「お前はいつも働きすぎだ」
【名前】 |
カーラス・デハーン |
【読み方】 |
かーらす・ではーん |
【俳優】 |
吉井怜 |
【登場作品】 |
王様戦隊キングオージャー |
【登場話】 |
第30話「凍てつく天秤」 |
【所属】 |
ゴッカン |
【分類】 |
先代女王 |
【名前の由来】 |
カラスアゲハ |
【詳細】
リタが真っ黒な服装で口元も隠す等徹底して外見から性別の判別が出来ないようにしているのに対し、彼女は白のドレスに銀髪をボブカットにしているなど外見から女性であることが人目でわかる姿をしている。
ドレスの上から黒の外套を纏っているが、裁判中はその外套を着込むのかも知れない。
ゴッカンは絶対中立を守らなければならず、リタは自身の性別を中立保守のためから公表していないが、シロンという夫がいる彼女は性別を隠す必要がない、という事情がある可能性も考えられる。
現在その立場にあるリタ・カニスタがそうであるように、ゴッカンは国王と最高裁判長を兼任しており彼女もまたそうであった。
多くの犯罪者を裁きつつ、当時わずか5歳のリタの素質を見抜き側近に取り立てる等人材育成にも余念のない生活を送っていたが、第1部の15年前に夫であるシロンの手によって殺害されてしまった。
その死体は見つからず、「消えた天秤事件」と呼ばれるようになったその事件のあと犯人とされたシロンは妻の遺体の場所等について黙秘を貫き、リタはカーラスの遺言に従い新たな国王にして最高裁判長に幼くして就くことになったのだった。
――――その事件には裏がある。
消えた天秤事件は、殺人事件ではない。時期を同じくしておきた
神の怒りと呼ばれる災害に関わる事情があった。
当時のカーラス、そしてその夫であるシロンは神の怒りを引き起こした犯人を突き止めたが、その犯人は
チキューに通じる法律では裁けなかった。
そのためゴッカンの最高裁判長にのみ伝わる氷の秘術を持って自分ごとその犯人を氷漬けにすることでそれ以上の被害を防ぐこととなった。
その事実を知るのは秘術を使ったカーラス本人と、その場に居合わせた夫であるシロンのみ。
シロンは上記の経緯を知っていたことから、あえて妻殺しの殺人犯の汚名を被り収監されつつ、後継者となったリタがその事実を知るに至るまで真実を秘匿することを選んだのだった。
上記の真実が明らかにされたため無罪となったシロンはゴッカンから去り、その2年後の第30話にてかつてカーラスが神の怒りの犯人を凍結させた場所を訪れた際に、彼を追跡していた
カメジム・ウンカ、
ミノンガン・モウズによって封印の場所を見つけられてしまい秘術を解除されてしまう。
そしてシロンは用済みとして殺されてしまい、さらには復活した彼女もまた
宇蟲王の部下達を秘術によってまとめて封印しようとするも発動する前にカメジムの手に掛かって殺害されてしまった。
その死体は彼女が17年間もの間封印し続けた神の怒りの犯人、
宇蟲五道化の一人にして”静謐”の
グローディ・ロイコディウムの能力によって蘇らせ
イシャバーナに出現。
氷の秘術を暴走させ暴れまわったが、かつての側近にして後継者であったリタの呼びかけに意識を取り戻し再び物言わぬ死体に戻ることになった。
その後第49話にて
デボニカの導きによって
イロキと共に
ハーカバーカからの援軍として登場。
リタに声をかけた後、彼女のオージャカリバーを使ってパピヨンオージャーへと王鎧武装し、ハチオージャーとなったイロキと共に宇蟲王の軍勢に立ち向かった。
【余談】
名前の由来はカラスアゲハと思われる。
第49話におけるイロキとの同時変身は視聴者に驚きを持って迎えられたが、リタと同じくギミック操作の後剣先をガベルよろしく地面に叩きつけるがその音はリタのものよりも重くなっている。
最終更新:2024年12月27日 02:12