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白頭山

最終更新：2022年01月19日 01:54

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2021年9月9日の共和国創建７３周年慶祝民間および安全武力閲兵式で登場した労農赤衛軍のオートバイ縦隊(画像出典:KCNA)

中国の航空機メーカー、南昌飛機製造公司はかつて長江というブランドとしてオートバイ、サイドカーを生産しており軍向けだったが、解放後は民間の工場で引き続き長江として生産が開始されるようになった。元々はドイツから輸入したツュンダップKS500をコピー生産していたが、後にソ連のIMZ-M72(BMMのR71のコピー)の生産の目処が立ったことでそちらに移行し、1957年にこれをベースとした人民解放軍向けのサイドカーであるCJ-750を開発した。

北朝鮮では長江が1996年から生産したサイドカーのM15及びM15Jが輸入され、国内で白頭山(ペクトサン)という名称が与えられており、国内で組立生産されている可能性がある。外観上の差違は無いが、フロントにハングルで「백두산」(白頭山)と書かれている。人民軍や労農赤衛軍で採用されているのが確認されており、2017年1月の青瓦台襲撃訓練では第525軍部隊直属特殊作戦大隊の兵士らが襲撃後の撤退時に使用。2015年10月10日の朝鮮労働党創立70周年慶祝閲兵式、2021年9月9日の共和国創建７３周年慶祝民間および安全武力閲兵式でも姿が見られた。武装を搭載可能で、前者はDP28機関銃、後者は73式軽機関銃を搭載して登場した。