【用語名】 |
ワンダーワールド |
【読み方】 |
わんだーわーるど |
【登場作品】 |
仮面ライダーセイバー |
【分類】 |
作中用語 |
【名前の由来】 |
驚きや不可思議(英:Wonder)、世界(英:World) |
【詳細】
一般的なファンタジー世界を思わせる幻想的な風景が広がっており、空を飛ぶクジラ等の空想上の生物や
メギドと呼ばれる本の魔人が闊歩する等危険性が高い。
ストリウス、
レジエル、
ズオスは
アルターライドブックを使って現実世界をワンダーワールドへと書き換えようとしており、メギドが持つブランク状態のアルターライドブックを開くことで、本のページがめくれていく演出と共に現実世界が侵食されていく。
一度ワンダーワールドへの書き換えが始まってしまうと内部に入ることが出来ず、その中にいるメギドを倒さない限り侵食は止まらない。
そのためブック
ゲートと呼ばれる専門のアイテムを持つ
ソードオブロゴス所属の聖剣に選ばれし剣士達にしか対処できない。
ストリウスらは
大いなる本の復活を狙って行動しているが、大いなる本、すなわち大いなる力を持って現実世界を侵食して支配するという野望を抱えている。
なお
タッセルは基本的にこの世界にある一軒家で暮らしているようだが、食物があるのかどうかは不明(そもそもタッセルが通常のホモ・サピエンスかどうかも怪しい)。
彼も独自に現実世界に出向くことが可能なようだが……?
実は大いなる本との関わりが(現時点で)一切不明な世界でも有る。
劇中では第26章にて2000年前に一人の巫女が現実世界とワンダーワールドをつなげ、そこを初めて訪れた者達を「始まりの5人」、もしくは「始まりの人」と呼ぶ。
巫女を除いた5人の内一人はワンダーワールドと現実世界の均衡を守るための組織を立ち上げ、それが後の
ソードオブロゴスと呼ばれる倫太郎らが属する一大組織となった。
3人は大いなる本がもたらす力に魅入られ、その断片を取り込むことで本の魔人へと変貌、ばらばらになってしまった本を復活させその力を利用しようとする集団、
メギド(組織としては
黒い本棚)へと堕ちた。
そして、残る一人はワンダーワールドへと残りそこを守ることとした。
始まりの5人は大いなる本と接触する前の段階でワンダーワールドを訪れたと考えられるため、
大いなる本が安置されるための世界、もしくは幻想的な風景から大いなる本の伝承が漏れ出たか何らかの影響を空間に与えたことで誕生した世界と見ることもできる。
劇場短編では復活した
バハト/仮面ライダーファルシオンが
破滅の本を開き、それによって世界を破滅させようとした際、破滅の本はまず先にワンダーワールドに影響を及ぼした。
バハトが変身したものワンダーワールドである。
そして上空に発生した大渦に飲み込まれそうになりつつ、タッセルがいつものような挨拶と共に――――
「このままじゃワンダーワールドが消えちゃう~! つまり、現実の世界も消えちゃうって事~!」
……まだ大いなる本とこの世界にまつわる真実の多くは、語られてはいないようだ。
その正体は2000年前、当時のタッセル(ビクトール)が
全知全能の書を開いたことで生じた世界であり、「知識の源」そのものと呼べる場所。
大いなる本と呼ばれていた全知全能の書は人類が有する全ての知識の源流を収めているとされている。
つまりは全知全能の書の内部にあった内容そのものがワンダーワールドを形作っているといえる。
厳密には文明の基礎となる技術、物語を天の啓示として人に授けるその源流を探し求めていたビクトールを始めとした「始まりの5人」の旅長い旅は、「世界をつなぐ存在」と呼ばれる女性と出会い、手に入れた全知全能の書を開いたことで発生したのがワンダーワールド。
そのワンダーワールドは全知全能の書の本質といえる「知識の源」そのものであり、この世界の崩壊は、そこからもたらされた全てに影響を及ぼすためワンダーワールドの崩壊は現実世界の崩壊をも意味する。
これが上記の劇場短編におけるタッセルのセリフの意味するところである。
後に
仮面ライダーストリウスとなった
ストリウスが、全知全能の書に書かれた世界の終わりという結末を演出するため、両方の世界の崩壊を実行するも、須藤芽依の呼びかけに応じた人々がそれぞれ心に抱く物語を強く思い起こしたことで新たなワンダーワールドが発生。
さらにワンダーオールマイティライドブックという、全知全能の書を復元させる新たなる
ワンダーライドブックが誕生したことで、双方の世界の崩壊は免れた。
最も全知全能の書の内容は一切覆せず、ワンダーワールドは完全に消滅。
現実世界の方が上記の経緯でギリギリの状態で消滅を回避したため、ストリウスとの戦いを終えた神山飛羽真は消え去ったワンダーワールドの跡地であり虚無と呼べるなにもない空間でワンダーオールマイティライドブックへ新たなる物語、ワンダーストーリーを執筆し、”これからの未来”という”未知なる物語”を記すための余白を追加したことでワンダーワールドが復活。
それに伴い現実世界も再生し、定められていたはずの物語はかくして「つづく」ことができたのである。
めでたし、めでたし。
【余談】
地球とは異なる異世界のため、その風景は主にCGで描かれている。
森等を撮影場所としている場合もあるが、風景は幻想的になるようにぼかしが用いられシャボン玉が常に飛んでいる状態となり、現実とは異なる世界であることを強調している。
最終更新:2024年08月02日 00:50