「君が、サチちゃんね」
『何故相手を前に立ち止まっている?』
『あの女を今すぐ叩きのめしてやるべきだ!』
と激しい怒りを抱えてこの身体を突き動かそうとする意志が確かに胸の内にある。
だが……あの時、ないよりも大事な後輩が撃ち抜いてくれたこの胸に、明確な線が引かれた気がする。
善意と、悪意が同居しつつも絶えず呼びかけ合っているような感覚があるのだ。
だが……あの時、ないよりも大事な後輩が撃ち抜いてくれたこの胸に、明確な線が引かれた気がする。
善意と、悪意が同居しつつも絶えず呼びかけ合っているような感覚があるのだ。
「ねえ、降参しない?」
「え?」
槍と変身アイテムを構え、予断なくこちらを見つめていた暗い瞳が驚きに丸くなる。
ホシノは続けた。
ホシノは続けた。
「私たちもさ、サチちゃんやメラばっかに構ってられないんだよね~。
倒さなきゃいけない人たちも、いろいろと話をしないといけない人たちもたくさんいるからさ、血を見ないで終わらせられるならそれが一番良くない?」
倒さなきゃいけない人たちも、いろいろと話をしないといけない人たちもたくさんいるからさ、血を見ないで終わらせられるならそれが一番良くない?」
「本気で言ってるの?」
「少なくとも私はね。
セリカちゃんとサヤカちゃんは?」
セリカちゃんとサヤカちゃんは?」
振り返った先の後輩と、一回り年下の少女は互いに視線を交わすと
「そっちの事情を全部知ってるわけじゃないし、もし自分が仮に事故だったとしても、相手が悪人だったとしても手をかけてしまったらって思ったら、恐ろしいなんてもんじゃない。
そんなことをした後に正しいことをできる自信もない。
でも、だからってあのピエロ野郎の言いなりになり続けることもないと思うわ」
そんなことをした後に正しいことをできる自信もない。
でも、だからってあのピエロ野郎の言いなりになり続けることもないと思うわ」
「……私は、多分もう少しだけ巡りあわせが違ったらあなたと同じ立場だったと思う。
だから、あなたの様になりたくないし、出来ることならあなたにそのままでいて欲しくない」
だから、あなたの様になりたくないし、出来ることならあなたにそのままでいて欲しくない」
「と、私の可愛い後輩ちゃんたちは言ってくれているけど、サチちゃんはどう?」
三人の言葉に、サチは胸を手に当てて浅い呼吸を繰り返す。
まさか今の自分にちひろたち以外が手を伸ばしてくれるなんて思ってもみなかった。
縋りたい自分がいる。
助かりたい自分がいる。
だが、ついぞこのバトルロワイヤルで出会えなかった彼が、あの日助けてくれた黒の剣士の姿と、ちらつかされた希望が消えてくれない。
まさか今の自分にちひろたち以外が手を伸ばしてくれるなんて思ってもみなかった。
縋りたい自分がいる。
助かりたい自分がいる。
だが、ついぞこのバトルロワイヤルで出会えなかった彼が、あの日助けてくれた黒の剣士の姿と、ちらつかされた希望が消えてくれない。
「遅いよ」
<バグルアップ! WOOOOOO!!!!!!>
サチ自身の心意の影響か、まがまがしい変身音とそれに似つかわしくないアニメチックな装甲が展開。
だがそれを上から閉じ込めるように禍々しい鎧が装着される。
だがそれを上から閉じ込めるように禍々しい鎧が装着される。
「……そっか」
「サヤカ、分かってると思うけど」
「うん。一回斬ってでも止める!」
盾持ちのホシノが前衛、スピードタイプの沙耶香が中衛、遠距離火器の充実しているセリカが後衛を担当する。
負の心意に急かされながらもソードスキルに身をゆだねることで本調子と大差ない戦闘を可能にしている。
負の心意に急かされながらもソードスキルに身をゆだねることで本調子と大差ない戦闘を可能にしている。
「やるじゃん!」
モンスターや魔法の攻撃を耐えるための魔槍の鎧相手では日本刀で戦う沙耶香の攻撃は牽制にしかならないがそれで充分。
沙耶香の作った隙をアタッカーのホシノが突く。
アタッシュショットガンの対ヒューマギア散弾が鎧の表面で爆ぜて派手な火花を散らし、ソードスキルの妨害により起こる硬直のセリカことマジアアビドスと彼女がケミーカードやプログライズキーを媒介に錬成した仲間たちの銃撃が入る。
沙耶香の作った隙をアタッカーのホシノが突く。
