太陽戦隊サンバルカン

(アメコミ用語)

放映: 1981年(昭和56年)2月7日~1982年(昭和57年)1月30日
放映系列: ANN系列
放映時間: 毎週土曜18:00 - 18:30(JST)
話数: 全50話

概要

東映とマーベルの協業作。

電子戦隊デンジマンと同じように、マーベルのキャラクターを無理に使うことをせず、日本側の作品として作成した。
前作電子戦隊デンジマンに登場したヘドリアン女王が本作に登場するが、北欧の死の女神ヘラからイメージした角はなくなっており、マーベルとの関係は薄らいでいる。
一方、作品のモチーフを動物にしてサファリパークを舞台にしたため、制作費がかさみ、ジーン・ペルクを通じてマーベル側からも予算を拠出させたと言われている。

評価

マーベル側は本作を特に気に入ったとされている。スタン・リーは彼の感想を書き記し、「米国のサタデーモーニング(子供向けのテレビ番組)に放送されたら、この作品のアクションと娯楽性の前にみんなかすんでしまう」と伝えた。そして、本作および過去の共同作品をもって米国の放送局(特にHBO)に売り込みにかかった。一部、日本人の俳優の部分を米国人に撮影し直すなども行った。しかし、ロサンゼルスなど日本人が多い地区で地方向けに放送された以外は放送が行われず、結果は不採用に終わった。これは当時としては、まだ「東洋風過ぎた」ことが原因とされた。
この時に、当時マーベルの映像部門にいたマーガレット・ローシュ(後にFox Kids、サバンへ移る)が戦隊ものの輸入(アメリカ化)についてのノウハウを得たとされるほか、サバン・ハイムがサンバルカンを見たことが後の「パワーレンジャーズ」に繋がったとの証言もある(別の証言では、東京に来たサバン・ハイムが戦隊ものをホテルのTVで見たとき、戦隊ものの可能性に気付き、アメリカに持って行こうと考えたとされる)。

もし本作が採用されていたら、「パワーレンジャー」はマーベルのものになっていたかもしれない。


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最終更新:2020年04月29日 15:39