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ヨノ級
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マレーシアのフロント企業の販促ビデオで紹介されたヨノ級(画像出典:Kay Marine)
- 概要
特殊任務向けのP4級から派生した小型潜水艦。1990年代後半から建造が開始されたが、その詳細は殆んど不明のままである。ただし、マレーシアのフロント企業であるKay Marineが公開した製品販促ビデオにおいて、MS-29の名称でヨノ級の輸出型が紹介させているため限定的ながら推測は可能である。
MS-29の名称はMidjet Submarineの頭文字のMS、全長を示す29mから取られているようで、ビデオでは外観全体と艦首下部のソナーポッドらしき物体、艦尾の小型スラスター、赤外線カメラと操作用ジョイスティックとディスプレイが確認できる。武装は艦首の533mm魚雷発射管2門だが、予備魚雷はないため最大2発のみの搭載となる。
ヨノ級は2010年の韓国海軍の「天安」沈没にて、CHD-02D重魚雷で天安を攻撃し撃沈した可能性が高いと見られる。
MS-29の名称はMidjet Submarineの頭文字のMS、全長を示す29mから取られているようで、ビデオでは外観全体と艦首下部のソナーポッドらしき物体、艦尾の小型スラスター、赤外線カメラと操作用ジョイスティックとディスプレイが確認できる。武装は艦首の533mm魚雷発射管2門だが、予備魚雷はないため最大2発のみの搭載となる。
ヨノ級は2010年の韓国海軍の「天安」沈没にて、CHD-02D重魚雷で天安を攻撃し撃沈した可能性が高いと見られる。
- 輸出
ヨノ級は2000年代初頭に4隻がイランに輸出されたと見られ、イランは2007年からIS-120 ガディル級(Ghadir)として自国建造したという。ガディル級は全体的にヨノ級に似ているが、艦橋前方の特殊任務用潜航挺格納庫らしき物体や、艦首の張り出し型ソナーの存在など細部が異なる。ただし、艦橋の赤外線カメラは前述の販促ビデオで紹介されたものと同じ。イランは2012年までに13~21隻を建造したと見られ、イスラム革命防衛隊に配備している。一方北朝鮮では少数を建造・配備したのみ。また、2016年には1隻のヨノ級が行方不明になっている。
- 要目
全長:29m
水線長:不明
船幅:2.75m
排水量:130t(水中)
速度:10ノット(水上)、4ノット(水中)
エンジン:ディーゼル×1、電動モーター×1
航続距離:不明
武装:533mm魚雷×2
乗員:9名
設計年:1990年代後半
配備期間:1990年代後半~
建造数:5隻程度
運用状況:現役
水線長:不明
船幅:2.75m
排水量:130t(水中)
速度:10ノット(水上)、4ノット(水中)
エンジン:ディーゼル×1、電動モーター×1
航続距離:不明
武装:533mm魚雷×2
乗員:9名
設計年:1990年代後半
配備期間:1990年代後半~
建造数:5隻程度
運用状況:現役
朝鮮民主主義人民共和国の陸海空軍(著 ステイン・ミッツァー/ヨースト・オリマンズ 和訳版監修 宮永忠将 翻訳 村西野安 平田光夫) 大日本絵画 ISBN978-4-499-23327-9 C0076
Kay Marineの販促ビデオ
https://youtu.be/8arpTbX5vhg
https://youtu.be/8arpTbX5vhg