解説
SR島津家久が持つ「釣り野伏」を中心に攻めるデッキ。
「釣り野伏」は範囲内の味方武将の武力をあげ「忍」の状態にし、更に忍状態を維持している間は武力が徐々に上がるというもの。
効果時間は約10.8c、初期上昇値+3で、最大武力上昇値は+15(効果終了時まで隠れていた場合)。(Ver2.01C)
「忍従の陣」や「泰山の陣」と似た系統の計略だが、こちらは陣形ではなく采配なので効果中の武将が自由に動けるのは大きな利点。
ただし忍状態が解除されると武力上昇が止まってしまうため、計略発動のタイミングやラインコントロールに細心の注意を払わねばならない。
計略時間や効果内容に、過去かなりの回数、修正を入れられた計略でもあり、環境によって向き不向きがはっきり分かれる。
キーカード
島津017 | 島津家 | SR島津家久 | 3 | 騎馬 | 9/8 | 伏 魅 | 釣り野伏 | 7 | 島津家の味方の武力が上がり、「忍」状態になる。さらに隠れている間、武力が徐々に上がる。 |
それなりの武力に高統率、特技2つとスペックは優秀と言っていい。
彼のスペックにおける最大の問題は自身が騎馬隊であるため、島津の車撃鉄砲と併用しようとするとその操作量が非常に多くなること。
腕に自身がないならすっぱり鉄砲を諦めて騎馬槍型にするなり、家久の突撃を捨てて壁役に徹させるのもなくはない選択肢である。
候補カード
島津019 | 島津家 | R島津貴久 | 2.5 | 槍 | 8/8 | 魅 | 英主の采配 | 6 | 島津家の味方の武力が上がる。 |
島津022 | 島津家 | SR島津歳久 | 2 | 鉄砲 | 5/9 | 伏 魅 車 | 翔ぶが如く | 6 | 島津家の味方の武力と移動速度が上がる。 |
島津013 | 島津家 | R川上久朗 | 2 | 鉄砲 | 7/6 | 気 車 | 座禅の陣 | 5 | 【陣形】自身の武力が上がり、敵と自身の移動速度が下がる。ただし効果終了時に撤退する。 |
島津015 | 島津家 | C猿渡信光 | 1.5 | 鉄砲 | 5/3 | 気 車 | 捨て奸 | 4 | 【陣形】自身の武力が上がり、敵と自身の移動速度が下がる。ただし効果終了時に撤退する。 |
島津020 | 島津家 | UC島津忠隣 | 1.5 | 槍 | 5/4 | 気 | 捨て奸 | 4 | 【陣形】自身の武力が上がり、敵と自身の移動速度が下がる。ただし効果終了時に撤退する。 |
島津028 | 島津家 | C長寿院盛淳 | 1 | 槍 | 3/1 | 捨て奸 | 4 | 【陣形】自身の武力が上がり、敵と自身の移動速度が下がる。ただし効果終了時に撤退する。 |
島津029 | 島津家 | R東郷重位 | 2.5 | 槍 | 9/1 | 気 | 示現の極み | 6 | 【チャージ発動】直進して斬撃を行い、敵に武力によるダメージを与える。移動距離はチャージ時間が長いほど伸び、ダメージは移動距離が多いほど上がる。 この計略は1回使用すると効果が終了するが、斬撃によって敵を倒した場合、そこからさらにカードの位置に向かって攻撃が発生する。 |
島津007 | 島津家 | UC頴娃久虎 | 2 | 槍 | 8/2 | 城 | 薩摩示現流 | 4 | 【チャージ発動】直進して斬撃を行い、敵に武力によるダメージを与える。 移動距離はチャージ時間が長いほど伸び、ダメージは移動距離が多いほど上がる。 この計略は1回使用すると効果が終了する。 |
島津023 | 島津家 | UC島津義虎 | 1.5 | 槍 | 5/3 | 柵 | 薩摩示現流 | 4 | 【チャージ発動】直進して斬撃を行い、敵に武力によるダメージを与える。 移動距離はチャージ時間が長いほど伸び、ダメージは移動距離が多いほど上がる。 この計略は1回使用すると効果が終了する。 |
島津012 | 島津家 | C川上忠克 | 1 | 槍 | 1/5 | 伏 | 消耗の術 | 4 | 範囲内の敵の部隊数が多いほど、武力を下げる。 |
島津021 | 島津家 | R島津忠長 | 2 | 槍 | 7/4 | 気 魅 | 先手大将の槍 | 4 | 武力が上がり、槍が長くなる。 |
島津001 | 島津家 | UC赤星統家 | 1.5 | 槍 | 6/1 | 気 | 不屈の構え | 4 | 武力と兵力が上がる。 |
島津005 | 島津家 | C梅北国兼 | 1.5 | 槍 | 6/2 | 城 | 援軍 | 5 | 味方の兵力が回復する。 |
