ゲルググ(S)


ゲルググ(S)  MS-14S

赤い彗星のパーソナルカラーが施された機体。
ビーム・ライフルを持ち、コストが非常に高い。

基本データ
兵種 前衛/格闘型
出撃可能地域 地上:○
宇宙:○
HP 275
コスト 280
被撃墜時の-pt 78pt
耐ダウン値
着地硬直 極小
ダッシュ [機動2] 1.0cnt
ダッシュ [装甲1] 0.9cnt
小ジャンプ 0.6cnt
大ジャンプ 1.0cnt
オーバーヒート時の回復速度 極遅
[機動2] 8.5cnt
[装甲1] 7.8cnt
支給ポイント 7200p

ジオン軍格闘型機体中、唯一ビーム・ライフルを装備し最高のコストを誇る機体。
HP・ダッシュ・ジャンプ性能はコストと比較して低い。旋回速度は優秀。
オーバーヒートした際の回復には、高コスト機体の中でも一際長い時間を要する。
メイン、サブ共に硬直が発生する為、他の格闘型機体に比べ、1撃QD、2連QDの見極めを早めに決断しなければならない。
また、武装の特性上、QSは不可能。

■メイン

武器名 弾数 ダメージ ダウン
補正値
リロード
速度
対拠点
能力
備考
ビーム・ライフル 3/
単発
密着 37.5
最大 75
1発ダウン 常時リロード
11.4cnt/1発
FCS距離
赤 132m
最長射程
169m
REV.2.03

《ビーム・ライフル》

  • 特徴
1トリガー1発発射、装弾数3発。
常時リロード式で貫通能力を持つ。1発ダウン。
アレックス等、他の連邦軍のBR持ち格闘機に比べ
最大威力が85m前後からと、比較的近い位置から出る事が特徴。
半面、機動セッティングにしてバックブーストしてもQD威力は向上しない。
トリガーを引いてから発射までの遅延は0.3カウント。連射間隔は1.6カウントと、かなり短い。
発射後に0.9カウントの硬直がある。硬直中はブースト回復とオーバーヒートからの回復が停止する。

  • 他武装/他機体/旧REV との比較
REV.2.03でロック距離が132mに引き上げられ、格闘機としては長めになった。
近接時の威力が下がった替わりに、遠距離時の威力が上がっている。
とは言え、85m前後から最大威力となる為、実用的な火力ではBR機体で随一と言えるだろう。
大きな射撃硬直やダッシュが停止してしまう点はゲルググと同様だが、射撃硬直の大きさはBRの中でも特に小さくなっている。

  • 運用
本機体、最大のセールスポイントと言っても過言ではない武装。
偏差撃ちや乱戦中でのカット、QD等、あらゆる場面に応用が利く。
ただし小さいとは言え射撃硬直が発生するため、必中を心掛け
着地時に障害物の陰になる位置で撃つ等、硬直を晒さない工夫をしよう。
格闘機の射撃武器としては威力が高いので、限定的なゲルググのように立ち回る事もできる。

落下中に後方ブーストしつつQDを行うと外れてしまう。ダウンしなかった敵機に自機の硬直を晒してしまう為、注意が必要。距離も離れている為に格闘やタックルに行けず、射撃硬直中に反撃を喰らう。
空中の敵機に格闘を仕掛けた場合のQD時は、レバーを前に倒す等、外さないようにする事が重要となる。

3連QDの高ダメージをプレッシャーにして敵機のブーストやジャンプを誘い、その硬直を撃ち抜く戦法もあり。威力も結構高い。
そして敵機がそれを警戒すれば回避行動に制限がかかる為、格闘も入れやすくなる。
格闘しようとしたら敵にバックブースト等をされ、あと一歩足りない、といった時には切り替えて硬直へBR、という立ち回りにも強い。
色々と柔軟性を広げられる武装だ。

