「イルヴァ!こっちで間違いないのね?」
『はい、確かにこちらから並みのホラーなど及びもつかないほどの強烈な邪気を感じます』
富良洲高校につくなり感じた邪悪な気配。
探知能力を持たないイザークも手元のケミーたちの脅えようからどれほどの物か察することができる。
実際に脅えが伝播しているのもあるだろうが、腹の下あたりが重くなってくる感覚がある。
探知能力を持たないイザークも手元のケミーたちの脅えようからどれほどの物か察することができる。
実際に脅えが伝播しているのもあるだろうが、腹の下あたりが重くなってくる感覚がある。
(ルルーシュも居れば……ええい!何を弱気になっている!)
確かに仮面ライダーアークゼロワンという戦力は強大だ。
いてくれれば確かに勝ち筋は増える。
だがそれが居ないからと言って今弱気になる理由にはならない。
いてくれれば確かに勝ち筋は増える。
だがそれが居ないからと言って今弱気になる理由にはならない。
(それに今から向かう先にいる邪悪な何かに錬金アカデミーを掌握されたらいよいよ笑い話にならんのも事実だ)
だからルルーシュと装備開発、および修理でこそ本領を発揮するくるみは錬金アカデミー内部に入り、マシンの番をするエリザベスとオフィーリアを除く全員で向かうことになったのだ。
たどり着いた先は茶色い壁に覆われたエリアで、その上から金色の大魔人が地上にいる何かと戦っているのが見える。
たどり着いた先は茶色い壁に覆われたエリアで、その上から金色の大魔人が地上にいる何かと戦っているのが見える。
「あの怪物は……」
「これは、なにこの……壁?
土でできてるみたいだけど……」
土でできてるみたいだけど……」
『おそらく、何かの術で造られたものです。
結界や罠の類は感じ取れなので中に入るだけなら何の問題もないはずです』
結界や罠の類は感じ取れなので中に入るだけなら何の問題もないはずです』
<TUNE UP! GEKIOCOPTER!>
コプターバーサークを装着したヴァルバラドに鉄鋼したイザークは二人を抱えてホバリングして壁の上に上った。
「あれって、セリカちゃん!」
「それにガンダムや仮面ライダーまで」
「どうやら状況は我々が想像していたより悪いようだな」
新たな存在の介入に気付いた金色の仮面ライダーがドライバーを操作した。
<テウルギア!>
赤黒い波動を剣にまとわせ、飛び上がって金色の魔人、エルドリッチをブラインドにするように回り込んでから斬撃を放つ。
「散れ!」
イザークの指示でバラバラに飛びのいた三人の元居た場所にエルドリッチを切り裂きながらエネルギーの斬撃が飛来する。
このまま金色のライダー、仮面ライダーエルドが相手するかと思われたが、すぐにエルドリッチが再生を始める。
このまま金色のライダー、仮面ライダーエルドが相手するかと思われたが、すぐにエルドリッチが再生を始める。
「たった一度の再生程度で黄金郷の王の姿を象ろうとは片腹痛い。
ディアッカ!」
ディアッカ!」
「喜んでぇ!」
「なっ!ディアッカだと!?」
イザークの驚愕の声を他所にエルドとギーツレーザーブーストの位置が前触れなく入れ替わる。
入れ替わった場所から暴風拳(テンペスト)と炎身焦熱(アグニドライブ)を利用した跳躍でようやく再生しきったエルドリッチの頭に飛び乗り、手にしたサウザンドジャッカーのエンドグリップのリングを引っ張る。
入れ替わった場所から暴風拳(テンペスト)と炎身焦熱(アグニドライブ)を利用した跳躍でようやく再生しきったエルドリッチの頭に飛び乗り、手にしたサウザンドジャッカーのエンドグリップのリングを引っ張る。