島津014 | 島津家 | UC肝付兼盛 | 1 | 槍 | 2/3 | 柵 | 不屈の構え | 4 | 武力と兵力が上がる。 |
島津032 | 島津家 | R山田有信 | 2 | 鉄砲 | 7/3 | 気 柵 車 | 孤城奮闘 | 5 | 残弾数が回復し、戦場にいる敵部隊の数が、撤退していない味方部隊よりも多いほど、武力が上がる。 一定以上武力が上がると、さらに武力と兵力と移動速度が上がり、敵を貫通して射撃できるようになる。 |
島津002 | 島津家 | UC伊集院忠倉 | 1.5 | 鉄砲 | 6/3 | 車 | 薩摩隼人の攻め | 3 | 武力と移動速度が上がる。残弾数が0のときは、さらに効果が上がる。 |
島津004 | 島津家 | UC伊集院忠棟 | 1.5 | 鉄砲 | 5/6 | 制 車 | 薩摩隼人の護り | 3 | 武力が上がり、兵力が徐々に回復する。残弾数が0のときは、さらに効果が上がる。 |
島津016 | 島津家 | R実窓夫人 | 1.5 | 鉄砲 | 4/5 | 柵 魅 車 | 賢妻の手紙 | 4 | 撤退している島津家の最も武力の高い味方を復活させ、武力を上げる。 |
島津027 | 島津家 | C種子島久時 | 1.5 | 鉄砲 | 6/2 | 城 車 | 攻城射撃の構え | 3 | 武力と射程距離が上がり、射撃で城門を攻撃できるようになる。 |
島津006 | 島津家 | R上井覚兼 | 1 | 鉄砲 | 1/5 | 伏 車 | 鉄砲侍の援軍 | 4 | 島津家の味方の兵力が回復し、鉄砲隊であれば残弾数が回復する。 |
島津008 | 島津家 | R花舜夫人 | 1 | 鉄砲 | 2/3 | 魅 車 | 攻城射撃舞踊 | 4 | 【舞踊】味方の鉄砲隊は射撃で城門を攻撃できるようになる。 |
島津009 | 島津家 | UC樺山善久 | 1.5 | 弓 | 5/6 | 柵 | 弱体痺矢弓術 | 4 | 武力が上がり、矢を当てている敵の武力と移動速度が下がるようになる。 |
島津030 | 島津家 | R新納忠元 | 2 | 騎馬 | 7/7 | 鬼武蔵の名乗り | 4 | 武力が上がり、範囲内の最も武力の高い敵が、自身に向かってくるようになる。 | |
島津010 | 島津家 | C鎌田政年 | 1.5 | 騎馬 | 5/4 | 気 | 不屈の構え | 4 | 武力と兵力が上がる。 |
候補家宝
忍従や泰山などと同じく、初期の低武力時をカバーできる全体武力上昇と相性がいい。
いざというときには緊急回避の手段として使うのもいいだろう。
足並みを揃えることが重要なデッキであるため、全体再起も安定感がある。
槍が少ない相手ならば全体速度上昇で蹂躙するのもいいだろう。
また普通の速度上昇家宝より、青海波のような武力上昇付きのものの方が望ましい。
他にも、攻め上がる相手を速度低下奥義で足止めして武力上昇の時間を稼ぐというのも悪い手ではない。
ただし効果時間は長いものの実際の戦闘時間は短く、居座り能力はないに等しいので全体増援とは微妙にかみ合わない。
デッキサンプル(9コスト)
№ | 所属勢力 | 武将名 | コスト | 兵種 | 武/統 | 特技 | 計略名 | 士気 | 計略効果 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
島津017 | 島津家 | SR島津家久 | 3 | 騎馬 | 9/8 | 伏 魅 | 釣り野伏 | 7 | 島津家の味方の武力が上がり、「忍」状態になる。 さらに隠れている間、武力が徐々に上がる。 |
島津013 | 島津家 | R川上久朗 | 2 | 鉄砲 | 7/6 | 気 車 | 座禅の陣 | 5 | 【陣形】自身の武力が上がり、敵と自身の移動速度が下がる。 ただし効果終了時に撤退する。 |
島津004 | 島津家 | UC伊集院忠棟 | 1.5 | 鉄砲 | 5/6 | 制 車 | 薩摩隼人の護り | 3 | 武力が上がり、兵力が徐々に回復する。残弾数が0のときは、さらに効果が上がる。 |
島津023 | 島津家 | UC島津義虎 | 1.5 | 槍 | 5/3 | 柵 | 薩摩示現流 | 4 | 【チャージ発動】直進して斬撃を行い、敵に武力によるダメージを与える。 移動距離はチャージ時間が長いほど伸び、ダメージは移動距離が多いほど上がる。 この計略は1回使用すると効果が終了する。 |