アタッシュショットガンの対ヒューマギア散弾が鎧の表面で爆ぜて派手な火花を散らし、ソードスキルの妨害により起こる硬直のセリカことマジアアビドスと彼女がケミーカードやプログライズキーを媒介に錬成した仲間たちの銃撃が入る。
全く戦ってなかったわけではないが、ダークマイトやジンガ、全盛期の神将たちなど、このバトルロワイヤルの基準でも上積みの悪しき魂たちと本気の命のぶつけ合いの中でプルス・ウルトラを果たして来た三人の実力は絶望のまま魂を腐らせ続けてきたサチよりもはるかに上である。
いくら上等な仮面ライダーや装備、負の心意といった要素があっても、届かない。
ホシノもあのまま怒りと悪意のままに原典(オリジン)を腐らせていれば遠からずどこかで何も守れずに死んでいたことだろう。
沙耶香もロロが一護の想いを知らずにそのまま騙すような形でルルーシュの元に連れていかれていたらギアスで傀儡にされていたかもしれない。
そうでなくても真人の哀れな傀儡で終わっていたかもしれない。
セリカだって、最初にシノンと言葉を交わせていなかったら少し前までのホシノのような状態になっていたことだろう。
いくら上等な仮面ライダーや装備、負の心意といった要素があっても、届かない。
ホシノもあのまま怒りと悪意のままに原典(オリジン)を腐らせていれば遠からずどこかで何も守れずに死んでいたことだろう。
沙耶香もロロが一護の想いを知らずにそのまま騙すような形でルルーシュの元に連れていかれていたらギアスで傀儡にされていたかもしれない。
そうでなくても真人の哀れな傀儡で終わっていたかもしれない。
セリカだって、最初にシノンと言葉を交わせていなかったら少し前までのホシノのような状態になっていたことだろう。
そんなもう一人の自分を、そのまままっすぐ歩かせるわけにはいかない。
<CRITICAL CREWS-AID!>
槍に纏わせたどす黒い力が叩きつけるように振るわれる。
ホシノを抱えた沙耶香が飛び退いて回避。
セリカはウルフのキーをライフルにセットして蒼炎を発射して対抗する。
そして銃を構えたまま、先の戦いで覚醒した呪文を唱える。
ホシノを抱えた沙耶香が飛び退いて回避。
セリカはウルフのキーをライフルにセットして蒼炎を発射して対抗する。
そして銃を構えたまま、先の戦いで覚醒した呪文を唱える。
「真化(ラ・ヴェリタ)」
マジアアビドスが真化を果たし群星衛士へと姿を変える。
ホシノの時は魔力のみで行ったが、今回は鎧を貫かねばならないので銃も使う。
ホシノの時は魔力のみで行ったが、今回は鎧を貫かねばならないので銃も使う。
<コンプリート!>
エクシードチャージングファイズプログライズキーを装填。
自分で作った破壊の痕を超えて突っ込んでくるサチの顔面に照準を合わせる。
自分で作った破壊の痕を超えて突っ込んでくるサチの顔面に照準を合わせる。
「いっけぇええええ!!!!」
<コンプリート!エクシードチャージング!ブラスト!>
円錐状のエネルギー弾が異形の仮面ライダーポッピーに命中。
拘束マーカー兼攻撃機能として回転しながらガリガリと魔槍を削っていく。
拘束マーカー兼攻撃機能として回転しながらガリガリと魔槍を削っていく。
「うぅうううううっ!!!!!」
耐えるサチだが、ホシノと沙耶香はフリーだ。
「私たちもいる!」
「ごめんね」
沙耶香の斬撃が槍を弾き、ホシノの足への銃撃が完全に姿勢を崩させる。
<コンプリート!エクシードチャージング!ブラスト!>
φの紋章が浮かび上がり、青い炎が吹き上がる。
強制変身解除されたサチが地面を転がった。
強制変身解除されたサチが地面を転がった。
「これで……」
「うん。今の技にはホシノ先輩に使ったあれを込めた。
もう悪意に捕らわれてはいないはず……」
もう悪意に捕らわれてはいないはず……」
「なんで?」
「サチちゃ──」
「なんでっ!?」
サチは仰向けに倒れたまま叫び出した。
「私は、花村陽介さんを殺した!
キリトと、もう恋人がいる死人を好きになった私の浅ましい願いをかなえるために殺された!
それだけじゃない!
生きているだけで私は何もかもを巻き込んで、こうしてあなた達にも武器を向けた!
許されない!許されていいわけがない!
なのになんで助けたの!?」
キリトと、もう恋人がいる死人を好きになった私の浅ましい願いをかなえるために殺された!