<ジャックライズ!>
<JACKING BREAK!>
金色のエネルギーを充填したギーツは実質的にエルドリッチの復活時のパワーアップを無効化したうえで一閃。
再びエルドリッチは爆散してしまった。
残ったカードが十代の手元に戻るより早く再びエルドとディアッカの位置が入れ替わり、エルドが黄金の光線を浴びせる。
エルドリッチのカードは金色一色に染め上げられ、効力を失ったようにその場で重力に従って落下。
エルドに回収されてしまった。
再びエルドリッチは爆散してしまった。
残ったカードが十代の手元に戻るより早く再びエルドとディアッカの位置が入れ替わり、エルドが黄金の光線を浴びせる。
エルドリッチのカードは金色一色に染め上げられ、効力を失ったようにその場で重力に従って落下。
エルドに回収されてしまった。
「エルドリッチ!」
「さて、これで新しいお客をもてなせる」
舞衣とゴドウが剣を抜く中、イザークが一人前に出る。
「答えろ。
お前が……お前がディアッカを殺したのか!?」
お前が……お前がディアッカを殺したのか!?」
「彼は良い拾い物だった。
この儀式に巻き込まれてから錬成したデスマスクの中で一番の出来だよ。
コーディネイター、実によい素体だ」
この儀式に巻き込まれてから錬成したデスマスクの中で一番の出来だよ。
コーディネイター、実によい素体だ」
「ふざけろ!」
<TUNE UP! GUTSSHOVEL!>
トライカスタム形態に鉄鋼したエルドに突撃する。
だがまたしてもエルドとギーツが入れ替わり、サウザンドジャッカーを片手に立ちふさがる。
だがまたしてもエルドとギーツが入れ替わり、サウザンドジャッカーを片手に立ちふさがる。
「貴様ぁ!」
「お前も死んでグリオン様のデスマスクになれよぉ!
最っ高の気分だぜ!大・親・友ぅ!」
最っ高の気分だぜ!大・親・友ぅ!」
「その声でしゃべるなぁあああーーーっ!!!」
「まずい……私がイザークさんのフォローを!」
「ああ!」
走り出す舞衣とゴドウ。
だがそこに冥黒キャルがマジアサルファを彼女の身の丈を超える岩をぶつけて舞衣の前に転がすように押し出す。
だがそこに冥黒キャルがマジアサルファを彼女の身の丈を超える岩をぶつけて舞衣の前に転がすように押し出す。
「駄目よあなたたち。
お母様のショーはここからなんだから」
お母様のショーはここからなんだから」
キャルと同じ姿をしたデスマスクに沙耶香と仲良さげだった本物のキャルの姿を思い出す。
「っ!……あなたが沙耶香ちゃんと出会う前に倒します!」
「倒す?私を?
それよりももっと別にやることが……」
それよりももっと別にやることが……」
冥黒キャルがその続きをいうことはなかった。
黒紫色の粒子をまとった何かが高速で飛来し、彼女を轢きつぶして粉々にしてしまったからだ。
黒紫色の粒子をまとった何かが高速で飛来し、彼女を轢きつぶして粉々にしてしまったからだ。
肺に取り込んだ時と、吐き出した時で空気の温度が変わっているのがわかる。
短い間だったが、アイドルとして踊り歌った頃でもこんなに意気が上がったことも手足を振り上げたこともない。
短い間だったが、アイドルとして踊り歌った頃でもこんなに意気が上がったことも手足を振り上げたこともない。
「はぁ……はぁ……」
逆手持ちの奇妙な剣術と超高速移動を駆使するギーツ相手に性能差と超予測で最初は優位にさえ立った蘭子の変身するゼロツーだったが、時間がたつほどその優位は失われていった。
「はっ!どんなに使ってる仮面ライダーがよかろうが、パイロットはポンコツのナチュラル!
