ケンプファー

ケンプファー  MS-18E

強襲用MSで機動力が高いものの、武装は実弾兵器が中心となる。

基本データ
兵種 前衛/格闘型
出撃可能地域 地上:○
宇宙:○
HP 275
コスト 240・260・280
被撃墜時のpt 57・67・78pt
耐ダウン値
着地硬直 極小
オーバーヒート時の回復速度 やや遅
支給ポイント 9600P

試作型強襲用モビルスーツ。
一年戦争末期に開発されたため、ジオン機体には珍しくビーム・サーベルを装備する。
そのコンセプト通りに多数の武器を装備可能で、圧倒的火力を擁して短時間で戦地を制圧可能。
更に機動力にも秀でており強襲用らしくなっているが、耐久力は普通にあり原作ほどのピーキーさは無い。
ただし相応にコストが高く、敵からも警戒&狙われるため、安直に突っ込むのもただウロウロするのも駄目。格闘機乗りとしてのスキルが率直に出る機体である。

REV2.07より登場。

上記条件を全て満たすと、配備申請画面に同MSが表示される。
以後は一般的なMSと同様に配備申請を行い、規定のバトルスコアを満たすと支給される。


■メイン

武器名 弾数 ダメージ よろけ:ダウン
補正値
リロード
時間
対拠点
能力
備考
ショットガン
A
5/単発 密着 10
最長 4
低1:3発
中1:3発
高2:4発
9.2cnt × 射程 124m
65m以遠で
威力低下
ジャイアント

バズ後期型
4/単発 密着 37
最長 52
1発
ダウン
12.5cnt コスト+20
射程 155m
105m以遠で
威力上昇
ショットガン
B
1/単発 密着 56
最長 22
1発ダウン 12.5cnt × コスト+20
射程 144m
20m以上で
威力低下

《ショットガンA》

1トリガー1発発射、装弾数5発。
ショットガンの割には、弾があまり拡散せず飛んでいく。
敵機をスタンさせる事に特化しているため、QSへと繋ぎやすい。
他の武装はメイン・サブ問わずダウンさせやすいため、本武装の優位点といえる。
その代わりダメージはマシンガン1発分程度と非常に低い。また、連射性は低いので、射撃戦で数を捌くのには向いていない。
特に複数機に追われた場合にショットガンAとチェーンマインを装備していると生存能力はかなり落ちる。

QSを重視するなら一考の余地あり。
持ち替えしない場合でも若干の発射遅延に注意。その分QD外しにはなかなか使いやすい。
発射後の硬直が短く、外し後に最速で切りかかるとタックルされても出掛かりを潰してそのまま斬ってしまう事が多々ある。実際にタックル不可かどうか要検証。

《ジャイアント・バズ後期型》

1トリガー1発発射、装弾数4発。
本機の高火力武装中唯一、硬直が発生しない。
コストアップはあるが、射撃戦・QD・QDCをそつなくこなす。
そのためコンセプト通りの強襲・一撃離脱の立ち回りが可能となる。
遠距離ほど威力が高くなるが、105m以内はダメージ固定なのでQDCでの威力上昇はない。
最大ダメージとなるのはロック距離の外で、140m前後から最長射程まで。

ゲルググ(S)の3連撃QDと比べると、本武装での3連撃QDのダメージは少し劣るが、QDで足を止めずに、速やかに次の行動に移れるという点では優れている。
青ロックでQDCをすると非常に外れやすいので、QDを当てたいときは赤ロック必須。

ちなみに拠点への攻撃力も多少はある。時間は掛るが単機での拠点撃破も可能。

《ショットガンB》

単発式。
射程短、広範囲拡散、高威力、装弾数1発、硬直長、リロード長とゴッグのメガ粒子砲Bのような性能。
ゴッグのメガB同様、その特性(1発リロードと長リロード)から射撃戦には頻繁に用いにくいがゴッグのメガBと違って発射遅延が少なく、歩きに刺さるので相手に格闘を警戒されている場合に当てては引き、当てては引きを繰り返すことで大きく相手を揺さぶることができる。
またQD用や接射の武器としてはかなりのダメージが見込める。
現状では他のメインが非常に使いやすく、サブのチェーンマインをQDに使った方がダメージが高い上、1発しか撃てない割にリロードが長いなどの理由から、メインの中では低人気な武装となっている。
バルカンと組み合わせることでダウン能力に優れ、複数機に追われた場合でも逃げ切りやすくなる。