島津012 | 島津家 | C川上忠克 | 1 | 槍 | 1/5 | 伏 | 消耗の術 | 4 | 範囲内の敵の部隊数が多いほど、武力を下げる。 |
総武力27 | 総統率28 | 槍2騎1鉄2 | 伏2気1柵1制1魅1車1 |
№ | 所属勢力 | 武将名 | コスト | 兵種 | 武/統 | 特技 | 計略名 | 士気 | 計略効果 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
島津017 | 島津家 | SR島津家久 | 3 | 騎馬 | 9/8 | 伏 魅 | 釣り野伏 | 7 | 島津家の味方の武力が上がり、「忍」状態になる。 さらに隠れている間、武力が徐々に上がる。 |
島津021 | 島津家 | R島津忠長 | 2 | 槍 | 7/4 | 気 魅 | 先手大将の槍 | 4 | 武力が上がり、槍が長くなる。 |
島津009 | 島津家 | UC樺山善久 | 1.5 | 弓 | 5/6 | 柵 | 弱体痺矢弓術 | 4 | 武力が上がり、矢を当てている敵の武力と移動速度が下がるようになる。 |
島津023 | 島津家 | UC島津義虎 | 1.5 | 槍 | 5/3 | 柵 | 薩摩示現流 | 4 | 【チャージ発動】直進して斬撃を行い、敵に武力によるダメージを与える。 移動距離はチャージ時間が長いほど伸び、ダメージは移動距離が多いほど上がる。 この計略は1回使用すると効果が終了する。 |
島津012 | 島津家 | C川上忠克 | 1 | 槍 | 1/5 | 伏 | 消耗の術 | 4 | 範囲内の敵の部隊数が多いほど、武力を下げる。 |
総武力27 | 総統率26 | 槍3騎1弓1 | 伏2気1柵2魅2 |
操作性を第一に考えた騎馬槍型。
接敵してしまうと武力上昇が止まる為、後方兵種であるUC樺山以外は攻め時を慎重に見極めねばならない。
士気消費は大きいが、島津忠長と組み合わせるロマンも。1コストの部分にはSR亀寿姫を採用しても良いだろう。
このデッキの基本運用
基本的には同系統の計略である「忍従の陣」や「泰山の陣」と同じではあるのだが、大きく異なることが二つある。
一つは采配なので自由に動けること。もう一つは接敵され、姿を表した瞬間に武力上昇が止まること。
前者は利点だが、後者は大きなデメリットである。
「釣り野伏」の初期武力上昇値は+3と士気7計略としては非常に悪いので、ある程度忍状態を維持して武力上昇を待つ必要がある。
よって「釣り野伏」は守りにほぼ使えないものと考えて差し支えはなく、基本的には攻めの計略である。
攻めの計略である以上はうまく発動できるタイミングと、どこで武力上昇を止めてぶつかり合うかも慎重に吟味せねばならない。
早すぎれば対抗してきた敵の計略に力負けしてしまいかねないが、逆に遅すぎれば効果時間を有効に使えないまま終了してしまう。
つまり、展開を先読みする戦略眼と高いラインコントロールの技術が必要になるのである。
このデッキへの対抗策
念頭において欲しいのは「釣り野伏」自体が実質的に攻め専用の計略であることである。
上の基本運用の項にも書かれているが、発動のタイミングが悪ければその力の半分も発揮できずに終わる計略である。
なので基本は攻めること。攻めて「釣り野伏」を使うタイミングを作らせないことで相手の動きを大きく制限できる。
相手よりも早く足並みを揃えて攻め上がり、高めのラインを維持することを意識すれば、相手も「釣り野伏」の使用が出来なくなるだろう。
万一足並みを揃えて撃たれてしまった場合には、全軍引いてワンスルーするよりも決死隊を1部隊突っ込ませた方が武力上昇を抑えられて結果的に被害を抑えられることが多い。
しかし「釣り野伏」の仕様上、弓・鉄砲メインのデッキでは絶望的なまでに相性が悪いのは如何ともしがたいところ。
ターゲッティングせずに射撃でき忍の炙り出しが可能な無間射撃デッキや、相手より早くラインを上げれば武力勝負に持ちこめる可能性のある天下布武デッキ、
大筒上への居座り能力が高く見えさえすれば圧倒的な弾幕で敵を蹴散らせる可能性がある三段撃ちデッキあたりはまだマシなほう(それでも非常に悪い)で、
長距離射撃と大筒戦主体のイスパニア方陣デッキや殲滅力が売りの鍾馗の銃弾デッキ、阿修羅の銃弾デッキ、乱れ八咫烏デッキは狙いがつけられなければ無力に近い。
コメント *編集が苦手な方はこちらへ訂正指摘などをお願いします