とある森、木の下に三頭のゆっくりがいた
今日はこのゆっくり達の最近できた不思議な生態を見ていこうと思う
「そういや…もうれいむもおおきくなったんだね!!!」
「たしかにね、もうそろそろこどものころにもどりたいね!!!」
木の下にはれいむ、まりさ、ありすが一頭ずつ、もう子供をつくっても問題のない時期である
だが子供の頃に戻りたい、というゆっくり達、何か子供になれる技を見つけたのだろうか?
「それじゃれいむ、まりさとありすをこどもにしてね!!!」
「たのんだよ!!!」
「たのまれたよ!!!」
するとれいむはまりさの目の前であんぐりと口を開け…
「むぐむぐ…(あ…やっべ!けっこうでけぇ!)ごっくん!!!」
まりさを丸呑みにしてしまったではないか!としたらありすも…
「もぐもぐ…(やっぱこっちがらくだね!)ごっくん!!!」
ありすに限ってはゆっくりであるにも関わらずご丁寧にかみ砕いてしまったのだ
「ごちそうさま!!!」
れいむはまりさとありすを食べてしまったのだ、正直不安である
だが…なぜゆっくりは自身とほぼ同じ大きさの同胞を二頭も食べれたのだろうか…
その辺り、随分といい加減なゆっくりである
「ゆっくりのふこうはみつのあじ…ゆふふ…」
さて…れいむに食べられたまりさとありすは……
真っ暗な空間で文字通りゆっくりとしていた、ありすは噛み砕かれたのにも関わらずだ
「いやぁ…それなりにいやなこともあったわ!!!」
「そうだよねぇ…さいきんはとりのふんがありすのあたまにおちてきたっけ!!!」
つい最近の事だ、ありすの頭上に鳥の糞が直撃した
身だしなみに気を遣っていたありすはすぐさま近くの水たまりに飛び込み
鳥の糞を必死に洗い流したらしい、そのせいで泥だらけになってしまったのはご愛敬だ
「あのときはほんとうにさんざんなめにあったわ…」
「けっきょくあのあとどうやっておとしたの?」
「あんなのすこしまてばしぜんにおちるわ、そういうまりさはなにかあった?」
「そうだね!まりさはちょっとまえにかみなりがふってきたとき、びりってきたぜ!!!」
これは少し前の話、この森に雷雨が降り注いだ時だ
ゆっくり達は私の世界観上唯一の弱体化要因(それでも頑丈な事に変わりは無いが)である
雨(つまり長時間の水分吸収)を避ける為に大きな木の下に避難していた
そしてその木に雷が直撃したのだ
木は燃えることは無かったがまりさ含む数頭のゆっくりに感電したらしい
雨で多量に水分を含んでいる事もあったため、それなりに不快であった様だ
その際、ゆっくり達は一生懸命に感電してスケルトン状態になった
ギャグ世界の人間の真似をしたとかしてないとか
「そんなことがあったの!!!」
「そうだよ!ちょっとすっきりしたよ!!!」
よく見れば、二頭は心なしか少し小さくなった気がするが…子供に戻っているのだろうか?
「そうそう、こどものときははしゃぎすぎてがけからおちちゃったわ!!!」
「そういやそうだったね!!!」
これは二頭が子ゆっくりの時の話
ありすがまりさとはしゃいでいると崖から落っこちてしまったのだ
まりさは心配になり自身も崖から飛び降りありすを探したのだが一向に見つからず
しょぼくれて帰るとありすは先に帰っていたとか
まりさとありすが互いの不幸を告白しあっているとき、れいむはというと…
「ゆふふ…そんなことがあったんだね…」
二頭の不幸が大層気に入ったらしい、ずいぶんとゆっくりしている
そんなれいむはおいといてまりさとありすの不幸を見るために戻るとしよう
「おいおい…そいつぁないよ…れいむのふこうもきいてほしいね…」
さて、れいむの中にもどるとそこにはさらに小さくなったまりさとありすがいた
「そういやまりさたちもずいぶんとちいさくなったもんだぜ…」
「そろそろもっとむかしのこともおもいだしましょう!!!」
「まりさはかあちゃんとすもうごっこしてつぶされたことがあったぜ」
それはまりさが生まれて間もない頃の話
まりさは母であるれいむとすもうごっこをしていたが
少し足の踏み場を間違え、れいむに下敷きにされたのだ
れいむはそれに気づかず、そのままゆっくりし始めた為
まりさは二、三日程の間そこから動けず、太陽の光も拝めなかったとか
そんなこんなで二頭は互いの不幸を話しては笑い、身も心もさっぱりとしていった
「そろそろでるときじゃない?」
「そうだね!そろそろでるとするぜ!!!」
「こどもにもどるんだし、こどもらしくするわ!!!」
「うまれたばっかのあかんぼうだぜ!!!」
突然開いた出口に向かう二頭、これから新しい生活が始まるのだろう
さて、そんな出口であるれいむは…
「ふこうがみあたらなくなってきたね…そろそろだすよ!!!」
「かぱっ!!!」
れいむの口が開いたかと思うとちっこい二頭のゆっくりが飛び出してきた
大きさで言うなら大体テニスボール程のまりさとありす
二頭は前世?の不幸をきれいさっぱり洗い流し、新たなる生として?この世にやってきた
実際にはれいむが二頭の不幸を吸収した際に二頭が小さくなっていっただけだと思われるのだが…
「まりしゃだじぇ!ゆっくりしちぇいっちぇね!!!」
「ありしゅよ!ゆっくちしちぇいっちぇね!!!」
あとがき
遅れたね、いろいろあったの、そして小ネタクラスだね
でもネタはたくさん浮かんでくるの
- このれいむにはゆっくりひなをプレゼントしたい -- 名無しさん (2009-07-03 18:24:41)
- れいむがまりさありすを食べるときのリアクションがとぼけてていい味出してた
シュールw -- 名無しさん (2009-07-04 11:06:15)
最終更新:2009年07月04日 11:06