★ライバルが手薄な会社を狙おう

これが意外と難しいです。

というのも、大学生は、大昔から商社、広告代理店、航空会社、旅行代理店が大好きですし、今後も変わるとは思えないからです。

しかし、そういった業界を目指すことは、以下のような欠点があります。

1.優秀なライバルが多く、入社が難しい

2.優秀なライバルが多く、出世競争が厳しい

3.必ずしも優良な業界とは限らない

1、2については感覚的に納得していただけるでしょう。

入社できなければどうしようもありませんし、ある程度は出世しないと給料は上がりません 。

3については、例えば航空会社では最近JALが倒産しましたし、旅行代理店も壊滅状態です。

つまり、就職人気ランキングなどで上位の業界ばかりを目指すのは、賢明とはいえないことが多々あるのです。

では、どうすればいいのでしょうか?







私が提案するのは、不人気な企業に行くという手です。

ただし、これも上と同様見極めが重要で、

つぶれそうだから不人気な企業

などには、間違っても行ってはいけません。

あくまで、好業績、相対的にライバルが手薄(入社前も入社後も)の両方を兼ね備えた業界、企業を選ぶべきです。

裏を狙うというやつです。

ではどう選ぶ(探す、狙う)べきでしょうか?



私がおすすめする選別基準は、以下の3つです。

1.人気ランキングでそこまで上位ではない

2.不祥事、リーマンショックなどで足元では苦しくなっているが、中長期では持ち直す公算の高い企業

3.業界内の他社と比較して何らかの優位性がある

要は、目立たないor過小評価されている優良企業を目指しましょうということです。

例えば、旅行代理店などから内定をもらえば、友達には数ヶ月自慢できるかもしれません。

しかし、数年後には、自慢どころではない状態が確実に待っているでしょう。

(ちなみに、リンクを見ればわかりますが、旅行代理店は超斜陽産業です)
ちきりんの日記:JTBが斜陽な件についてのコメント


また、業界内でのランキングや立ち位置は極めて重要です。

昨今は「業界再編」が多発しているので、業界内ランキングが上位の企業でないと、吸収されて出世の難しい会社人生になりかねません。

また、同じ理由で、独自の立ち位置が無いと、生き残ることは難しいです。

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業界研究
最終更新:2010年03月21日 21:55