「はぁ…」
殺し合いの場の一環、じゃぱりとしょかんの椅子に腰掛けて項垂れている1人の少女がいた。
彼女の名はゼシカ。この殺し合いが始まる時、フラウィーに無謀にも反抗し、見せしめに殺されるかと思いきやフラウィーの気分で生かされた魔法使いだ。
しかし、ゼシカ本人は決してそれを『幸運だった』だとは思わない、思う筈もない。
(あの異国の服装をした男の人、私が殺したようなものじゃない……)
ゼシカの脳裏に浮かぶのは、見せしめとして半ばゼシカの身代わりに殺された男性。
死の恐怖が目前に迫っているのにも関わらず、フラウィーに啖呵を切ったその姿のは賞賛に値するが、やはり罪悪感というものは何処までもついてくるものだ。
死の恐怖が目前に迫っているのにも関わらず、フラウィーに啖呵を切ったその姿のは賞賛に値するが、やはり罪悪感というものは何処までもついてくるものだ。
(あの人、私を憎んでいるかしら……だって、私があの花に反抗したから、あの人は殺されたわけだし……
ああもう、ネガティブに考えてるんじゃないわよ私!)
ああもう、ネガティブに考えてるんじゃないわよ私!)
そういうネガティブな考えを吹き飛ばすようにパァンっ!と自分の頬を叩き、それまで確認していなかった支給品と、名簿の確認をする。
まずは名簿の確認。名簿には、ヤンガスとミーティア姫を除く旅の仲間、そして、
(うっわ、あのどこでもイヤミ男までいるの……? コイツにだけは会いたくないわね……)
顔を合わせる度に、ゼシカ達に嫌味を言ってくるマルチェロの名前があった。
マルチェロはともかく、エイトにククール、それにトロデも間違いなくこの殺し合いを止めるために動くだろう。
無論、ゼシカもフラウィーの言いなりになどならず、この殺し合いを止めるつもりだ。
続いて支給品の確認……なのだが、残念ながらゼシカに支給されたものに、戦力を高められるものは入っていなかった。
具体的には、全く切れない、まるで子供のおもちゃのようなナイフが1本に、1羽の足に『うこぎ』と書かれた紙がついたスズメ。
いくらゼシカに呪文があるといえど、マジックパワーは有限であり、さらにその呪文が全く通用しない敵がいないとも限らない。
それ故、まずはこの殺し合いを止めようとする仲間を探し、それと並行してエイトやククール、トロデも見つけ出すことにしたゼシカ。
「さ、行くわよ、うこぎ」
「チュン!」
「チュン!」
項垂れていたさっきまでの自分とはもうおサラバ。
『殺し合いを止める』という決意を抱き、ゼシカは歩みを始めるのであった……
『殺し合いを止める』という決意を抱き、ゼシカは歩みを始めるのであった……
【G-7/じゃぱりとしょかん/1日目/深夜】
【ゼシカ@ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君】
[状態]:健康
[服装]:いつもの服装
[装備]:
[道具]:基本支給品一式、おもちゃのナイフ@UNDERTALE
[思考]
基本:あのクソ花(フラウィー)をぶちのめす
1:まずは仲間を探しましょう
[備考]
参戦時期は少なくともサヴェッラ大聖堂でマルチェロに嫌味を言われた後です
[状態]:健康
[服装]:いつもの服装
[装備]:
[道具]:基本支給品一式、おもちゃのナイフ@UNDERTALE
[思考]
基本:あのクソ花(フラウィー)をぶちのめす
1:まずは仲間を探しましょう
[備考]
参戦時期は少なくともサヴェッラ大聖堂でマルチェロに嫌味を言われた後です
【うこぎ@鬼滅の刃】(支給品)
[状態]:健康
[思考]:とりあえずゼシカについていく
[状態]:健康
[思考]:とりあえずゼシカについていく
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