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この世の果てで恋を唄う少女YU-NO(下)

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この世の果てで恋を唄う少女YU-NO(下) ◆JvezCBil8U





《 Vash The Stampede -The Humanoid Typhoon- 》


僕は道を駆けている。
それは闇雲に突き進む為じゃない。
今そこで独り死地に身を曝す、大切な友人を助けるためだ。

焦りは判断力を奪うと分かっていながらも、冷静さを取り戻すことが出来ない。
同道者の少年を置き去りに走ってしまいそうになるのを、ぐっと堪える。

彼がいたからこそ、リヴィオの所在を知る事が出来たのだから。
そして、リヴィオが身を呈して守ったこの少年を、絶対に見捨てる訳にはいかない。
まだほとんど会話も交わしていないけれど、それは確かな事実。

「……彼が俺を逃がしてくれたのはほんの数分前だ。
 だからきっと、まだ間に合うはずだ。いや、間に合わせる」

そう呟くこの少年――鳴海歩と僕が邂逅したのは、舗装された道路上でのこと。
地図上で言うなら、おそらくG-2とH-2の境目辺りでだった。

あれから僕は、ずっとナイブズとロビンの姿を探し続けていた。
けれど一向に音沙汰はなく、ただひたすらに無為な時間を費やしてしまう。
そんな折、偶然森を抜けた向こう側に見えた建物のおかげで、ようやく自分の所在を把握出来たんだ。
その建物は小学校。そして、そのすぐ近くには綺麗に整った道が造られていた。

ようやく迷子から解放されて一息ついた、まさにその時だった。
――北西の方角から、奇妙な音楽のようなものが聞こえてきたのは。

なんだろう?
疑問に思った僕は、素直にそちらの方へと近づいてみることにした。
罠という可能性もあったけど、むしろそれなら積極的に向かうべきだと考えたからだ。
あれに引き付けられた人が他にもいたら、と考えるといてもたってもいられなかった。

そして、彼を見つける。
僕との出会い頭こそ警戒したものの、二言三言のやり取りでこちらが殺し合いに乗っていない事を理解してくれた。
彼の、手早く仲間の救出の協力要請をした年齢に似合わぬ冷静さにも驚かされたが――、それ以上にリヴィオの名前が僕を即座に走らせた。

「――あそこには大怪我を負った俺の協力者もいる。
 もしかしたら、まだ助かるかもしれない。
 死人が増えるのは御免なんだ」

……全く同感だよ。
だから僕たちは、更にその足を速めひた進む。

……間に合え。

リヴィオは、僕の親友が命をかけて取り戻した、掛け替えのない弟分なのだから。

愛用の銃をすぐ放てるよう握り締め、校門を駆け抜ける。
勢いを殺さぬまま広い広い校庭に飛び込んだその先には――、


「……リ、」

肉片と血溜まりが描く地図の真ん中に。

「リヴィオ……?」

かろうじて原形を留めているだけの、リヴィオが倒れていた。

「……その、声。ヴァ、シュ、さ……」

駆けよって抱き寄せると、まだその体は温かい。
今にも掻き消えそうでも、生きている。
その事実が、嬉しいのにとても悲しい。

「はは、ついてる、な。俺……。
 後、託せ、る人……こんなに心強、」

こちらを心配させたくないと、リヴィオが笑う。
僕と出会えたことが幸運だと笑う。

僕は、君がこんなに傷つくまで間に合わなかったんだぞ。
なのにどうして、どうしてそんな顔で?
責めてくれる方が、ずっとマシだ……。

「喋るな、喋らないでくれリヴィオ!
 どうして、こんな……!」

自分でも分かる。
声が震えて、言葉にならない。
こんな時こそ、相手を不安にさせちゃいけないのに!

「……ドジっち……まい、ました。手傷、負わせ、ので、精、一杯……。
 ハハ、再生、もう少しだけ、早かったら、勝て……」

ぎゅうっとリヴィオの手を握り締める。
……血に汚れてはいても、大きくて頼りがいのある男の手だった。

「勝ったのは君だリヴィオ、だって、確かに君は守り抜けたじゃないか……」

少しだけ視線を上げる。
そこには、歩と言う少年が俯いてただ立っていた。
表情を完全に消したまま、彼は、何も言わない。
きっと理解しているんだろう。してしまっているんだろう。
だからきっと、僕たちの話に何も口を挟もうとしないのだ。