■サブ

武器名 弾数 ダメージ よろけ:ダウン
補正値
リロード
速度
対拠点
能力
備考
頭部
バルカン砲
24/
4連射
密着 4
最長 4
低 1発:2発
中 1発:x発
高 1発:3発
12.5cnt × 射程距離 11xm
威力減衰無し
シュツルム
・ファウスト
1/
単発
密着 16
最長 18
1発ダウン 7.5cnt × 射程 130m?
75m未満で
威力低下
チェーン
マイン
1/
単発
密着 66
(2HIT)
最長 33
低 ?:?発
中 1:2発
高 1:2発
約17.9cnt コスト+20
射程 120m未満
??m未満で
威力低下

《頭部バルカン砲》

1トリガー4連射、装弾数24発。
ヨロケさせやすく、ダウン値はそこそこ高め。
射撃間隔が連邦軍機の一般的なバルカンよりわずかに長く、ジム・ストライカーのものに近い。
サブ武装中、唯一硬直が発生しない。
高バランサー機に対し、2発ヒットから3連撃が可能?検証求む。

《シュツルム・ファウスト》

単発式。
爆風範囲が広いが、他機体の同名の武装に比べ射程が極端に短い。
ノーロックで撃っても100m付近までにしか飛ばないため、牽制能力は低い。
長い硬直があるが、ジャンプペダルのみで外す事で着地前のブーストが十分に可能ではあるため、有効な挙動が取れないというわけではない。ただしメインのショットガンA、ジャイアントバズが非常に外しやすいので、メインを温存したいかリロード中の時の緊急手段にしかならない。

《チェーンマイン》

単発式。
密着2HIT、100m付近だと1HIT。誘導性が高い。
直撃で1HIT目、爆発で2HIT目だが、直撃と爆発の間隔が非常に短いため、100m以内ならほぼ確実に2HITする。
この武装で敵機の周りを旋回しながらQDすると、周囲の敵機にも複数HITする模様。
放った瞬間から硬直が発生し続け、当たらなかった場合の隙は非常に大きい。(伸び切り→先端から爆発→手元の爆弾まで爆発→次の行動)
ダウンさせても硬直の長さから、起き上がり無敵な相手と至近距離で対峙することになるので、止めを刺すときに使うのが無難。
格闘やタックルがかちあったときに使うと相手がタックルでも相打ちになる。
サブ入力後相手カット等によりダウンした場合、ダウンしてても発動。
サブ入力前にダウンすると当然発動しない。

対拠点能力はそこそこある模様。密着HITでタックル5回分程のダメージを確認。
グフカスのヒートロッド的な使い方もできる。


■格闘

武器名 ダメージ ダウン補正値 対拠点能力 備考
ビーム・サーベル 27→29→34 5回 × 合計威力90
追尾距離xxm
タックル 50 1発ダウン × 機動重視-10
装甲重視±0

