ピラニアメギド

「兄貴の敵だ!」

【名前】 ピラニアメギド
【読み方】 ぴらにあめぎど
【声】 平川大輔(兄、弟)
森島亜里沙(♀)
【登場作品】 仮面ライダーセイバー
【登場話】 第5章「我が友、雷の剣士につき。」
第6章「疾風の如く、見参。」
【分類】 メギド
アルターライドブック 「ピラニアのランチ」
【ジャンル】 生物
【特色/力】 凶暴性/鋭利な歯
【モチーフ】 ピラニア、半魚人?

【詳細】

ズオスアルターライドブックの一つ、「ピラニアのランチ」から生み出した、生物ジャンルのピラニア型メギド。

全身にピラニアのヒレや牙を模した鎧を身にまとったメギドで、鋭利な歯を持つ口で繰り出す強烈な噛みつき攻撃が得意。
凶暴化することで移動スピードを大幅に上昇させる能力を持つが極端に臆病でもあり、敵を見つけると物陰に隠れて様子を伺うなど戦闘には消極的だが、
一旦攻撃に出ると右腕と一体化している魚の骨を象った剣や、鋭利な歯を活かし噛み付いての攻撃など激しく敵に襲いかかる。

また紙製のピラニアを作り出すことも可能で、悪食のピラニア達によって対象を貪り尽くしてしまう他、数の暴力で敵を蹴散らしてしまう。

第5章に登場。
現実世界の船をワンダーワールドへと移動させピラニア達に貪らせていたが、その瞬間を目撃した飛羽真と賢人が即場に現場に駆けつけたため、彼らと交戦。
戦闘前は木箱の後ろに隠れるなどしていたが、仮面ライダーエスパーダに変身した賢人に狙いを定め背後から襲いかかる。
しかしスピードに優れるエスパーダを捉えられず追い詰められてしまうが、そこへ飛羽真の持つ炎の聖剣とワンダーライドブックを狙う仮面ライダーカリバーが出現。

自分の父親が変身している(と思い込んでいる)カリバーに対し賢人が向かっていったため、ピラニアメギドは状況についていけない飛羽真にターゲットを移して襲いかかる。
彼の聖剣にすら噛み付く獰猛性を見せたが、その鋭い歯からこのメギドの特性がピラニアのものであることを飛羽真に見抜かれ、ドラゴンヘッジホッグピーターの3冊変身を実行したセイバーの火炎怒髪天を受け跡形もなく焼き尽くされた。

しかしピラニアが群れを作るように同じタイプのメギドが複数体存在しており、倒されたのとは別のピラニアメギドがいることを、魚の習性から飛羽真は確信してした。
その見立ての通り、別の場所で世界の侵食を行っていたピラニアメギドを発見した飛羽真と賢人は仮面ライダーへと変身し、上記のセリフを叫びながら紙製ピラニアの群れを向かわせるピラニアメギド(弟?)との戦闘を開始。

ディアゴスピーディー、ライドガトライカーを駆るセイバーとエスパーダだったが、多少紙ピラニアの数を減らしても次々に生み出されていくため事態が進まない。
そのため尾上から受け取ったストームイーグルワンダーライドブックを使い、セイバーはドラゴンイーグルへと強化変身。
火炎竜巻斬で紙ピラニア達を一掃されてしまったため、ピラニアメギドはエスパーダとの一騎打ちに望むもトルエノ・デストローダで一閃され爆散した。

さらにその後、第6章では女性人格の個体が出現しエスパーダと交戦していた。
連絡を受け加勢に現れた透真の前にデザストまで現れるも、賢人がデザストと戦い始めたため「あんたで我慢してやるわ!」と言い放って襲いかかる。
しかしセイバードラゴンイーグル3ぶたが発動した火炎舞飛斬によって出現した3匹の子豚達に藁の家に誘い込まれた末、竜巻で巻き上げられ上空で爆散。

なおも4体目が出現して現実世界の侵食を行っていたが、駆けつけた剣斬とエスパーダに阻止され、ランプドヘッジホッグの必殺技トルエノ・ミル・ランザに切り裂かれ爆散。
この個体が同時期に登場したピラニアメギドの最後の個体となった。

劇場短編ではバハト/仮面ライダーファルシオンが解放した破滅の本から溢れ出るシミーにまじり登場している。

【余談】

ピラニアモチーフの怪人は仮面ライダーオーズ/OOOに登場したピラニアヤミー以来の登場。

ピラニアは「歯のある魚」を意味し、人食い魚としてのイメージが定着しているが実際に人間に襲いかかったりするのはごく僅かな場合に限られるといい、実際には自分よりも大きな獲物を見ると逃げ出してしまうほど臆病な魚である。
また大きな群れを作るともされ、それらの性質がメギドの設定にも活かされている。

このメギドを生み出した「ピラニアのランチアルターライドブック」の元ネタは「ライギョのきゅうしょく」ではないかとされている。

声を担当した平川大輔氏、森島亜梨紗女史共々、声優としての特撮参加は初。
ただ森島女史は前作の仮面ライダーゼロワンにて顔出し声優として撮影に参加している。

最終更新:2023年10月26日 19:52