「……そこに、いるん、すか。或の……友達。助かったん、すね。
 だったら早く、ここから逃げ……さい。まだ、すぐ、近くに……」

「リヴィオ、もしかして、目が……」

その先の言葉を、呑み込む。
……悲しかった。
逃げろと呼びかけたその先に、リヴィオ自身が含まれていない事に、泣きそうになってしまう。

「分かった……。分かったから、君も行こう。
 君も一緒に、この場所から脱出するんだ!」

……だけど。
せり上がる涙を堰き止めて、苦労して安心させるよう笑顔を見せる。
たとえ見えてなかったとしても、それでもこうせずにはいられない。

「最後に、一つ……頼み事……。
 俺の、帽子……、持ってって、下さ……。
 返してあげ……んです……。あの子、と……ジャスミンに」

……傍らに落ちたデイパックを傷だらけの手で弄って取り出された、その帽子は。
リヴィオ自身がこれだけ悲惨な姿になっているというのに、とてもきれいなままだった。

僕はもう、叫ばずにはいられなかった。

「最後なんて言うんじゃない!
 リヴィオ、自分で返すんだ。
 あの星に帰って、君の手で……!」

聞こえているのか、いないのか。

リヴィオは見えないはずの目で遥かな空を見上げ――、
少しだけはにかんで、呟いた。

「ニコ兄……、褒めて、くれるかな」

ボロボロと、塩辛い水で瞳が濡れる。
僕は笑ったまま、みっともなく涙を零す。

「ああ、絶対だ! だけど死んだら悪態をつくのがあいつだぞ。
 だから生きろリヴィオ、最後まで守りたいものを守りきれ!
 あいつだってそうだったじゃないか、君を守りきって、か、ら……?」

泣き笑いで親友を出汁に檄を飛ばしている最中で――、ふと、気付いた。

「……リヴィオ?」

……腕の中が、軽かった。

「リヴィ、オ?」

命の音が、聞こえなかった。

「リヴィオ――」

――もうその声を聞くことは、二度となかった。

「う、」

ああ、もう無理をして笑顔を作る必要はないのだと。

「うぁあ、うぁあぁぁぁああぁああああああぁぁぁぁぁああああああぁぁああっ!
 くぅ、あ、あああぁぁぁああぁぁぁああぁぁぁ! うわぁぁああぁああああぁぁぁぁ!」

その事実に悲しいという感情を当てはめた途端、
笑顔の仮面は、弾け飛んだ。

――涙が、止まらなかった。
子供のような泣き叫び方。

「畜生……っ。畜生、畜生、畜生っ、畜生ぉ……っ!
 どうして俺は、いつも間に合わない?
 どうして友達がみんな、俺より先に逝く!?
 なんでこんな、命が粗末に扱われなきゃならないんだ!
 もう、人が死ぬのは嫌なのに……!」

リヴィオを膝に乗せたまま、何度も何度も地面を叩く。
それが無意味だと分かっていても、溢れる何かをぶつけていないと壊れてしまいそうだった。


「……だったら、力を貸してくれ。
 立ち止まれば、それこそ何もかもが無駄になる」

不意に、俯いたままの少年が口を動かす。
その言い様には全く感情が籠もっていなくて、僕は行き場のない勢いのままに怒鳴りつけてしまいそうになった。

だけど、気付いてしまう。
膝の上に置いた彼の握り拳は震えていて、その甲には小さな水滴の痕が残っている事を。

「……あそこに見える俺の協力者は、まだ生きてる。
 だけど、出血がひどくてこのままじゃ間違いなく保たない。
 もしかしたら研究所に行けば助かるかもしれない。医療棟がありそうなのはあそこくらいだ。
 だからもう一度言う、手を貸して欲しい」

――そうだ。
目の前に消えかけている命があるなら、手を伸ばす。
そうして生きていくと、誓ったんじゃなかったか、僕は。

涙声で、みっともない顔で、僕はそれでも言葉を返す。

「……もちろんだ。僕はこれ以上、誰ひとり死なせたくない」

同時。
ざり、という音が耳に届く。

――上げた視線の向こう側に、人影がいつしか佇んでいた。




《 Legato Bluesummers -狂信者- 》


ずる……ずる……と耳障りな音が止まらない。
全くの不意に背中側から急激な痛みが襲ってきて、咳込めば臓器の欠片が口から漏れる。

使い物にならない右足を引きずりながら、僕は薄暗い物影を進む。
このコンクリートの建物の裏庭に当たる部位だろう、ジメジメとした雰囲気は嫌いじゃない。

「……まさかダブルファングがここまでやれるとは、ね。
 だが……まだ足りない。僕は限界を超えていない。
 僕のナイブズ様への忠誠心は、この程度では測れない」

本来の再生力さえ備えていれば、限界を測る一助になったかもしれないが――、
結局、終わりは予定調和に過ぎなかった。
右足と元々壊れた左手は失ったが、それだけだ。
砕けた内臓のいくつかも、僕の力ならばいくらでも補える。

問題はない。何一つ。
痛みなど問題なく動けるよう体を調整しているし、今すぐにでも僕は戦える。

だから僕は、あの少女を欲す。

制限を施されていたとはいえ、どういう理屈か初めて僕の技から逃れ得たあの少女は、
僕の忠誠を測る相手として間違いなく期待した成果を出すだろう。

彼女の語る愛が如何ほどのものか、どれだけ大きいのかは僕には肌で感じ取れる。
中々に素晴らしい。
彼女の抱くそれを凌駕してこそ、僕があの方に向ける思いを示せるのだ。
あの、ヴァッシュ・ザ・スタンピードと同様に。