■サブ

武器名 弾数 ダメージ ダウン
補正値
リロード
速度
対拠点
能力
備考
シュツルム・ファウスト 1/
単発
密着18
最長22
1発ダウン 6.8cnt ? 射程 132?m
??m未満で
威力低下
REV.2.08

《シュツルム・ファウスト》

  • 特徴
単発式。
持ち替え動作の為に発射が遅く、QD外しに最適。トリガーを引いてから発射までの遅延は0.7カウント。
  • 他武装/他機体/旧REV との比較
近距離機の同名武装よりもリロード時間が長い。

  • 運用
極端な硬直が発生しない為、前ジャンプのみで簡単に外せ、旋回速度も速い機体なので格闘続行も楽に行える。
ただし軽微の硬直がある為にブースト使用での外しはダッシュが中断され硬直を晒す事になるので注意。
敵機が孤立、もしくはタイマンに持ち込める状況ならば6連撃192、5連BRQDで194の威力は非常に強力。
プロトタイプガンダムにはない利点なので是非できるようになっておこう。
敵機を飛び越えるようにすれば、赤ロックでのQD外しも可能。

牽制にも使えるが、敵機の歩きを捉えられる程の誘導性はない。
QD時にBRの弾を節約したい場合はこちらを使っていこう。

尚、他の同名武装にも言える事だが、通常では射出後には直前に持っていた武装に自動的に持ち変える。しかし射出する前に攻撃が中断された場合は、手に持ったままになる。

■格闘

武器名 ダメージ ダウン補正値 備考
ビーム・ナギナタ 30→31→35 6回 合計威力 96
追尾距離 59m
タックル [機動重視] 40
[ノーマル] 50
[装甲重視] 50
1発ダウン

連撃モーションは他のゲルググ系と異なり、ザクIIのものに近い。
3撃目は上からナギナタを突き刺す。
ギャンと同じくQD外しをした場合は6発でダウン。
メインサブ共、出が遅く、硬直があるので最速ループはできない。
REV.2.03でプロトタイプガンダムと同様、連撃のダメージが上方修整された。
96ダメージはジオン機体の支給時の3連撃としては最高威力である(オプションならズゴック(S)のアイアン・ネイルBの110が最高)。

BRの近接時の威力が引き下げられたので、3連撃+QDの威力はほとんど差はないものの、QD外しを絡めたコンボの威力は上がり、200近くのダメージを与える事が可能になった(ジオン機体のコンボによる与ダメージでは最大)。

尚、3連撃+QD(BR)では135程度のダメージを与える事ができる。

複数の敵機がいる場所での一撃離脱や、孤立した敵機への3連撃外し+2連撃QDといった、状況に適した対応が求められる。

■セッティング

セッティング名 装甲
耐久力
旋回
速度
ダッシュ
性能
ダッシュ
距離
ジャンプ
性能
備考
機動重視3 -? +? +3 75m +2 HP 250
ブースト消費??%
機動重視2 -? +? +2 ???m +3 HP 256
ブースト消費??%
機動重視1 -1 +1 +1 75m +1 HP 269
ブースト消費??%
ノーマル 0 0(?) 0 73m(?) 0(?) HP 275
ブースト消費??%
装甲重視1 +1 -1 -1 71m -1 HP 281
ブースト消費??%
装甲重視2 +2 -1 -2 68m -2 HP 290
ブースト消費19%
装甲重視3 +3 -1 -3 65m -3 HP 300
ブースト消費??%
装甲重視4 +4 -2 -? 65m -? HP 312
ブースト消費??%
装甲重視5 -? +? +? 63m +? HP 325
ブースト消費13%
ケンプファーや、プロトタイプガンダムのように格闘機特有のブーストリミットを解除するセッティングはない。
コストの割には重め。