それだけじゃない!
生きているだけで私は何もかもを巻き込んで、こうしてあなた達にも武器を向けた!
許されない!許されていいわけがない!
なのになんで助けたの!?」
そこまで言ったところで沙耶香たちの背後に何かがものすごい勢いで突っ込んできた。
思わず振り向くと、突っ込んできたのではなく放り投げられたのだと分かった。
右眼部分を派手に破壊されたガンダムが背中を打ち付けるような恰好で倒れていたからだ。
そいつを思い切り踏みつけるように、見覚えのある黒と白の装甲の仮面ライダーが降り立つ。
思わず振り向くと、突っ込んできたのではなく放り投げられたのだと分かった。
右眼部分を派手に破壊されたガンダムが背中を打ち付けるような恰好で倒れていたからだ。
そいつを思い切り踏みつけるように、見覚えのある黒と白の装甲の仮面ライダーが降り立つ。
「うわぁ……ああああああ……っ!」
ぐりぐりと踏みつけられ、装甲を解除されたマクギリスは潰された右眼から赤い血を流しながら悶絶する。
「やれやれ。
人の事を散々扱下ろしてくれたんだからもう少し考えがあるかと思ったら名乗りを上げて突貫の挙句、こちらの策を台無しにしてくださるとは。
次期鉄華兵団代表様は聡明でいらっしゃるな!」
人の事を散々扱下ろしてくれたんだからもう少し考えがあるかと思ったら名乗りを上げて突貫の挙句、こちらの策を台無しにしてくださるとは。
次期鉄華兵団代表様は聡明でいらっしゃるな!」
変身を解除したルルーシュは左足でマクギリスをころがすとその背中からリュックを奪いとった。
「か、返せ……」
「こっちのセリフだ!
ロロの形見とホットラインは返してもらうぞ」
ロロの形見とホットラインは返してもらうぞ」
今のルルーシュのとって必要なものと、重要なものをまず取り出し制服のポケットにしまう。
そしてそのままリュックを持って行ってマクギリスを素寒貧にしてしまってもいいかと考えはしたが、途中で沙耶香たちがいることに気付き、深い深いため息とともにリュックをマクギリスの胸部に叩きつけるようにして返した。
そしてそのままリュックを持って行ってマクギリスを素寒貧にしてしまってもいいかと考えはしたが、途中で沙耶香たちがいることに気付き、深い深いため息とともにリュックをマクギリスの胸部に叩きつけるようにして返した。
「どこへなりと去れ」
そう冷たく言い、ルルーシュは沙耶香たちの方に向かう。
「嫌な場面を見せたな」
「ううん。それより、メラは?」
「今はジュール隊長と立風館殿が抑えてくれているが、二人だけでは厳しいだろう。私もすぐに戻る」
そう言ってルルーシュは滞空させていたSFSを呼び戻す。
「ねえ、本当に私たちも加勢できないの?」
「何度も言わせるな。お前達に今からSFSの使い方を教えても……」
「闇檻のドームなら?」
ルルーシュの言葉を遮り、ホシノが尋ねる。
「昨日の、本戦が始まって割と直ぐにノワルがものすごい規模の闇檻のドームを造ってるのを遠目に見たんだけど、あれと似たような感じで空中に足場を造ったり出来ない?
それだったら変身したセリカちゃんに、元々飛んだり跳ねたりできるサヤカちゃんは戦力になるし、私もやり様あると思うんだけど、どうかな?」
それだったら変身したセリカちゃんに、元々飛んだり跳ねたりできるサヤカちゃんは戦力になるし、私もやり様あると思うんだけど、どうかな?」
ルルーシュはしばらく考えていたがなにか思いついたらしい。
「限りなく後がなくなるが、それでもいいか?」
「上等。このままだらだら逃げ延びてもメラとはそのうち戦わなきゃいけないんだし」
「今更死ぬかもしれないぐらいでビビらないわ!」
「覚悟は、出来てる」
その言葉にルルーシュはデストバイザーとドラグレッダーのアドベントカードを投射生成し、ベントインしようとする。
「待って!」
だが、起き上がっていたサチが四人を呼び止めた。
「答えて。なんで、助けたの?」
「死んでほしくなかったじゃ、ダメ?」
多分自分と同い年か少し年下の、大人しい子犬のような雰囲気の少女がちょっと困った顔で問う。
「本当に、本当にそれだけの為に仲間を殺した身も心も汚れ切った女を助けたって言うの?」
「己がやった悪行に対して悪党になり切れていない者が何を言っている」
「ルルーシュ?」
「自分が陽介を殺した大悪党だというならなぜ泣いているのだ?
