とりあえず自己紹介は基本だな
これはまぁまぁ都会な町のある一軒の家で、ネコ(型神姫)のタマとそのマスター和章による愛と青春(大嘘)の物語である。
「この話には愛と青春なんて少しも無いだろナレーター」
初回から早速ナレーターに向かってツッコミかましたのが、山田和章である。
「ますたー、だれとおはなししてるの?」
と、かわいい声で和章に問いかけるのが、和章の神姫のタマ。MMSタイプ猫爪である。名前もそのためなのだろう、安直すぎる。
「余計なお世話だ!」
「ますたー、だれかいるの~?」
「誰もいないよ。だから安心してくれ」
和章はタマの頭をそっと撫でる。タマは嬉しそうにニコニコしている。
和章は27歳にして働かない、世間で言うニートである。
タマを二年前に購入し、今まで一緒に過ごしてきた。タマを買った時の話はまた後にするとしよう。
タマはこの二年間、一度も戦った事が無い。武装も、買った当初に少し着けてみたのとあと数回だけだ。よってその実力は未知数だが、本人がバトルをあまり良く思っていないらしく、戦おうとしない。
「思ったんだが、これって登場人物・登(以下略)に書いてあれば十分じゃないか?」
「これ?なにが?」
どうやらタマはこの話が自己紹介目的である事を知らないらしい。
「あぁ、なんでも無い。気にしないでくれ」
「はーい」
タマは疑う事を知らないんだなぁ、と和章は思ったのだった。
「この話には愛と青春なんて少しも無いだろナレーター」
初回から早速ナレーターに向かってツッコミかましたのが、山田和章である。
「ますたー、だれとおはなししてるの?」
と、かわいい声で和章に問いかけるのが、和章の神姫のタマ。MMSタイプ猫爪である。名前もそのためなのだろう、安直すぎる。
「余計なお世話だ!」
「ますたー、だれかいるの~?」
「誰もいないよ。だから安心してくれ」
和章はタマの頭をそっと撫でる。タマは嬉しそうにニコニコしている。
和章は27歳にして働かない、世間で言うニートである。
タマを二年前に購入し、今まで一緒に過ごしてきた。タマを買った時の話はまた後にするとしよう。
タマはこの二年間、一度も戦った事が無い。武装も、買った当初に少し着けてみたのとあと数回だけだ。よってその実力は未知数だが、本人がバトルをあまり良く思っていないらしく、戦おうとしない。
「思ったんだが、これって登場人物・登(以下略)に書いてあれば十分じゃないか?」
「これ?なにが?」
どうやらタマはこの話が自己紹介目的である事を知らないらしい。
「あぁ、なんでも無い。気にしないでくれ」
「はーい」
タマは疑う事を知らないんだなぁ、と和章は思ったのだった。
和章には妹がいて、今年で21歳になる。神姫を買ったらしいが、見た事は無い。名前は・・・まぁ、いずれ判るだろう。
妹は和章・・・と言うより山田家の実家に住んでおり、月1ペースで和章の家に来る。最後に家に来たのが三週間前で神姫を買ったと電話があったのが二週間前だから、もうじき神姫と一緒に来るだろう。
妹は和章・・・と言うより山田家の実家に住んでおり、月1ペースで和章の家に来る。最後に家に来たのが三週間前で神姫を買ったと電話があったのが二週間前だから、もうじき神姫と一緒に来るだろう。
「ナレーターがほとんど話してるからもう自己紹介じゃ無いよな・・・」
その辺りは気にしないように。
その辺りは気にしないように。