《機動重視》


機動+3にしてもブースト距離はNセッティング時とわずか2mしか変わらない。Nセッティング時や他の格闘機体と同じ感覚で噴かしていると簡単にオーバーヒートさせてしまう。
その分、移動速度(瞬発力)は上がっている。
時間当たりで見れば、機動性を上げる程、長い距離を移動できる。
ただし、長距離移動を頻繁に行うような戦術を取るのであれば、元々ブースト距離が長いケンプファーを選ぶ事も一考したい。これは機体の習熟度や武装等も考慮し、戦術に幅を持たせた選択を心掛けたい。

ジャンプ性能がやや低い為、ステージによってはジャンプ性能が上がる機動2も選択の余地に入れたい。

元々低いHPが更に下がる為、撃墜されないよう、早めの撤退を考えよう。
ジャンプ性能は機動2の方が高い。トリントン等、高低差の多いMAPでは、こちらの方が良いかも知れない。

REV.2.03のBR性能変更によって、ビームライフルの威力は60m過ぎまで一定、70m付近から急激に上昇するようになった。
その為、QDCをした場合、Nのバックダッシュで50m弱、青2のバックダッシュで60m弱、青3バックダッシュで60m弱、青3ジャンプで50m弱しか離れない為、QDCしても威力は上がらない(トレモにて検証済)。故にQDの威力を上げる目的で機動重視にする事は無意味である。
また、機動設定では、ただでさえ速い旋回速度が更に上がる。格闘戦時には大きな武器にもなるが、咄嗟の偏差撃ち等は正確に。

《装甲重視》


増加するHP幅がやや高め。
装甲重視にしても、タックルの威力がノーマルと変わらない。
元々の高い機動性により、多少の増加であれば、あまり重さは感じない。
移動距離こそ短くなるものの、ブーストの消費が緩やかになる(装甲5で1ブーストあたり約13%消費)。
更にブーストの回復速度が向上するので、射撃戦主体の運用法なら装甲に振るのが主流になっている。

■支給(コンプリートまで9900)

順番 武器名 ポイント
1 セッティング 1000
2 セッティング 1000
3 セッティング 1000
4 セッティング 1200
5 セッティング 1200
6 セッティング 1500
7 セッティング 1500
8 セッティング 1500
武装支給はなくセッティングのみ

その他

ジオン格闘機の中では最高コストを誇る機体。被弾には細心の注意を払って立ち回ろう。

ジオン軍人気MSランキングで常に高機動型ゲルググとトップ争いをしており、現在ジオンの格闘機カテゴリーで使用数No.1の機体である。
これは性能の良いビームライフルを装備しており、置き撃ちや青偏差撃ち等でフレキシブルな運用が可能という所が大きい。格闘型と射撃型の中間的運用(近距離戦型とは違う)が可能。

REV.2.07で高火力と格闘の瞬間的高威力、高機動力を併せ持つケンプファーが配備されたが、
コスト差による基本性能、及び、武装や運用法に差異があり、住み分けは可能と思われる。

REV.2.10ではイフリート改が配備されたが、こちらは6連撃を活かした機体に仕上がっている。
本機体もQD外しを活かせば、それ以上の火力を引き出せるが、外しを伴う為、頻繁に狙う程の性能ではない。味方の編成等、状況に応じて選択できると戦術に幅が広がるだろう。

REV.2.03で連撃の威力や赤ロック距離等、いくつかの上方修整を受けたが、機動性・HP・自衛手段の乏しさといった欠点はそのままなので、緻密な運用を要求される事に変わりはない。格闘機ではあるが、状況に応じ、性能の良いBRを活かして射撃戦を展開する等、柔軟に立ち回る事ができれば、かなりの戦果が期待できるだろう。

余談だがザクII(S)ズゴック(S)同様に、本機が同編成に2機以上入ると、出撃番号が一番若い機体以外はカラーリングが薄い桃色に変わる。
また、シールドは背部にマウントしているが、シールドが吹っ飛ぶ演出は起きる。
最終更新:2010年09月06日 16:17