「ナイブズ様……、今、何をしていらっしゃるのですか?」

あの研究所で残り香は確かに感じたものの、それ以後の足取りは庸として知れない。
果たしてあの御方は、どうしてこうも糞どもを放置しているのだろう。
かの全能たる力を奮えば、僕が目にした有象無象などいとも簡単に一掃できるだろうに。

……ああ、だからこそか。

便所掃除など、あの御方に最もさせるべきでない下賤の仕事だ。
だからこそあの御方はGUNG-HO-GUNSを結成したというのに、僕は何を呆けていたのだろう。

あの程度の戦闘で判断力を低下させるとは、それでもナイブズ様にお仕えする身か?

目を閉じて、あの御方の御姿を思い浮かべろ。
脳裏に刻まれた記憶を総動員して、触れるくらいに強く具現化を。
そうすれば――ほら。

「……僕は、あなたに尽くします」

こんなにもはっきりと、ナイブズ様の御尊顔が目の前に。
相変わらずの鋭利な刃の如き眼光は、僕を畏怖させ虜にする。
思い描きさえすれば、声さえ僕の心に届く。

  ――よくやった。しばし休み、いつでも俺の力となる備えをしろ。
  お前にはまだまだやってもらう事がある。


……馬鹿な。

ナイブズ様が、その様なことを仰る筈がない。
見れば、ナイブズ様の像も――うっすらと微笑みかけている。

たとえ僕の妄想でも、けっして“こんな事”は有り得ない。

ならば、この幻影は何だ? この幻聴は何だ?

惑う僕の眼前で、ナイブズ様が次第に薄れ――、
代わりに僕自身の顔が浮かび上がる。

そこにあったのは、鏡だった。

……鏡?

いや、違う。
これは――剣だ。
剣の刃が、僕の顔を写し込んでいるのだ。

その剣は僕の胸を貫いて、無慈悲にただ輝いていた。

色と言う色の欠落した声が、淡々と背後から告げられる。

「……ユッキーに痛い思いをさせたお前を、私は許さない。
 あんたが私に何を望んでいようが、知ったことじゃないわ。
 私に何かを望めるのはユッキーだけ。お前の言う事なんて、決して聞いてやるものか」

何時から? 何時からこの剣は僕の胸に――?

口を開いてもかすれた息が漏れるだけ。
言葉にしたはずが、形を全く為していない。

「足りないとか限界を超えていないとか云々を独りで喚いた直前よ。
 あんた、気づいてなかったの」

ずるり、と剣が引き抜かれる。体の中を異物が擦る感触がする。
力が入らず、目眩がする。
吐き気の割りに何も込み上げるものがない。圧点が完全に麻痺しているのか。

「有り得……ない。この僕が、接近に全く……気付かなかった、だと?」

ごふ、と。告げると同時に口から血が噴出する。
言葉に違わない勢いで、赤い汁は数メートルは飛翔した。

背中を蹴り飛ばされ、体は頼りなく膝をつく。
白濁した思考は集中力を欠いていて、まともに糸を飛ばせない。
自身の体さえ操れない。

無様に前のめりになって、倒れ込んだ。

「私達があんたに近付いたんじゃない。あんたが私達に近づいたの。
 ……馬鹿なやつ。
 お前が殺られたのは私にじゃない。無差別日記を持つユッキーによ」

「…………」

辺りに血の池が広がっていく。
掻き集めようとしても腕すら動かない。
それでもどうにか、もぞもぞと惨めに蠢いて仰向けになった。

「私のユッキーへの愛は絶対。
 絶対ってのは、疑いようもなくそこにあること。
 だから私は、あんたと違う。私の愛を測る必要なんてないもの。
 いちいち比べなきゃ確かめられないあんたの忠誠なんて、所詮ゴミクズでしかないわ」

