これが意外と難しいです。
というのも、大学生は、大昔から商社、広告代理店、航空会社、旅行代理店が大好きですし、今後も変わるとは思えないからです。
しかし、そういった業界を目指すことは、以下のような欠点があります。
1.優秀なライバルが多く、入社が難しい
2.優秀なライバルが多く、出世競争が厳しい
3.必ずしも優良な業界とは限らない
1、2については感覚的に納得していただけるでしょう。
入社できなければどうしようもありませんし、ある程度は出世しないと給料は上がりません 。
3については、例えば航空会社では最近JALが倒産しましたし、旅行代理店も壊滅状態です。
つまり、就職人気ランキングなどで上位の業界ばかりを目指すのは、賢明とはいえないことが多々あるのです。
では、どうすればいいのでしょうか?
私が提案するのは、不人気な企業に行くという手です。
ただし、これも上と同様見極めが重要で、
つぶれそうだから不人気な企業
などには、間違っても行ってはいけません。
あくまで、好業績、相対的にライバルが手薄(入社前も入社後も)の両方を兼ね備えた業界、企業を選ぶべきです。
裏を狙うというやつです。
ではどう選ぶ(探す、狙う)べきでしょうか?
私がおすすめする選別基準は、以下の3つです。
1.人気ランキングでそこまで上位ではない
2.不祥事、リーマンショックなどで足元では苦しくなっているが、中長期では持ち直す公算の高い企業
3.業界内の他社と比較して何らかの優位性がある
要は、目立たないor過小評価されている優良企業を目指しましょうということです。
例えば、旅行代理店などから内定をもらえば、友達には数ヶ月自慢できるかもしれません。
しかし、数年後には、自慢どころではない状態が確実に待っているでしょう。
また、業界内でのランキングや立ち位置は極めて重要です。
昨今は「業界再編」が多発しているので、業界内ランキングが上位の企業でないと、吸収されて出世の難しい会社人生になりかねません。
また、同じ理由で、独自の立ち位置が無いと、生き残ることは難しいです。
最終更新:2010年03月21日 21:55