北朝鮮軍装備大全@ ウィキ
ソホ級
最終更新:
songunarmy
-
view


ソホ級のヘリ甲板と駐機されたMi-4/Z-5(画像出典:KCTV)
1980年に起工、1982年に竣工したフリゲート。最大の特徴は双胴船体かつヘリ甲板を備えた点である。通常なら対潜ヘリを搭載するが、ソホ級の場合は対潜ヘリではないMi-4または中国製のZ-5を搭載していたようだ。更に格納庫もないため露天駐機されるがそもそも実際にヘリを搭載して運用されること自体まずなかったようである。
武装はP-15系統の対艦ミサイル、100mm艦砲、57mm連装砲、AK-230 30mm機関砲、25mm機関砲、RBU-1200対潜迫撃砲であり対艦・対空・対潜能力はある程度揃っている。レーダーは火器管制のMR-104、及びMR-123と見られるが、ソホ級を映した映像や画像自体が少なく、他は衛星画像頼りのため正確な艦の外観は不明瞭。艦は横から見ると艦上構造物が三段に重なったような構造になっているようだ。ヘリ甲板の長さは全長の半分近い約30mもあり、異様にスペースが取られている。ヘリ甲板は当初無塗装だったが後に塗装された。
ソホ級は羅先造船所で建造後、「823」の艦番号が与えられたが、海上公試で何らかの重大な欠陥の発覚によりその後3年間羅先に係留されたままだったと見られる。配備されたのはシンギョリ海軍基地だが、殆ど動きがないまま退役し2009年に羅先で解体された。約30年という短い現役期間の理由は、恐らく大型の双胴船という設計に何らかの欠陥があり運用が困難だったからだろう。その短命さのせいか、メディア露出は少ない。

ソホ級の模型を視察する金日成。左に映っているのは羅津級フリゲートの模型(画像出典:KCTV)

金日成・金正日の背後にソホ級の艦橋と搭載ヘリのローターが見える(画像出典:KCTV)

ソホ級のヘリ甲板に立つ金正日(画像出典:KCTV)

背後の57mmと見られる砲座には、ハングルで書かれた「일당백」(一当百)というスローガンの一部が見える。一当百とは日本で言うところの一騎当千と同じで、他の艦船にも書かれている(画像出典:KCTV)
- スペック(推定)
全長:74m
全幅:15.5m
吃水:3.8m
満載排水量:1640トン
エンジン:ディーゼルエンジン2基2軸
最大出力:15000馬力
最大速力:23~27ノット
航続距離:3100海里(14ノット時)
武装:P-15対艦ミサイル発射機×4、B-34 100mm艦砲×1、ZIF-31 57mm連装砲×2、AK-230 30mm連装機関砲×2、2M3 25mm機関砲×2、RBU-1200対潜迫撃砲×6
レーダー:MR-104ドラム・ティルト火器管制レーダー×1、MR-123ベース・ティルト火器管制レーダー×1、MR-331ラングアウト(スクエア・タイ)対水上レーダー×1
搭載ヘリ:Mi-4/Z-5×1
乗員:189名
建造年:1980年
建造数:1
配備期間:1982年~2009年
運用状況:退役
全幅:15.5m
吃水:3.8m
満載排水量:1640トン
エンジン:ディーゼルエンジン2基2軸
最大出力:15000馬力
最大速力:23~27ノット
航続距離:3100海里(14ノット時)
武装:P-15対艦ミサイル発射機×4、B-34 100mm艦砲×1、ZIF-31 57mm連装砲×2、AK-230 30mm連装機関砲×2、2M3 25mm機関砲×2、RBU-1200対潜迫撃砲×6
レーダー:MR-104ドラム・ティルト火器管制レーダー×1、MR-123ベース・ティルト火器管制レーダー×1、MR-331ラングアウト(スクエア・タイ)対水上レーダー×1
搭載ヘリ:Mi-4/Z-5×1
乗員:189名
建造年:1980年
建造数:1
配備期間:1982年~2009年
運用状況:退役