単純スピードで俺のギーツを凌駕してもバテるの待てばこっちのもんなんだよ!」
単純スピードで俺のギーツを凌駕してもバテるの待てばこっちのもんなんだよ!」
今まで変身したマルガムと勝手が違うのはまだいい。
誰かを傷つける変身ではないし、負のエネルギーを使っているわけでもない。
だが、仮面ライダーゼロワンの世界において最強の一角である仮面ライダーゼロツーの力は誰にでも扱えるものではない。
今までの変身者を振り返って見てもゼロワンとして滅亡迅雷.netや数々のマギア、レイダー、悪の仮面ライダーと戦ってきた飛電或人、そもそも人間以上に頑強な肉体を持つヒューマギアのイズ。
そして伝説の輝きでもって己が世界を守る生ける伝説仮面ライダーレジェンドと、三人とも蘭子に比べて圧倒的に高い肉体スペックや戦闘経験を持つ者ばかり。
専用の徹底チューンでもしない限り今の蘭子にゼロツーの力を十全に引き出すことはかなわないだろう。
誰かを傷つける変身ではないし、負のエネルギーを使っているわけでもない。
だが、仮面ライダーゼロワンの世界において最強の一角である仮面ライダーゼロツーの力は誰にでも扱えるものではない。
今までの変身者を振り返って見てもゼロワンとして滅亡迅雷.netや数々のマギア、レイダー、悪の仮面ライダーと戦ってきた飛電或人、そもそも人間以上に頑強な肉体を持つヒューマギアのイズ。
そして伝説の輝きでもって己が世界を守る生ける伝説仮面ライダーレジェンドと、三人とも蘭子に比べて圧倒的に高い肉体スペックや戦闘経験を持つ者ばかり。
専用の徹底チューンでもしない限り今の蘭子にゼロツーの力を十全に引き出すことはかなわないだろう。
(だったら、私が絶対に敵の一人を釘付けにすればいいわ!
サルファがフリーになれば、宝太郎さんたちを助け出してあのライダーもどきを倒して残る全員で戦える!)
サルファがフリーになれば、宝太郎さんたちを助け出してあのライダーもどきを倒して残る全員で戦える!)
戦闘経験の少ない蘭子は起こった事態を純粋に受け止め事態に対処する。
「ディアッカ、交代だ」
「御意!」
だが、なかなかうまくいかない。
ギーツレーザーブーストもエルドも強力な仮面ライダーだ。
その上手数も多い。
しかもその中の一つにある位置替えが本当に厄介だ。
瞬時に全く戦闘スタイルの違う相手と戦わされるということは、ゼロツーというより蘭子を大いに混乱され、倒されないまでも奴らの企みを阻止できない。
ギーツレーザーブーストもエルドも強力な仮面ライダーだ。
その上手数も多い。
しかもその中の一つにある位置替えが本当に厄介だ。
瞬時に全く戦闘スタイルの違う相手と戦わされるということは、ゼロツーというより蘭子を大いに混乱され、倒されないまでも奴らの企みを阻止できない。
「うらやましいぜ。
グリオン様に可愛がってもらったんだろ?
その幸福をかみしめてくたばれよ!」
グリオン様に可愛がってもらったんだろ?
その幸福をかみしめてくたばれよ!」
「御免よ!あなたたちなんかに!」
「無理すんなよ!
もうボロボロじゃねえ奴らのが少ねえって!」
もうボロボロじゃねえ奴らのが少ねえって!」
『蘭子、警戒してください!何か来ます!』
ゼアの忠告にギーツレーザーブーストを蹴飛ばして距離をとる。
これにはギーツも不審に思ったのか動きが止まる。
直後、轟音っと共に何かが着地した。
砂埃があはれて現れたのは……。
これにはギーツも不審に思ったのか動きが止まる。
直後、轟音っと共に何かが着地した。
砂埃があはれて現れたのは……。
「黒い、ヴァルバラド!?」
「あれは、リボンズを取り込んだあの!」
トラップを斬り伏せて檻も破壊したゴドウに救出された宝太郎とアナザージオウトリニティを相手にしていたキラ准将が困惑の声を上げる。
それを聞いたグリオンがエルドの仮面の下に醜悪な笑みを浮かべる。
それを聞いたグリオンがエルドの仮面の下に醜悪な笑みを浮かべる。
「これはこれは。
どうやら今日の星は私に微笑んでくれているようだ!」
どうやら今日の星は私に微笑んでくれているようだ!」
そう言ってグリオンは今までは遊ぶようにいなしていたヴァルバラドを叩き潰しにかかる。
まず振りかぶっていたショベルバーサークを片手で受け止め、次にならばと突き出されたコプターバーサークをもう片方の手で捻り上げる。
そしてがら空きになった胴体に多段蹴りを叩き込んで鉄鋼解除させてしまった。
まず振りかぶっていたショベルバーサークを片手で受け止め、次にならばと突き出されたコプターバーサークをもう片方の手で捻り上げる。
そしてがら空きになった胴体に多段蹴りを叩き込んで鉄鋼解除させてしまった。
「がはっ!ああぁ……」
「イザークさん!」
「イザーク・ジュール、覚えているか?