《ビームサーベル》

3連撃の威力はコスト相応に高い。
本機唯一のビーム兵器。劇中同様に両手で握る。ただし、PODの視点では抜刀状態の場合は片手で握っている。

なお2撃目までの威力は27+29=56となり、これはショットB密着撃ちと同威力である。外しを前提として武器を選ぶ際は、このことも覚えておこう。

一回で奪える最大ダメージは、ショットA→三連撃→外し格闘一段→QDチェンマの193である。外しが1回のため、実用的な部類に入る。

《タックル》

モーションは一般的なショルダーチャージではなく、「後ろ回し蹴り」。


■セッティング

セッティング
装甲
耐久力
旋回
速度
ダッシュ
速度
ダッシュ
距離
ジャンプ
速度
備考
機動重視5 -6 +2 +1 162m +4 HP 242
機動重視4 -6 +2 +4 90m +4 HP 242
機動重視3 -4 +1 +3 xxm +3 HP 254
機動重視2 -2 +1 +2 xxm +3 HP 264
機動重視1 -1 +1 +1 83m +1 HP 270
ノーマル 0 0 0 82m 0 HP 275
支給時の状態
装甲重視1 +1 0 -1 xxm -1 HP 280
装甲重視2 +2 -1 -2 82m -2 HP 289
装甲重視3 +2 -2 -2 xxm -2 HP 289
※()内は旋回速度(度/フレーム)、ダッシュ速度(メートル/フレーム)、ジャンプ性能(メートル)を示す
※格闘機のダッシュ距離は1回のダッシュで進める距離を示す

《ノーマル》

ノーマルでもほんのわずかに滑る。

《機動重視》

機動セッティングは5まで。

機動5でブーストリミッターが解除される。HPは機動4と同じだが、両ペダル踏み時のブースト消費は凄まじい。
他機のセッティングと違い、リミッター解除しても十分な機動力が残る。
速度にしてゲルググの機動4とほぼ同等である。
長距離移動能力が大幅に上がるので遊撃等も可能になる。

機動4の状態ではダッシュ速度、ジャンプ速度ともにギャンと同じく優秀。
フワジャンでの水平移動は、ギャンほどは伸びない模様。

《装甲重視》

こちらは3までで、ホバーセッティングとなる。
装甲1・2でも十分な機動性を有し、装甲2からは硬直を誤魔化せる程度のホバーを発揮する。
装甲3は特殊なセッティングとなっており、ダッシュ距離は非常に短い。(ブースト消費10%程度)
高いホバー性能と引き換えに瞬発力を失うため、他セッティングのような高機動性は期待できない。
検証動画(ニコニコ動画)


■支給(コンプリートまで11200)

順番 武器名 支給パイロットポイント
1 シュツルムファウスト 500
2 セッティング1 500
3 セッティング2 500
4 ジャイアント・バズ後期型 800
5 セッティング3 800
6 セッティング4 1000
7 ショットガンB 1000
8 セッティング5 1000
9 チェーンマイン 1200
10 セッティング6 1200
11 セッティング7 1200
12 セッティング8 1500


■まとめ

メイン、サブ、共に武装が豊富であり、しかも機動5でブーストリミッター解除、装甲設定でホバーと、セッティングにも幅があるので、運用方法によって柔軟なカスタマイズが効く。
射撃に一日の長があるものの機動性が低く扱いが特殊なゲルググ(S)や、機動性は高いものの射撃の威力が低く外しなどのコンボも含めながら高めの操作スキルを要求されるギャンと比べると、安定した武装や機動性を持つ比較的扱いやすい機体である。
3連撃→チェーンマインの威力に目が行きがちだが、強引に斬り掛かるにはHPが低く、コストも高いので、無理に格闘を仕掛けるのは控え、メイン・サブによる射撃も視野にいれたい。

概ね人気の組み合わせはショットA+チェーンマインか、バズ+バルカンの2つ。
前者はQSがやりやすくサブでのQDダメージも高い、タイマン寄りの仕様。攻めに強いが守りは少々難がある。
後者はQSはかなり難しくなるがバルカンで自衛力を高めつつ誘導のあるバズーカで射撃戦が可能となる。そこそこ威力の高いQDも連発できるため対多数向きの武装となる。

ブースト回復速度が高コスト格闘型機の中では桁違いに速く、普通に扱っていれば、他格闘機と比べて非常にオーバーヒートしにくい。その為、ギャンに匹敵する機動性を誇る。攻撃力も高く、まさに強襲用MSにふさわしい性能となっている。


■その他

OVA「0080:ポケットの中の戦争」で初登場した、同作唯一の完全オリジナルMS。
機体名はドイツ語で「闘士」という意味。
作品中での設定等はケンプファーを参照。
最終更新:2010年09月06日 16:16