されている発車放送に類似したものとなっている。
多摩湖駅1,2番ホーム
かつては豊島園駅でも使用されていた。
是政駅
かつては国分寺駅5番ホームでも使用されていた。発車放送は所謂調布型女性声(大原さやか氏による放送)。
ご当地発車メロディ
かつてはカンノ製作所が製作していたが、現在は株式会社スイッチが製作することが多くなっている。2024年には櫻井音楽工房によって製作された曲が初めて導入された。
おれは怪物くんだ
椎名町駅で、2013年3月16日から使用されている
駅付近にある「トキワ荘」に住んでいた藤子不二雄A氏の作品「怪物くん」の主題歌
上下でバージョンが異なっており、
上りホームはサビ末尾部分の、
下りホームはAメロ末尾部分のアレンジとなっている
きれいな川・たのしい場所
練馬高野台駅で、2015年1月31日から使用されている
地下鉄東西線や京阪電鉄の発車メロディを手がけた向谷実氏と小学生2人によって作られた。
上りホームは「たのしい場所」が、下りホームは「きれいな川」が使用されている
銀河鉄道999
大泉学園駅で、2009年3月8日から使用されている
「銀河鉄道999」の原作者である松本零士氏が同駅付近に住んでいたこと、同作品の製作を担当した東映アニメーションが同駅付近にあることに因んでいる
上りホームサビ部分(※原曲のサビ冒頭と末尾を繋ぎ合わせている)の、
下りホームはAメロ冒頭部分のアレンジとなっている
アレンジを担当したのは「ゴダイゴ」のタケカワユキヒデ氏
原曲も同氏所属のバンドによるもの。
Desire-情熱ー・セカンド・ラブ
清瀬駅で、2024年6月11日から使用されている
清瀬駅の開業100周年記念の企画として、清瀬市ゆかりの歌手である中森明菜氏の曲が発車メロディとなった
1,2番ホームは「Desire-情熱ー」のサビ部分、3,4番ホームは「セカンド・ラブ」の冒頭部分が使用されている
アレンジを担当したのは「スプリングボックス」や「Mellow time」などの発車メロディを手がけた櫻井音楽工房である
私鉄への提供は京王線国領駅に続いて2例目。
となりのトトロ
所沢駅で、2020年11月3日から使用されている
アニメ映画「となりのトトロ」の舞台の一部が所沢市である事に因んでいる
上り3番ホームはサビ冒頭部分、下り4番ホームはサビ前部分、
下り5番ホームはサビ末尾部分のアレンジとなっている
アレンジを担当したのは株式会社スイッチの福嶋尚哉氏
吠えろ ライオンズ
西所沢駅で、2009年4月7日と2022年7月22日から使用されている
1番ホームは2009年に使用開始された旧西武球場前駅と同一のもの、2番ホームは2022年に新しくアレンジされたものとなっている
2022年7月21日までは、2番ホームは独自のアレンジのものが使用されていた
どのアレンジもサビ部分が使用されている
西武ドームへの直通路線である事に因んでいる
1番ホームと旧2番ホームのアレンジはカンノ製作所、新2番ホームのアレンジは株式会社スイッチの福嶋尚哉氏
茶摘み
入間市駅で、2016年4月16日から使用されている
狭山茶の名産地である事に因んでいる
2,3番ホームは冒頭部分の、4,5番ホームは末尾部分のアレンジとなっている
アレンジを担当したのは入間市出身のミュージシャンである杉山勝彦氏
旅立ちの日に
西武秩父駅で、2016年11月27日から使用されている
秩父市の影森中学校で作曲された事と同年の「秩父夜祭」のユネスコ無形文化遺産登録を記念して使用開始された
1番ホームは冒頭部分が、2,3番ホームは末尾の掛け合い部分が使用されている
2024年12月の放送更新で早回しになった
アレンジを担当したのは株式会社スイッチの福嶋尚弥氏
若き獅子たち
下山口駅で、2022年7月22日から使用されている
西武ドームへの直通路線である事に因んでいる
1,2番ホームどちらも同じ、サビ部分がアレンジされているものを使用
アレンジは株式会社スイッチの福嶋尚弥氏担当
(アレンジされているのは応援歌の方であり、西城秀樹氏の楽曲ではない)
地平を駈ける獅子を見た
西武球場前駅で、2022年7月22日から使用されている
西武ドームへの直通路線である事に因んでいる
1〜6番ホーム全て同じ、サビ冒頭部分がアレンジされているものを使用
アレンジは株式会社スイッチの福嶋尚弥氏担当
マルコメCMテーマソング
高田馬場駅で、2012年10月1日から使用されている
3番ホームは末尾部分、5番ホームは冒頭部分が使用されている
アレンジを担当したのはカンノ製作所?
ちなみに、武蔵境駅の曲や新狭山駅のご当地メロ同様に、マスター音源を聴くことができない曲である。
翔べ!ガンダム
上井草駅で、2008年3月23日から使用されている
上りホームは冒頭部分が、下りホームはサビ末尾部分が使用されている
アレンジを担当したのはカンノ製作所
東村山音頭
国分寺線ホームで使用開始された際には、ワイヤレスマイクの電源がオンになっていない限り(放送が被らない限り)頭が欠けるようになった
さんぽ
所沢駅で、2020年11月3日から使用されている
アニメ映画「となりのトトロ」の舞台の一部が所沢市である事に因んでいる
上り2番ホームは冒頭部分、下り1番ホームはサビ末尾部分となっている
アレンジを担当したのは株式会社スイッチの福嶋尚哉氏
たなばたさま
狭山市駅で、2010年3月26日から使用されている
「入間川七夕まつり」に因んだ曲。「狭山らしさ」の演出のようである。
上りホームは末尾部分の、下りホームは冒頭のアレンジとなっているが、あまり原曲がパッと浮かばないような妙なアレンジになっている(下りホームは「笹の葉さらさら」部分だけだし……)
アレンジを担当したのはカンノ製作所
(嘘か誠か知らないがこのアレンジのせいでカンノ製作所によるご当地メロディの製作がなされなくなったとする説がある)
最終更新:2025年07月29日 18:08