「お前達も干からびてくたばるがいいホシガキ!」
【名前】 |
ホシガキワルド |
【読み方】 |
ほしがきわるど |
【声】 |
鈴木千尋 |
【登場作品】 |
機界戦隊ゼンカイジャー |
【登場話】 |
第30カイ「隣のキカイはカキ食うハカイ?!」 |
【所属】 |
キカイトピア/トジテンド王朝 |
【分類】 |
ワルド/キカイノイド |
【世界】 |
ホシガキトピア |
【トジルギア】 |
ホシガキトジルギア |
【名産】 |
行列のできる給水所 |
【名物】 |
カキクエバカネガナルナリ砲 |
【モチーフ】 |
干し柿、枝、バイクハンドル、鐘 |
【詳細】
水分を失ってシワシワになった干し柿とドクロを組み合わせたような頭部、
カキワルドと偽っていた段階から左手と一体化しているカキクエバカネガナルナリ砲を持つ。
枝にぶら下がった柿がそのまま干し柿になったかのようだが、枝はバイクハンドルを模している。
カキクエバカネガナルナリ砲の音波を聞いた者は常に喉が渇いて身体の水分がカラカラになって干されてしまう奇怪な干し柿の世界を作り出す。
カキワルドを名乗ってカキクエバカネガナルナリ砲を鳴らしまわったのは、この本当の能力を隠すためでもあった。
そのために語尾を「カキ」にして話し、さらには「カキワルドカキ!」と主張することでカキワルドとして正体を偽り、水面下でジワジワと被害を広げていた狡猾なワルド。
カキワルド時の頬は外すことが出来るダミー。
両頬が外れることで本当の頭となるが、ダミーで隠れている凹んだ部分にはニヤリと笑っているかのような口が隠れており、自分の姿を偽って受注にハマる者達を嘲笑っているかのようにも思える。
ハカイザーの補佐も手伝って多くの人々にカキクエバカネガナルナリ砲の音を聞かせることに成功。
乾きに苦しむ人々が続出し、困惑する介人達の前に現れ自らの正体を暴露した。
チェンジしたゼンカイジャー達だが喉の乾きで全力全開出来ず力も入らず、と大ピンチを演出することに成功したが、
そこへ同じく喉の乾きを訴えていたゾックスが一家総出で給水所を設置してしまう。
それによって給水しながらの攻撃にさらされ「卑怯な真似」と憤るも、ジュランからは逆に「よく言えたもんだ」と言い返されてしまう。
流れに乗ったゼンカイジャー達はそのままホシガキワルドを倒そうと意気込むも、そこへハカイザーが再び登場。
全力破壊銃を使いデンジブルー、ダイナブルー、ブルースリー、タイムブルーの「爆発!サイエンスパワー」のスーパー戦隊ヒーローを召喚。
人数差が埋まったことで介人達は給水している暇も無く、戦闘に注力しなければならなくなり再度乾きに苦しむことになってしまう。
このままでは乾きに殺されてしまうと考えた介人は、渇水をこらえつつハカイザーを単身抑え込み、その間に他のメンバーがホシガキワルドを相手取ることに。
ゾックスはスーパーツーカイザーへパワーアップし、キカイノイドメンバー達の5人を相手取る羽目になり、たまらずハカイザーに助けを求めるも、ゼンカイザーの決死の行動に抑え込まれたハカイザーは身動きが取れず、さらには全力破壊銃を奪い取られてしまった。
ゼンカイザーとハカイザーの攻防をいつしかジュラン達と共に見守っていたホシガキワルドだったが、全力破壊銃…もとい、「ゼンリョクゼンカイキャノン」を手に入れた介人はゼンリョクゼンカイフィナーレバスターを発射。
その斜線上へゾックスが放り投げたことで避けることも出来ずそのまま食らってしまい、「ホシガキー!」と言い残して爆散した。
その後ハカイザーは全力破壊銃を取り返そうとしたが充電が切れかけたため撤退を選び、直後現れた
クダイテストがホシガキトジルギアを踏みつけることでダイホシガキワルド…ではなく
ダイカキワルドが誕生。
巨大戦へと移行することとなる。
【余談】
干し柿と渇水はちょっと結びつかない繋がりだが、柿は水分の多い果物で干すことでそれを抜き、水気を持つ生き物から水分を抜くと死ぬことからの連想か。
デザインには干からびることからミイラも組み込まれていることからとにかく乾燥の要素が多いワルド。
よく知られたことだが、干し柿は渋柿を使った方がより甘くなる。
作りやすいことから、ベランダでも作れるが排気ガスや鳥等には要注意。
ちなみに渋柿の渋みの原因はタンニンという成分であり、実は甘柿にもタンニンは含まれている。
だが甘柿のタンニンは不溶性であり、要は水に溶けないため口にしても渋みを感じることが出来ない。
対し渋柿のタンニンは水溶性であるため口に含むことで口中の水分にタンニンが溶け出すことで、甘みを感じられず強い渋みを感じる仕組みになっている。
干し柿は皮を剥くことで刺激を与え、タンニンの成分が変化し渋みが減少し、さらに干して水分が抜け果肉の熟度が進むことで強い甘みだけが残る。
最終更新:2025年04月08日 04:23