砂蒸気に轢かれた野良犬の死骸を見る目を僕に向け、少女はその背を僕に向ける。
僕に一抹の価値も感じてないのは明白だ。

「とどめなんて上等なものはあんたにはもったいないわ。
 そこで這いつくばって死んでいけ」

抜けるような青空を求めて天を仰いでも、そこは濁った灰色で埋め尽くされていた。

僕が生まれ直せたあの砂漠の星の夏の日は、片鱗すらも見える事はなかった。

冬の寒空が、僕の思い出を蹂躙していく。

汚泥の底のあの街のようなこの閉塞感に、耐えられなかった。

僕は今、あの御方に救って欲しかった。

もう一度でいいから、名前を問うて欲しかった。

「僕は……ただ。
 認めて、欲しくて……」

手を伸ばしても、近づけなくて、触れられなくて。

だから、それをすれば、もしかしたら。
ねぎらいの言葉を下さるかもしれないと――、最後の糸を、少女に放つ。

「汚らわしいものを私に近づけるな」

虫でも払うかのように、ぞんざいに切り飛ばされた。
少女は、一瞥すらしなかった。

――ナイブズ様。

僕は何のためにあの砦街を生き延びて、何のためにお側に仕えたのでしょう。

僕の忠誠は……、お役に……。

「何のために? 役に立つ?
 ……そんな考えるまでもないことを気にしている時点で論外よ。
 あんたの主とやらは、さぞやあんたを疎ましく思っていたでしょうね」

…………。

そうか。ぼくがあのひとにみとめてもらえなかったのは。

ぼくが、いきているだけでうっとうしかったからなんだ。
うっとうしさがふくをきてあるいていたのがぼくなんだ。

ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ないぶずさま。

うまれてきてごめんなさい。

たすけさせてしまってごめんなさい。

おそばにつかえてしまってごめんなさい。


みとめてほしいとねがってしまって、ごめんなさい。



《 Hito -Inteligence Sword- 》


――飛虎の野郎から引き剥がされ、訳の分からない場所に連れてこられて。
ここでの最初の仕事は最悪だった。
何が最悪かって、使い手も斬った相手もどっちもイカレてるって事だ。
後味が悪すぎるぜ。

……この嬢ちゃんの心の在り様は全く理解出来ねぇ。
どんな風に理解できないかって? たぶん、言葉にするだけ無駄だと思うぜ。
敢えて言うなら、だ。
俺が如何にこいつの望む幻を見せようと、それ以上の妄想を脳内で構築して記憶を改竄しちまうんだ。

その意味じゃあ、そんな器用な真似の出来なかったあの男の方がずっと人間らしかったな。
……嬢ちゃんの手でヤツをぶっ刺しちまった時、せめていい夢を見せてやろうと思ったんだが――逆効果だったみたいだ。
イカレ嬢ちゃんはメタクソに扱き下ろしてたけど、都合のいい幻想を否定するのは確かに一種の強さだったと思うぜ、俺は。
あいつ、確かに狂ってはいたが……、正直見てらんなかったね。
ナイブズっつー男も、せめて一度くらいは認めてやりゃあよかったのに。

……まあ、ただの剣に過ぎない俺に、これ以上何ができる訳でもないんだけどね。
やっぱ長いものには巻かれろだよな。
嬢ちゃんに目を付けられたくなんてないし、ずっと普通の剣のふりしてよーっと。

で、だ。

あの男を消してから校庭に戻ったこいつらは、やっぱりというかなんというかまたもギスギスした空気を作ってた。
……胃に悪ぃなあ、胃なんてないけどさ。
黒毛にキンパって変な髪の赤コート男が、片手に銃をぶら下げて何か言ってる。

「……もう、狼藉はよしてくれ。
 身内が死んだんだ。これ以上彼らを狙うなら、僕が君達を止める」

……こいつ、強ぇな。
あのレガートって男は妙なこだわりを見せていたからこそ、嬢ちゃんでも立ち回る事が出来た。
けど、真正面から戦ったらまず負けていたはずだ。
そしてこの男もあのレガートと同じか、それ以上に強い。
勝てる見込みは0だ。

「由乃。もう、いいよ。
 僕たちだって敵は作らない方がいいに決まってるじゃないか。
 行こう。ひとまずそっちの人が目を覚まさないうちにさ……」

雪輝って坊ちゃんも同意見らしい。
嬢ちゃんをどうにかできるのは、やっぱりこいつだけか。
そういう意味じゃ、この坊ちゃんにだけなら後で正体を明かしてもいいかもしれない。
……そんなチャンスがあればだけどな。

「……ユッキーがそう言うならいいよ。でも――」

案の定素直に頷く嬢ちゃん。けれど、険のある目で歩って兄ちゃんをじっと見つめている。
目的はアレか、雪輝日記ってやつか。

「……安心してくれ、悪い様にはしない。
 手痛い損害は受けたけど、それでもまだ俺はあんた達とは友好的でありたいんだ。
 そのうちまた連絡する。だから今は、退いてくれ」

流石に歩の兄ちゃんも完全に表情を消して、用件だけを静かに告げる。
雪輝の坊っちゃんはそれを受けて頭を下げると、嬢ちゃんの手を取って歩き出した。

「行くよ由乃。……どうにか脱出する手段を見つけよう。
 僕達二人で、探すんだ」

雪輝の行動に喜んで、とても可愛らしく嬢ちゃんは微笑んだ。
仕草だけを見たんなら、誰もがそう思うだろう。

「分かったわ、ユッキー。私、頑張るね。
 ユッキーを絶対に守って見せるからね」

……幻覚を見せる為に記憶を読む俺だからこそ分かる。
この嬢ちゃん、あっちの歩の兄ちゃんの仲間を人質に取ろうとしてやがる。
安藤とかいうのとか、竹内理緒とかそういう名前の奴らだ。
それ以外でも、関係者と分かったら絶対容赦はしないだろうな。
雪輝日記とやらを取り戻すためには、どうやら手段は選ばないらしい。

