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吟詠炉(コンロクイム) - (2022/01/03 (月) 21:07:22) の編集履歴(バックアップ)
【初出】
XIII巻
全形は機械を織り合わせた大樹にも見える柱。柱の中ほどにある窪みには、磔状に架けられた『
暴君II』が安置されていた。大樹の根には、内部で
銀色の
炎の乱れ舞う鉄の球体を抱え込んでいた。『吟詠炉』が鉄球だけなのか、機械の大樹まで含むのかは、今のところ不明である。
『暴君II』が
鏡像転移によって採集した人格の断片を蓄積していた。盟主帰還後は、万一の際の予備情報(『
大命詩篇』と人格鏡像のバックアップ)を保存する倉庫となっていた。
XXI巻で『星黎殿』が変形した『
真宰社』の機関大底部に据えられ、
ラミーが
吉田一美と会話する為に、『大命詩篇』の監視役であるその部署を買って出た。
最終巻では、[
百鬼夜行]の手引きで『真宰社』内部に密かに潜入していた
マージョリー・ドーが機関大底部にたどり着き、『吟詠炉』に保存されていた『大命詩篇』のバックアップを書き換えた。ラミーはそれを黙過していたが、それは『
零時迷子』の真の使い道を知っていた為であり、マージョリーたちの行為が単なる茶番劇であると見抜いていたが為であった。
そして、新世界『
無何有鏡』が創造されて役目を終えた『吟詠炉』は、『真宰社』の残骸と共に放棄されて
真南川へ落ちていった。
【元ネタ・由来】
ラテン語で会議・会話を意味するコンロクィウム(conloquium)。
【コメント】
☆本物の
意思総体の入れ物のようなものだったのろうか?
☆『吟詠炉』本体は球体だけと思われるが、どうかな。あと、意思総体に関わる宝具は他に
フリアグネの『
リシャッフル』があった。
☆これの存在を考えると、“祭礼の蛇”
坂井悠二を討滅しても無意味だったな。
☆↑そうなんだろうけど、ぶっちゃけPCのバックアップみたいな扱いだな・・・。
☆「万一の際」には、教授の実験も入ってる気がした。
☆↑いや教授の実験だと、多分「万百の際」くらいでも足りない気がする。
☆↑「一一の際」って言っても否定しきれんぞ、教授の場合。だって教授だもんな。
☆
フランソワの壺型
神器“
スプレット”よりは役に立ったな。
☆[
宝石の一味]の
コヨーテや
フックスや
トンサーイが、この我学の結晶に絡んでいたら面白そうだったのにな。
☆
アニメ第3期で登場・使用された。