返信元コメント
-
特務機関NERV(ネルフ)の本部。セントラルドグマに緊張が走る。モニターに映し出されたのは、これまでの使徒とは明らかに質の異なる「概念的使徒」の群れだった。
「目標、第100の使徒を確認。パターン・アカ(赤)、パターン・ゴミ、パターン・ケンポウが複合的に接近中!」
葛城ミサトの声が響く。しかし、パイロットたちはみな困惑していた。
「あんなの、どうやって戦えばいいのよ! 理屈ばっかりで実体がないじゃない!」
アスカが叫ぶ。
その時、エレベーターの扉が開き、一人の男が静かに入室してきた。仕立ての良いスーツを脱ぎ捨て、ぴっちりとしたプラグスーツに身を包んでいるが、その背中には言い知れぬ「政治の重み」が漂っていた。
「……私が行きましょう」
男の名は、安倍晋三。かつて一国を率いた男が、今、LCLの満たされたエントリープラグへと乗り込む。
エヴァ初号機が第3新東京市の地上へと射出される。目の前に立ちはだかるのは、無数の拡声器とペンを武器にした巨大な使徒群だった。
『軍靴の音が聞こえる!』
『説明責任を果たせ!』
『人権侵害の疑いあり!』
使徒たちは一斉に、精神汚染を引き起こす言葉の波を放ってきた。A.T.フィールドが激しく削られる。
「晋三さん、気をつけて! 奴らは論点をずらして精神を消耗させる気よ!」
ミサトの警告が飛ぶ。
しかし、初号機のプラグ内で、安倍は冷静に目を閉じていた。
「……まずは、この状況を俯瞰的に見ることが肝要です。そして、何よりも大切なのは、未来への投資。日本を取り戻す、その一心です」
安倍の目が見開かれた瞬間、初号機が咆哮した。それは野獣の叫びではなく、どこか重厚な演説のような響きを持っていた。
2400:2650:a30e:8000:e41b:dda:8a03:2b09