……おっかないことこの上ない。

そうして、歩き出そうとするその直前の事だった。
――どうやら、放送とやらが始まるらしい。

その最中。
読み上げられる名前の最初の方で、雪輝がぴたりと固まった。

「――そんな、秋瀬君まで……?」

それは、どっかで聞き覚えのある名前だった。
歩の兄ちゃんも、沈痛な表情をして目を瞑っている。
まだら金髪に赤コートの表情も似たようなもんだ。


敵対感情とか、利害の一致とか、そんなのを全部抜きにして。
ここに集った全員が、静かに放送に耳を傾ける。

彼らはみんな、沈黙のうちに思い思いの感情を整理しているんだろう。
たった一人――我妻由乃を除いては。


嬢ちゃんがじっと見つめる視線の先には、一つの鞄が落っこちている。
誰のものかも分からないそれの破れた穴からは、白い楽譜と禍々しい程に赤いアクセサリーが覗いていた。


【G-2/中・高等学校校庭/1日目/昼(放送中)】

【鳴海歩@スパイラル~推理の絆~】
[状態]:疲労(小)、貧血(小)左肩に深い刺創(布で縛って出血を抑えている)
[服装]:月臣学園の制服(血に染まりつつある)
[装備]:小型キルリアン振動機“チェシャキャット”(バッテリー残量100%)@うしおととら、雪輝日記@未来日記
[道具]:支給品一式、医療棟カードキー、破魔矢×1、社務所の売り物(詳細不明)×0~3
[思考]
基本:主催者と戦い、殺し合いを止める。
0:放送を聞き、その内容を検討。
1:結崎ひよのに連絡を取り、今後の相談をしたい。
2:グリフィスを研究所に連れて行き、医療棟を探して自分の肩もろとも治療する。
3:ヴァッシュに同道してもらい、グリフィスと自分の護衛として動いてほしい。
4:少し時間をおいた後、天野雪輝に連絡。
  グリフィスが納得する形での協力関係を模索する。
5:島内ネットを用いて情報収集。
6:首輪を外す手段を探しつつ、殺し合いに乗っていない仲間を集める。
7:安藤と東郷が携帯電話を入手したら、密な情報交換を心がける。第三回放送の頃に神社で、場合によっては即座に合流。
8:自分の元の世界での知り合いとの合流。ただし、カノン・ヒルベルトの動向には警戒。
9:『砂漠の星の兄弟(姉妹?)』に留意。
10:『うしおととら』と、彼らへの言伝について考える。
11:神社の本殿の封印が気になる。
12:コピー日記の紛失について苦い思いと疑念。
13:リヴィオや或の死について――?
[備考]
※第66話終了後からの参戦です。自分が清隆のクローンであるという仮説に至っています。
 また時系列上、結崎ひよのが清隆の最後の一手である可能性にも思い至っています。
※主催者側に鳴海清隆がいる疑念を深めました。
 また、主催者側にアイズ・ラザフォードがいる可能性に気付きました。
※会場内での言語疎通の謎についての知識を得ました。
※錬金術や鋼の錬金術師及びONE PIECEの世界についての概要を聞きましたが、情報源となった人物については情報を得られていません。
※安藤の交友関係について知識を得ました。また、腹話術について正確な能力を把握しました。
※未来日記について、11人+1組の所有者同士で殺し合いが行われた事、未来日記が主観情報を反映する事、
 未来日記の破壊が死に繋がる事、未来日記に示される未来が可変である事を知りました。
※考察に関しては、第91話【盤上の駒】を参照。

【グリフィス@ベルセルク】
[状態]:ショックによる重度意識障害、疲労(小)、両脚を大腿部から喪失、
    全身(特に顔面)に擦過傷(中)、鼻骨粉砕、左手首骨折、左眼球失明、
    頸椎捻挫(中)、内臓にダメージ(小)、貧血(大)
[服装]:血塗れでボロボロの貴族風の服
[装備]:居合番長の刀@金剛番長
[道具]:支給品一式
[思考]
基本:部下を集め、主催者を打倒する。
0:…………。
1:ガッツと合流したい。
2:殺し合いに乗っていない者を見つけ、情報の交換、首輪を外す手段を見つける。
3:役に立ちそうな他の参加者と繋ぎをつけておく。ゆの、沙英、銀時との再合流は状況次第。
4:未知の存在やテクノロジーに興味。
5:ゾッドは何を考えている?
6:あの光景は?
7:鳴海歩へ強い興味。
8:喪失感による強い絶望。
[備考]
※登場時期は8巻の旅立ちの日。
 ガッツが鷹の団離脱を宣言する直前です。
※ゆのの仲間の情報やその世界の情報について一部把握しました。
※沙英、銀時と軽く情報交換しました。
※自分の世界とは異なる存在が実在すると認識しました。
※会場を囲む壁を認識しました。
※風火輪で高空を飛ぶと急激に疲れることに気付きました。