お前がデュエルとかいうおもちゃを手に入れたばかりのころのことだ。
轟沈する敵戦艦から飛び出したシャトルを撃ったな?」
お前がデュエルとかいうおもちゃを手に入れたばかりのころのことだ。
轟沈する敵戦艦から飛び出したシャトルを撃ったな?」
「なんの、話を……」
「今からお前に真実を見せてやろう」
そう言ってグリオンが錬金術を発動する。
イザークの視界が切り替わった。
荒い呼吸が嫌に耳に響く。
三面モニターにアカデミーで散々乗ったジンとは全く異なるコックピット。
愛機デュエルの物と同じGAT-Xシリーズのコクピットだ。
だが何かがおかしい。
肉体どころか視界さえ自由に動かせない。
イザークの視界が切り替わった。
荒い呼吸が嫌に耳に響く。
三面モニターにアカデミーで散々乗ったジンとは全く異なるコックピット。
愛機デュエルの物と同じGAT-Xシリーズのコクピットだ。
だが何かがおかしい。
肉体どころか視界さえ自由に動かせない。
(どうゆうことだ?
この袖、連合のパイロットスーツだと?)
この袖、連合のパイロットスーツだと?)
『重力にひかれてるのか!』
(この声……フリーダムのパイロット!
ということは、これはストライクに乗ってた頃のやつの記憶か!)
ということは、これはストライクに乗ってた頃のやつの記憶か!)
『デュエル!装備が……っ!』
視界の真ん中に自身の愛機、デュエルガンダムアサルトシュラウドが映る。
自身の愛機が迫ってくる奇妙な光景がしばらく続き、ローラシア級ガモフが第八艦隊旗艦とほぼ相打ちになる。
そしていよいよ機体が重力に抗いきれない高さになってきた。
ストライクはデュエルを蹴り上げて飛び上がろうとした。
そして二機の間を轟沈した旗艦から出てきたシャトルがよぎる。
自身の愛機が迫ってくる奇妙な光景がしばらく続き、ローラシア級ガモフが第八艦隊旗艦とほぼ相打ちになる。
そしていよいよ機体が重力に抗いきれない高さになってきた。
ストライクはデュエルを蹴り上げて飛び上がろうとした。
そして二機の間を轟沈した旗艦から出てきたシャトルがよぎる。
『メネラウスのシャトル!?』
その窓にはっきりと、ノーマルスーツも軍服も来ていない人々の姿が見えた。
(嘘だろ……まさか!)
『やめろぉ!それには!』
デュエルの緑色のビームが、シャトルを中腹から貫き爆散させた。
「「あああああああーーーーーーーっ!!!!!!!」」
キラとイザークの絶叫が重なり、視界が真贋入り混じるバトルロワイヤルの会場へと戻った。
「まさか、今イザークに見せたのは!」
「そうとも!もう一人のお前を素材にしようとしたときに手に入れた憎しみの記憶!
その男が非戦闘員の乗ったシャトルを撃ち落としたあの光景だ!」
その男が非戦闘員の乗ったシャトルを撃ち落としたあの光景だ!」
「嘘だ……嘘だっ!」
「嘘ではない!
何もかも揺るがぬ事実……お前が義勇兵ではないこともな!
お前の本性は血に飢えた憎しみの目と耳と引き金を引く指しか持たぬ獣……今ふさわしい姿に変えてやる!」
何もかも揺るがぬ事実……お前が義勇兵ではないこともな!