制裁が怖いからではあるまい。
そうなら我らが断罪の為に銃口を向けている状態でなければおかしい」
制裁が怖いからではあるまい。
そうなら我らが断罪の為に銃口を向けている状態でなければおかしい」
「何を、言って……」
「本当に自分の犯した罪すら何もかも正統だと思っているなら、後悔なんてするはずがない。
お前は、悪行を悔いている普通の人間だ」
お前は、悪行を悔いている普通の人間だ」
そう言ってルルーシュはアークワンのプログライズキーのスイッチを押す。
<マリスラーニングアビリティ!>
サチの頭から赤いブロック状の何かが抜き取られ、プログライズキーに吸収される。
「何今の?」
「彼女の悪意をラーニングさせてもらった。
ついでにメラのデータもな。
……なるほど、分かってはいたがこれは勝てる気がせん」
ついでにメラのデータもな。
……なるほど、分かってはいたがこれは勝てる気がせん」
そう言いながらもドラグレッダーのライダモデルを召喚し、三人に乗る様に促す。
「……私も連れて行って」
「いいの?メラに殺されるかもしれないのよ?」
「私は……これ以上、後悔を抱えたまま嫌いな自分になっていたくない」
そう言ってサチはバグルドライバーⅡを捨てると、代わりに蛍雪の起動鍵を握りしめる。
「わかった。行こう」
四人が乗ったのを確認すると、ルルーシュのSFSが先導して飛び立つ。
赤い龍もそれに続いた。
赤い龍もそれに続いた。
「■■■■■■■■■■!!!!!!!」
古いドアを無理やり動かすような音と共に破壊の嵐が吹き荒れ、宙を飛んでいた神将キバ飛翔態に飛行可能な聖獣怪人たちが薙ぎ払われる。
もう何度目かもわからぬ光景を前にドゴルドは体の内から湧き上がる不快感を感じていた。
もう何度目かもわからぬ光景を前にドゴルドは体の内から湧き上がる不快感を感じていた。
殲滅機甲獣デストルドス。
地球を守るというエゴの為に人類の手に余る技術と力でもって編み出された人造の神(ウルトロイド)が涜神の生贄と悪辣なる外来生物の手により生み出されてしまった死体をバッテリーに動く破壊兵器。
見ているだけで苛立って仕方がない。
心意とか、運営共によって与えられた力とか、そういった今までドゴルドが手に入れてきた力とは根本的に違う何かが満ちてきている気がする。
見ているだけで苛立って仕方がない。
心意とか、運営共によって与えられた力とか、そういった今までドゴルドが手に入れてきた力とは根本的に違う何かが満ちてきている気がする。
「あのデカブツをぶった切れるなら何でもいい!」
呪力、聖文字、さらには紫電の混じった斬撃がデストルドスのエネルギー斬を迎え撃ち、中空で爆散する。
飛び散ったエネルギーの雨の中を恐れず進むのは我らが黄金騎士。
飛び散ったエネルギーの雨の中を恐れず進むのは我らが黄金騎士。
「ふっ!」
生身で対応できる場面では脱いでいたおかげでまだ60秒ほど時間の残ったハガネを装着。
強化された身体能力で一気に駆け抜ける。
強化された身体能力で一気に駆け抜ける。
デストルドスの足元に辿り着いた流牙はハガネを変換して令呪を解放。
牙狼剣で頭上に円を描き、黄金騎士牙狼の鎧を召喚。
魔導火を二本の魔戒剣に纏わせてデストルドスの身体を切りつけながら駆け上がる。
牙狼剣で頭上に円を描き、黄金騎士牙狼の鎧を召喚。
魔導火を二本の魔戒剣に纏わせてデストルドスの身体を切りつけながら駆け上がる。
「おおおおおおおおおおお!!!!!!!!!」
そしてデストルドスのミイラ化したレッドキングの頭部の上にまでたどり着くと、それを切って大きくジャンプイグスの魔戒剣に纏わせていた魔導火を牙狼斬馬剣に変化させた愛刀に移し、大上段から振り下ろす!
「お前の陰我、俺が断ち切る!」
だが、流石は幻影とは言えティガ、ダイナ、ガイアの三大ウルトラマンの同時攻撃受けてなお反撃し、勝利までもぎ取ったデストルドス。
牙狼斬馬剣はデストルドスの肩に深く刺さりはしたが、それ以上に進まない。
装甲している間にD4がチャージを始める。
牙狼斬馬剣はデストルドスの肩に深く刺さりはしたが、それ以上に進まない。
装甲している間にD4がチャージを始める。
「そこまでやって手こずってるんじゃねえ腹立たしい!」
「お前らだけでおいしいところもってくきかぁ?