【ヴァッシュ・ザ・スタンピード@トライガン・マキシマム】
[状態]:頬に擦過傷、疲労(小)、黒髪化3/4進行
[服装]:真紅のコートにサングラス、リヴィオの帽子
[装備]:ヴァッシュ・ザ・スタンピードの銃(3/6うちAA弾0/6(予備弾23うちAA弾0/23))@トライガン・マキシマム
[道具]:支給品一式、ダーツ@未来日記×1、不明支給品×1
[思考]
基本:誰一人死なせない。生き延びて、リヴィオの帽子を持ち帰る。
0:放送を聞く。
1:鳴海歩に同道、研究所にグリフィスを連れていく。
2:ロビンを探したい。
3:ナイブズは一体何を――?
4:趙公明を追いたいが、手がかりがない。
5:参加者と出会ったならばできる限り平和裏に対応、保護したい。
6:なるべく早く植木達と合流したい。
7:リヴィオに――。
[備考]
※参戦時期はウルフウッド死亡後、エンジェル・アーム弾初使用前です。
※エンジェル・アームの制限は不明です。
 少なくともエンジェル・アーム弾は使用できますが、大出力の砲撃に関しては制限されている可能性があります。

【天野雪輝@未来日記】
[状態]:健康
[装備]:無差別日記@未来日記、ダブルファング(残弾25%・25%、100%・100%)@トライガン・マキシマム
[道具]:支給品一式×2、違法改造エアガン@スパイラル~推理の絆~、鉛弾19発、
    ハリセン、ダブルファングのマガジン×8(全て残弾100%)、不明支給品×1
[思考]
基本:ムルムルに事の真相を聞きだす。
0:放送を聞く。
1:由乃を制御していく。
2:これ以上由乃を刺激しないよう、いったん鳴海歩と距離を取る。
  後ほどあらためて交渉したい。
3:寝ている時に見たあの夢は何だろう?
4:リヴィオや或の死に動揺。
[備考]
※原作7巻32話「少年少女革命」で由乃の手を掴んだ直後、7thとの対決前より参戦。
※咲夜から彼女の人間関係について情報を得ました。
グリードから彼の人間関係や、錬金術に関する情報を得ました。
秋瀬或やグリフィスと鳴海歩の繋がりには気付いていません。
※無差別日記の機能が解放されました。


【我妻由乃@未来日記】
[状態]:疲労(中)
[服装]:やまぶき高校女子制服@ひだまりスケッチ
[装備]:飛刀@封神演義
[道具]:支給品一式×6、パニッシャー(機関銃 100% ロケットランチャー 1/1)(外装剥離) @トライガン・マキシマム、
    関銃弾倉×2 ロケットランチャー予備弾×1、
    FN P90(50/50) FN P90の予備弾倉×1、メモ爆弾、
    拡声器、各種医療品、機研究所のカードキー(研究棟)×2、
    不明支給品×2(一つはグリード=リンが確認済み、もう一つは武器ではない)
[思考]
基本:天野雪輝をこの殺し合いの勝者にする。
0:放送を聞く。
1:雪輝日記を取り返すため鳴海歩の関係者に接触し、弱点を握りたい。
  人質とする、あるいは場合によっては殺害。
2:ユッキーの生存を最優先に考える。役に立たない人間と馴れ合うつもりはない。
3:邪魔な人間は機会を見て排除。『ユッキーを守れるのは自分だけ』という意識が根底にある。
4:『まだ』積極的に他人と殺し合うつもりはないが、当然殺人に抵抗はない。
5:鳴海歩と安藤(兄)の伝言相手に会ったら、状況によっては伝えてやってもよい。
6:校門付近のデイパックの内容物に興味。
[備考]
※原作6巻26話「増殖倶楽部」終了後より参戦。
※安藤(兄)と潤也との血縁関係を疑っています。
※秋瀬或やグリフィスと鳴海歩の繋がりには気付いているかは不明です。
※飛刀は普通の剣のふりをしています。

※風火輪@封神演義がグリフィスの両脚に接続したまま、グリフィスから数メートル離れた場所に転がっています。

※エレンディラの杭打機(23/30)@トライガン・マキシマム 、リヴィオのデイパック(支給品一式、手錠@現実×2、ニューナンブM60(5/5)@現実×1、
 .38スペシャル弾@現実×20、、警棒@現実×2、詳細不明調達品(警察署)×0~2、警察車両のキー 、No.11ラズロのコイン@トライガン・マキシマム)がリヴィオの死体付近に転がっています。