お前の本性は血に飢えた憎しみの目と耳と引き金を引く指しか持たぬ獣……今ふさわしい姿に変えてやる!」
エルドの手のひらから黒い粒子が放たれる。
その力に反応したのか襲撃者……ELSヴァルバラド黒鋼もそちらに走り出す。
エルドは待ってましたとばかりにそちらにも手をかざし、黒い波動で捕まえる。
その力に反応したのか襲撃者……ELSヴァルバラド黒鋼もそちらに走り出す。
エルドは待ってましたとばかりにそちらにも手をかざし、黒い波動で捕まえる。
「さあ、諸共に……冥黒に染まれ!」
溶けだして形を失ったELSヴァルバラド黒鋼がイザークの肉体に纏わりつき形を成す。
「やめろ……やめろぉおおおおお!!!!!」
黒い流体金属がイザークの全身を覆い、メタルシルバーに変色したヴァルバラドへと鉄鋼させる。
だが変化はそれだけにとどまらない。
右脇と左肩甲骨から装甲やアンダースーツを突き破り生えた金色の腕がヴァルバラドのマスクを突き破って人間でいう上顎と下顎を思い切りつかむと裂くように引っぺがし壊れたエンジンのような醜悪な怪人の顔を露出させた。
だが変化はそれだけにとどまらない。
右脇と左肩甲骨から装甲やアンダースーツを突き破り生えた金色の腕がヴァルバラドのマスクを突き破って人間でいう上顎と下顎を思い切りつかむと裂くように引っぺがし壊れたエンジンのような醜悪な怪人の顔を露出させた。
『ううっ……ううううっ……ぐああっ!ぐああーっ!』
次に両腕だ。
一度は通常のヴァルバラドがチューンナップした時のように装着されたコプターバーサークとショベルバーサークに第三、第四の腕の根元から生え出た金色の拘束バンドが入り込み、より醜悪な形に再錬成される。
そして拘束バンドが蠢くたびに金色の液体が血のように流れ出て装甲の表面でぐちゃぐちゃに混じった。
金と銀の装甲に事故車を複数無理やり塊にしたスクラップをヒト型にして無理やり走らせようとしたかのような痛ましい怪人へと変貌を遂げた。
一度は通常のヴァルバラドがチューンナップした時のように装着されたコプターバーサークとショベルバーサークに第三、第四の腕の根元から生え出た金色の拘束バンドが入り込み、より醜悪な形に再錬成される。
そして拘束バンドが蠢くたびに金色の液体が血のように流れ出て装甲の表面でぐちゃぐちゃに混じった。
金と銀の装甲に事故車を複数無理やり塊にしたスクラップをヒト型にして無理やり走らせようとしたかのような痛ましい怪人へと変貌を遂げた。
「ふふふっ……はっはっはっはっ!
名づけるなら、メタルウィールマルガム。
そのトリプルミクスタスといったところか。
さあ!その心のままに暴れ狂え!」
名づけるなら、メタルウィールマルガム。
そのトリプルミクスタスといったところか。
さあ!その心のままに暴れ狂え!」
「ヴァルバラドが、マルガムに!」
誕生したメタルウィールマルガムトリプルミクスタスは右腕そのものと化したマシンガンから黒紫色の魔導火とGNビームを敵も味方もお構いなしに絶叫とも慟哭ともとれる声とともに乱射して暴れる。
グリオンはそんな様子を楽し気に眺めながら宝太郎たちの方に斬りかかった。
「させん!」
ゴドウが自身の魔戒剣で受け止める。
人ではないながらも人を守る存在なのだろうと察したグリオンがあおる。
人ではないながらも人を守る存在なのだろうと察したグリオンがあおる。
「頑張るな。
もうすでにこのバトルロワイヤルは私が絶望の止まぬ地獄に変えることは決定した。
お前のようなNPC一人があがいたところでどうにもならん」
もうすでにこのバトルロワイヤルは私が絶望の止まぬ地獄に変えることは決定した。
お前のようなNPC一人があがいたところでどうにもならん」
「その程度、魔戒騎士が止まる理由にならないな!」
ゴドウの言葉を聞いた宝太郎が走り出そうとする。
「まって何する気!?」
宝太郎を止めたのは瑠美衣だった。
「あのイザークってやつを助ける!
南やコートの人たちが奴らを抑えてくれてるうちに!」
南やコートの人たちが奴らを抑えてくれてるうちに!」
「変身できないんでしょ!?
パワードスーツもないし魔法みたいな力も大したことないんでしょ!?」
パワードスーツもないし魔法みたいな力も大したことないんでしょ!?」
「だからって!見捨てる理由にならない!