させるわけねえじゃん!」
させるわけねえじゃん!」
「ドゴルドに、メラ!?」
デストルドスが痛みに悶えている間に自身も接近してきたドゴルドと神将鎧武極が愛刀を牙狼斬馬剣の柄にめがけて思い切り振り下ろす。
<極オーレ!>
「雷電残光!」
文字通りの力任せに断ち切られた。
デストルドスの身体深くに刺さった牙狼斬馬剣は彼女の内部機構を無茶苦茶に破壊。
一拍の沈黙ののちにその巨体を爆裂四散させた。
デストルドスの身体深くに刺さった牙狼斬馬剣は彼女の内部機構を無茶苦茶に破壊。
一拍の沈黙ののちにその巨体を爆裂四散させた。
「YEAHHHHHHHH!決まったぜ!」
「はぁ……はぁ……皆は?」
勝利の快感に酔いしれる神将と、目下最大の脅威こそ排除したが、神将は健在の為他の仲間の安否を気にする流牙。
そして
そして
「あん?なんだ?腕がしびれて……!?」
違和感を感じて左腕を見るドゴルド。
その手首から先が、令呪の宿った白く細い手首が露出していた。
その手首から先が、令呪の宿った白く細い手首が露出していた。
(いつからだ!?いつからこんなことに!?)
慌てて自身の手首を戻そうとしたドゴルドだったが、もう遅い。
闇のパルファムで増大された陰我によって心を刺激され、自身のトラウマをなぞるような超破壊兵器を前にとうとう眠っていたはずの怪物が目覚めたのだ。
令呪が一画消費され、完全に制御を取り戻した左腕がドゴルドの顔面を鷲掴みにする。
闇のパルファムで増大された陰我によって心を刺激され、自身のトラウマをなぞるような超破壊兵器を前にとうとう眠っていたはずの怪物が目覚めたのだ。
令呪が一画消費され、完全に制御を取り戻した左腕がドゴルドの顔面を鷲掴みにする。
「て、テメェ!やめろ!俺は。俺はまだ!」
「そう言って、やめてあげたこともやめてもらったこともあるの?私はないわ」
無慈悲な返答と共に華奢な左腕がドゴルドの本体である面を粉々に砕きつぶした。
「ドゴルド?」
「おいなんだよ?ここからは俺たちで頂上決戦の流れだったろ?
まさかダサいことに一発もらってたとか───」
まさかダサいことに一発もらってたとか───」
「ガルヴァノジャベリン・雷電残光」
ちゃらいノリで話しかけてきた神将が令呪のエネルギーのまだ残る彼女の一閃で焼き焦がされて崩れ落ちる。
「これが完聖体……なるほど、悪くないわ」
バチバチと身体の表面を走る紫電を撫でながら、女がつぶやく。
「その声は、まさか!」
流牙の声に、ドゴルドだった者が向き直る。
すると顔の穴を中心に裏返る様にその姿を声の通りの美しい少女に変えた。
否、戻した。
すると顔の穴を中心に裏返る様にその姿を声の通りの美しい少女に変えた。
否、戻した。
「久しぶりね、魔戒騎士」
「柊、真昼!」
| 215:超メラ決戦:黒騎、堕つ | 投下順 | 215:超メラ決戦:アカウント・バン |
| 時系列順 | ||
| ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア | ||
| イザーク・ジュール | ||
| 糸見沙耶香 | ||
| 黒見セリカ | ||
| 小鳥遊ホシノ | ||
| 立風館ソウジ | ||
| メラ | ||
| サチ | ||
| マクギリス・ファリド | ||
| キラ・ヤマト准将 | ||
| ラクス・クライン | ||
| 東ゆう | ||
| 道外流牙 | ||
| 藤丸立香 | ||
| マシュ・キリエライト | ||
| 浮世英寿 | ||
| 益子薫 | ||
| 堀北鈴音 | ||
| ドラえもん | ||
| 纏流子 | ||
| ピルツ・デュナン | ||
| トランクス | ||
| 亀井美嘉 | ||
| ニコル・アマルフィ | ||
| 柊シノア | ||
| 鳩野ちひろ | ||
| アストルフォ | ||
| 柊真昼 | ||
| 激怒戦騎のドゴルド | ||
| 死告邪眼のザラサリキエル | ||
| 朝比奈まふゆ | ||
| ユフィリア・マゼンタ |