※単分鎖子ナノ鋼糸は、レガートの死体の持つ一本を除いて校庭にバラバラに撒き散らされています。

※デイパック(真紅のベヘリット@ベルセルク、鳴海歩のピアノ曲の楽譜@スパイラル~推理の絆~)が校門付近に落ちています。


【飛刀@封神演義】
趙公明の部下余化が所有し、後に黄飛虎、黄天祥が愛剣とした刀型の妖精。
自我を持ち、任意の形状に変形、伸縮できる特性を持つほか、触れた人間の記憶を読み取り
刀身部位に幻影を映し出すことも可能。
性格は至って小物で長い物には巻かれる主義。
しかし、何だかんだ言って根本的には人がいい憎めない存在である。




《 Aru Akise -寓話探偵 / 観測者- 》


「……多分、すぐ近くにいらっしゃるんでしょう?
 少しお話したい事があるのですが」

「……場所の特定はできなかったが、心音は消えていなかったからな。
 どういう絡繰かは知らないが、幻を見せて俺の攻撃を避けたのは分かっている」

「音源の撹乱は気圧変化による音波の屈折――、
 視覚情報も同じ原理による蜃気楼ですよ。
 まあ、余波だけでも実際に気絶してしまったのは誤算でしたけどね」

「どういう了見だ?
 種も明かした以上、同じ手は二度と通じんぞ」

「……いえ、今に限っては平気でしょう。
 あなたは僕を――僕達を殺すつもりはない。
 そうでなければあんな事はしなかった、そうですよね?」

「何を言いたいのか分からないな」

「あのヴァッシュという人を呼んだのは、貴方だ。
 指向性を持った音波をヴァッシュさんに向けて放ったからこそ、あの人が学校を目指した。
 そして、我妻さんへの抑止力となることを目論んだんです」

「あの男を見かけたのは偶然だ。
 ブルーサマーズに睨まれた時は相当慌てていてな、荷物も少し失くしてきた」

「……何故そんな真似をしたんです?」

「“『歯』が立たなくたって、『牙』なら突き立てられるかもしれませんよ”……か」

「え?」

「なんでもない。ただの気まぐれだ」

「……そうですか」

「ああ」

「コピー日記とは、歩さんも随分とエゲツない札を隠し持っていたものですね。
 まあ、どさくさに紛れて回収できたのは幸いでしたが」

「……唐突だな。何が言いたい?」

「気まぐれついでにひとつ、あなたにお願いがあるのですが。
 ロハでとは言いません、今後あなたの事は一切漏らさないと確約しますよ」

「……別に俺はパートを変えたつもりはない。
 バリトンに浸りきった奴がソプラノを担当しても、コミックバンドにしかならないだろう?」

「僕にはドブのように淀んでいたはずのあなたの目が、少し色を取り戻したように見えますが。
 ……闇の底で光を見つけでもしましたか?」

「錯覚だな。減らず口を叩くなら、お喋りはこれきりだ」

「……人は生きる限り常に情報を取り込み、少しずつその在り様を変えていきます。
 変化は決して、悪い事じゃありませんよ。特にどん底にいるならなおのこと、後は駆け上がるだけですからね」

「餓鬼が知ったような言葉を吐くな。
 ……俺に何を求めているんだ」

「人の声を聞き分けて対となる位相で打ち消せる――、
 それはつまり、言葉さえその楽器で再現可能という事ですよね?
 ……間もなく訪れる放送の時、その主の声と同じ波長で、僕の名前をあちらにいる彼らに聞かせてください。
 僕の死を、偽装してほしいんですよ」

「どんな企みをするつもりだ?」

「僕なりに、運命に抗おうと思いましてね。
 ……それが、僕の死に憤ってくれた人への返礼です。
 彼に謝ることがもう不可能だというのなら、せめて僕は自分の嘘を貫きたい。
 死人の立場でしか、出来ない事があるはずですから」