さっきも話したけど、俺のガッチャしたい人とケミーが手を取り合える未来にはマッドウィールたちやあのヴァルバラドも含まれてるんだ!」
さっきも話したけど、俺のガッチャしたい人とケミーが手を取り合える未来にはマッドウィールたちやあのヴァルバラドも含まれてるんだ!」
彼のどこまでもまっすぐな瞳に気圧される。
そして何より『目が離せない』。
まるで昔見落としてしまった大切な何かをもう一度見れたように。
そして何より『目が離せない』。
まるで昔見落としてしまった大切な何かをもう一度見れたように。
『絶対、ママみたいになるんだ!』
宝太郎の隣に自分が立っている。
左目に白い星を浮かべた、まだ何も知らない子供だった頃の自分だ。
左目に白い星を浮かべた、まだ何も知らない子供だった頃の自分だ。
『あの日、そう決めたんだよね!?
今一ノ瀬君を止めようとしているのは、夢半ばで死んでほしくないからじゃないの!?』
今一ノ瀬君を止めようとしているのは、夢半ばで死んでほしくないからじゃないの!?』
「違う!違う違う違う!
私が、私が止めたのは、、止めたのは……っ!」
私が、私が止めたのは、、止めたのは……っ!」
絶望を思い知らせてやるため。
それこそが本音のはずなのに、喉に閊えて嘘も誠も出てこない。
それこそが本音のはずなのに、喉に閊えて嘘も誠も出てこない。
「お、おい?さっきから本当に変だぞ?大丈夫か?」
「うるさい!」
瑠美衣は心配してきた十代を押しのけて、無理にでも止めようと宝太郎の手をつかむ瑠美衣。
男性なのを差し引いても堅い手だと、武器を持ちなれた手だと気付いた。
何度も戦いがむしゃらに突き進んできた者の手に違いない。
男性なのを差し引いても堅い手だと、武器を持ちなれた手だと気付いた。
何度も戦いがむしゃらに突き進んできた者の手に違いない。
「えっと……急に何?」
なぜ手を掴まれたか分からない宝太郎は怪訝そうに返すのみだ。
彼の歩んできた道が、バックステージから輝く舞台に続く階段と重なりそうになって、頭を振って叫び出す。
彼の歩んできた道が、バックステージから輝く舞台に続く階段と重なりそうになって、頭を振って叫び出す。
「そんな夢……そんな夢叶うわけない!!!
ケミーってこんな化け物になっちゃんでしょ!?
ガッチャードの力だって見事に奪われて今やただの悪い魔王の殺人マシーンじゃん!
そのせいでマーヤもりんねも死んだ!
そんな危ない力が人間と友達になれるなんて本気で思ってるのぉ!?」
ケミーってこんな化け物になっちゃんでしょ!?
ガッチャードの力だって見事に奪われて今やただの悪い魔王の殺人マシーンじゃん!
そのせいでマーヤもりんねも死んだ!
そんな危ない力が人間と友達になれるなんて本気で思ってるのぉ!?」
「お、おい!今そんなこと話してる場合じゃ……」
「阿保!はよ伏せぇや!」
サルファの焦った声が聞こえるがもう遅い。
暴れ狂うメタルウィールマルガムのメタルショベルバーサークが地面を思い切りえぐり飛ばして魔導火を纏わせた瓦礫の雨を降らせる。
暴れ狂うメタルウィールマルガムのメタルショベルバーサークが地面を思い切りえぐり飛ばして魔導火を纏わせた瓦礫の雨を降らせる。
「十代!星野!」
勢いよく突き飛ばされ、一瞬あとに轟音がなる。
さっきまで自分たちが立っていた場所に、頭から血を流し倒れる宝太郎がいた。
さっきまで自分たちが立っていた場所に、頭から血を流し倒れる宝太郎がいた。
| 187:Cuz I'm Survivor 開演!冥黒ケミストリー | 投下順 | 187:Cuz I'm Survivor 星野瑠美衣:リザルト |
| 時系列順 | ||
| 一ノ瀬宝太郎 | ||
| 華鳥蘭子 | ||
| 天川薫子 | ||
| 遊城十代 | ||
| 星野瑠美衣 | ||
| ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア | ||
| イザーク・ジュール | ||
| 大河くるみ | ||
| 柳瀬舞衣 | ||
| 桐藤ナギサ | ||
| 白羽ゴドウ | ||
| 黒見セリカ | ||
| キラ・ヤマト准将 | ||
| 魔王グリオン | ||
| 冥黒しお | ||
| 冥黒キャル | ||
| 冥黒ディアッカ | ||
| ELSヴァルバラド黒鋼 |