「志望業界の数社しかエントリーしていない」という、いささか極端な考え方から、エントリーする企業を絞りすぎる人がよくいますが、危険です。
そうした考えの学生と話していると、だいたいは「御社の業務は自分の天職 である」ということを言われます(ここまでストレートにはあまり言いませんが)。
しかし、「天職」というものは、20歳そこそこの若者の知識や経験をベースに、就職活動のガイド本を数冊読んだ程度でわかるものでは決してありません。
古いことわざにもありますが、生涯の仕事というのは、偶然めぐり合った経験がまずベースにあって、その上で方向性が見えてくるものです。
ですから、まずはできるだけ多くの業界にエントリーしましょうね。
ちなみに、最もよいエントリー数は、30社~40社程度だと思います。
根拠としては、まず選考の集中する時期が3-5月の2ヶ月間として、約60日間あるわけですが、
1日2社と会えば120回面接できるわけで、1社あたり4回会うなら30社、3回会うなら40社回れます。
これ以上やると、体力的にも、集中力的にも、いささか無理がきそうです。
効率面を考え、まずは業界トップを3社ずつ、10~15業界程度でどうでしょうか。
最終更新:2010年03月22日 19:20