「――一度だけだ。
 その後は俺はまた、闇の底に舞い戻る。
 結局、それしかできる事などないのだから」

「感謝します」


【G-2/中・高等学校裏庭/1日目/昼(放送中)】

【秋瀬或@未来日記】
[状態]:疲労(小)、左肩に銃創、右こめかみに殴打痕、感覚機器がやや麻痺
[装備]:コピー日記@未来日記、クリマ・タクト@ONE PIECE
[道具]:支給品一式、各種医療品、 天野雪輝と我妻由乃の思い出の写真
    ニューナンブM60(5/5)@現実×2、.38スペシャル弾@現実×20、
    警棒@現実×2、手錠@現実×2、携帯電話、
    A3サイズの偽杜綱モンタージュポスター×10、
    A3サイズのレガートモンタージュポスター×10、
[思考]
基本:雪輝の生存を優先。『神』について情報収集及び思索。(脱出か優勝狙いかは情報次第)
0:放送を聞く。
1:『神』の謎を解く
2:偽装した自身の死を利用して、歩や由乃に感づかれないよう表に出ずに立ち回る。
3:コピー日記により雪輝たちの動向を把握、我妻由乃対策をしたい。
4:探偵として、この殺し合いについて考える。
5:偽杜綱を警戒。モンタージュポスターを目に付く場所に貼っておく。
6:蒼月潮、とら、リヴィオの知人といった名前を聞いた面々に留意。
7:探偵日記の更新は諦めるが、コメントのチェックなどは欠かさない。
8:『みんなのしたら場』管理人を保護したい。
9:リヴィオへの感謝と追悼。
[備考]
※参戦時期は9thと共に雪輝の元に向かう直前。
※蒼月潮の関係者についての情報をある程度知りました。
※リヴィオからノーマンズランドに関する詳しい情報を得ました。
※鳴海歩について、敵愾心とある程度の信頼を寄せています。
※鳴海歩から、ブレード・チルドレンと鳴海清隆、鳴海歩、ミズシロ・ヤイバ、ミズシロ・火澄、
 並びにハンター、セイバー、ウォッチャーらを取り巻く構図について聞きました。
 ただし、個人情報やスキルについては黙秘されています。
※鳴海歩との接触を秘匿するつもりです。
※【鳴海歩の考察】の、3、4、6について聞いています。
 詳細は第91話【盤上の駒】鳴海歩の状態表を参照。
※みねねのメールを確認しました。
 みねねが出会った危険人物及び首輪についてのみねねの考察について把握しました。
※参加者は平行世界移動や時間跳躍によって集められた可能性を考えています。
※ミッドバレイとリヴィオの時間軸の違いを認識しました。
※ガッツと胡喜媚を要注意人物と認識しました。ガッツ=胡喜媚で、本性がガッツだと思っています。
※コピー日記(無差別日記)の機能が解放されました。

【ミッドバレイ・ザ・ホーンフリーク@トライガン・マキシマム】
[状態]:疲労(小)、背中に裂傷(治療済)
[服装]:白いスーツ
[装備]:ミッドバレイのサックス(100%)@トライガン・マキシマム
[道具]:支給品一式×3、サックスのマガジン×2@トライガン・マキシマム、
    ベレッタM92F(15/15)@ゴルゴ13、ベレッタM92Fのマガジン(9mmパラベラム弾)x3、
    イガラッパ@ONE PIECE(残弾50%)、エンフィールドNO.2(1/6)@現実、銀時の木刀@銀魂、
    ヒューズの投げナイフ(7/10)@鋼の錬金術師、ビニールプール@ひだまりスケッチ
    月臣学園女子制服(生乾き)、肺炎の薬、医学書、
    No.7ミッドバレイのコイン@トライガン・マキシマム 、No.10リヴィオのコイン@トライガン・マキシマム、
[思考]
基本:ゲームには乗るし、無駄な抵抗はしない。しかし、人の身で運命を覆すかもしれない存在を見つけて……?
0:ナイブズ、ヴァッシュ、由乃に対する強烈な恐怖。
1:慎重に情報を集めつつ立ち回る。殺人は辞さない。
2:強者と思しき相手には出来るだけ関わらない。特に人外の存在に強い恐怖と嫌悪。
4:或の情報力を警戒しつつも利用価値を認識。
5:ゲームを早く終わらせたい。
6:鳴海歩を意識。ひとまずは放置するが、もし運命を打開して見せたなら――?
[備考]
※死亡前後からの参戦。
※ハヤテと情報交換し、ハヤテの世界や人間関係についての知識を得ています。
※ひよのと太公望の情報交換を盗み聞きました。
 ひよのと歩について以外のスパイラル世界の知識を多少得ています。
 殷王朝滅亡時点で太公望の知る封神計画や、それに関わる人々の情報を大まかに知っています。
※呼吸音や心音などから、綾崎ハヤテ、太公望、名称不明の少女(結崎ひよの)の死亡を確認しています。
※ガッツと胡喜媚を危険人物と認識しました。ガッツ=胡喜媚で、本性がガッツだと思っています。


【ミッドバレイのサックス@トライガン・マキシマム】
凄まじい音量と音域の広さを持ち、衝撃波による攻撃さえ可能なミッドバレイの特注サックス。
衝撃波は物理的な破壊のみならず、脳の中枢を共振させて視覚障害などの内部ダメージを与える事すら可能とする。
また、機関銃が仕込まれており、音楽を奏でる余裕がない場合や奇襲にも用いることができる。
ちなみに、アニメ版ではシルヴィアという名前がつけられている。



【リヴィオ・ザ・ダブルファング@トライガン・マキシマム 死亡】
【レガート・ブルーサマーズ@トライガン・マキシマム 死亡】


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