無くならないビジネスを選ぼう

「斜陽産業」という言葉を知っていますか?

これは、存在が無くなっていこうとしている産業のことをいいます。

昔で言えば、アメリカの馬車産業。

これは、自動車の登場・普及とともにどんどん傾いていきました。

今となっては跡形もありません。

また、最近で言えば、日本の炭鉱業などがあるでしょう。

石油の登場と発展途上国からの安い輸入石炭によって、今では日本国内で操業している炭鉱はゼロです。

これらの産業で働いていた人達は、ほぼ全員職を失ってしまいました。

また、なくなる前からも、リストラが続き、賃下げ、首切り、仕事量の増加が相次いでいたはずです。



反面、「永遠に無くならないサービス 」であれば、こうした事態は避けられます。

仮に業界内の競争で自分の会社が負けても、自分がそこそこ優秀であれば、他の企業に転職すればよいだけです。

要は、斜陽産業の会社には入らないほうがいいということです。

では、斜陽産業とは具体的にどこの業界なのでしょうか?





ためしにGoogleで検索してみると、以下のような連想ワードが出てきました。

テレビ 斜陽産業 自動車 斜陽産業 新聞 斜陽産業 大学 斜陽産業 パチンコ 斜陽産業



実際、テレビ、新聞は相当キツいです。

そちらへ進んだ大学の同級生も、「ネットに潰されるのは時間の問題。なんせむこうはタダだから。40台後半までのおじさん達は逃げ切れるけど、俺は無理かな」とぼやいていました。

馬車に対する自動車ほどではないですが、マスコミに対するインターネットというのは、恐るべき存在のようです。

また、後ろの2つ(大学、パチンコ)はあまり詳しくないので、よくわかりません。



なお、私見ですが、「自動車産業」というのは斜陽産業ではありません。

たしかに、リーマンショックで直近の売り上げは低迷していますし、「若者が買わない」という声や、「環境に悪い」という声も聞きます。

しかし、現在、世界では中国、インド、ブラジル、ロシアなどの新興国で中間所得層が生まれつつあり、

彼らの多くが車を買うようになる時代が来ようとしていますから、そのインパクトははかりしれないと思うわけです。

「若者が買わない」のは、あくまで日本国内(というか成長の止まった先進国全般)限定の話。

「環境に悪い」ことは、大昔から人間がやってきたことですし、今更よやかく言ってもとめられるものではありません。

そういう意味で、自動車はしばらくは安泰だと思います。

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業界研究
最終更新:2010年03月22日 20:55