【名前】 |
フリオ |
【読み方】 |
ふりお |
【俳優】 |
八条院蔵人 |
【登場作品】 |
仮面ライダーリバイス |
【初登場話】 |
第1話「家族!契約!悪魔ささやく!」 |
【所属】 |
デッドマンズ |
【分類】 |
幹部/ギフテクス |
【名前の由来】 |
テキーラの銘柄「ドン・フリオ」 |
【詳細】
クールキャラの
フリオと対象的に物事を力押しで進めようとしているものの、引き際をわきまえていたり相手の力量を見極めるなど頭も回る。
アギレラに対しては「
アギレラ様」と呼び恭しく接しているが、それ以外に対しては力づくの対応をすることが多い。
どうやら過去、
アギレラに救われた経験があるようで彼女に対してはまるで犬のように懐いている。
カブトムシや狼の要素が入り交じる
怪人態を持ち、「ルヒール」の名を持つ銃を駆使し荒々しい戦闘を得意としている。
彼は
ギフテクスと呼ばれる上位存在であり、
デッドマンと一体化した元人間である。
単なる
フェーズ2では二度と人間に戻れないが、彼とオルテカは
ギフの選別を受けることで人間に戻れるようになったギフ復活のための「生贄」の資格を得た上位種。
仮面ライダーリバイ&バイスとして活動する五十嵐一輝を目障りに思い、彼のアキレス腱を切るべく一輝の妹であるさくらが通う空手道場に潜入。
その際「玉置豪」を名乗っていたが、これは彼の本名であり特に変装もしていなかったが、正体がバレたのかどうかは描かれず…
結局さくらに対する作戦は失敗に終わるものの、第14話で灰谷や工藤康等の生贄候補と
ギフスタンプを入手しギフ復活のお膳立てが整ったが、生贄の最後の一人が
アギレラだと知らなかったらしく、
オルテカたちからそのことを聞かされ愕然としていた。
アギレラが犠牲になることはフリオにしてみれば容認できるものではなく、
オルテカに食って掛かるも当の本人が葛藤の末了承したため納得できない部分はありつつもギフ復活の儀式に望む。
彼の本名は玉置豪。
元々は今の粗暴な姿とは対象的なメガネを掛けた内気な青年であり、学生時代の友人である奥田陽介がテレビに映ったフリオを見たことでしあわせ湯を訪れその正体が五十嵐兄妹らに判明することとなった。
学生時代は他の生徒からいじめを受け、陽介は唯一の友達だった。
アギレラに対する「スマ〜イル!」という発言は陽介が豪を励ます際に口にしていた言葉であり、それを受け継いだものである。
陽介とはカードゲーム愛好者としてつながっていたものの、いじめの主犯であるクラスメイトに脅された彼が友情の証だったトレーディングカードを破り捨ててしまったことで彼に裏切られたと考え絶望。
そこを
アギレラに見出されたことで
デッドマンにスカウトされることになった、という。
アギレラは絶望した自分を救ってくれた救世主であり、彼女に対する盲目的な親愛の態度もそれに由来するものであると思われる。
自分たちを裏切った
オルテカに対する激しい憤りの感情も、「親しい人間に対する裏切り」を行った彼を許せなかったものだろう。
オルテカから狙われながらも、自分達を裏切っていた彼を許すことが出来ず、たとえ刺し違えたとしても仕留めることを決意する。
自分の過去を知ったことで説得を試みていた五十嵐さくらに対し、自分が死んでも
アギレラを頼むと告げに来るが、彼女によって陽介と再会することに。
実は陽介は前述のカードを破り捨てるという行為を豪の前で行ったことを後悔し、指示をしてきたクラスメイトに反抗したことで逆に痛めつけられていた。
そして引っ越しするために車に乗り込んでいた豪は、その光景を目撃していたのだ。
しかし親友と思っていた彼に友情の証を破られた豪は、公園で暴行される陽介に対し何もせず見て見ぬふりをしてしまった。
友情を裏切っていたのは自分も同じ、と豪はようやく気がつくことが出来たが、その直後突然現れた
オルテカが
ギフスタンプを陽介に押印し
ギフテリアンを呼び出してしまう。
ギフテリアンが成体になるのに合わせ石化し消える自分を見て顔をゆがめる親友を前に、「スマ~イル」とかつてかけた言葉を最期に陽介は消滅。
「次は
アギレラにでも押してあげようか」と煽るオルテカに激怒したフリオはその怒りのままに
ウルフ・デッドマン ライオットへと覚醒。
陽介を喰って実体化した
ギフテリアンを一撃で仕留め、
オルテカの身体もえぐり怒りのままに暴走を始めてしまった。
そしてボルケーノレックスゲノムの力を使いこなしたリバイとバイスのコンビネーションで
ウルフ・デッドマンとの契約は解除され、生身の肉体に戻る。
そのチャンスを見逃さず
オルテカが
デッドマンに変身して攻撃してくるも、クイーンビー・デッドマンに変身した
アギレラに救われ彼女と共にその場から消える。
デッドマンとして戦えなくなったためか、以後は本名である玉置豪として振る舞うようになるが、第22話では
アギレラから首を宣告され一人ぼっちに。
彼女に見捨てられたという不安にかられ、さくらに泣きついた結果しあわせ湯に住み込む事となった。
なお
アギレラが彼を首にしたのは
デッドマンとしての力を失った豪を戦いから遠ざけることを考えてのもの。
以後は要領が悪い様子を見せつつ、しあわせ湯で働き続け、時に
アギレラに接触して彼女を怒らせるなどしている。
自分にできることを考えた結果、リベラドライバーを改良し量産化したウィークエンドライバーとバッファローバイスタンプを手に猛威を振るう
ベイルに対し
仮面ライダーへの変身を試みたものの失敗。
代わりにウィークエンドライバーを拾って
仮面ライダーアギレラへの変身を果たした花の覚悟を見届け、正式にウィークエンドのメンバーとなった。
【余談】
名前の由来はテキーラの銘柄の一つ、「ドン・フリオ」からか。
ソンブレロをかぶる人間態とガンマン風の怪人態を持つが、
快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャーに登場した
ザミーゴ・デルマとの類似性を指摘する声が登場直後から見られる。
ただ好戦的な性格は一致しているものの、相手を凍らせるザミーゴと火球を発射して周囲を破壊するフリオでは属性が正反対。
またキャラクター造形も熱血肉体派幹部とクールで皮肉屋とこれまた正反対。
最終更新:2023年05月17日 01:05