デス(Death) / エンドレスの一柱

(キャラクター、DC)

初出:Sandman Vol 2 #8 (1989年8月)
属性:エンドレス(概念の実体化)の一柱、女性格、第二子

1989年のニール・ゲイマン版サンドマン誌に登場。概念の実体化であり不死の存在「エンドレス」の一柱。
象徴は、エジプト十字架(アンク:通常の十字架の上部が丸になっているもの)。

あらゆる生物の生誕と死の瞬間に立ち会う役目を持っている。このため「死を司る」と思われている。
人間の眼には、ゴスのティーンエイジャーの女性で「一生に一度、会ってみたい」魅力にあふれていると映る。
くつろいだ服装と率直な言動を好む。思慮分別のある性格。

しかしエンドレスではディステニー(運命)に次ぐ二番目に古い存在で、ドリーム(モルフェウス)の姉に相当する。
ドリームと近い領域におり、ドリームはしばしば忠告と援助を求めている。
限りある命を持つ者たちへの共感を忘れないように、100年ごとに1日だけ、生者として地上に降り立って死を経験する。

最初はサンドマンの脇役だったが、人気が出て、デスを主人公にした作品が描かれた。

避妊の方法を教える短編コミックスに主役として登場、男性役はジョン・コンスタンティン*1

ジル・トンプソンという作家は、なんとデス、デリリウム、デスペアを主人公にした少女マンガを描いている。
「デ、デライトじゃないもん。デリリウムだもん!」
さらにデリリウムを主人公にした子ども向けの絵本も描いている。

(作者の許可を得て)マーベルに登場したことがあり、死への願望のあるマルロ・チャンドラーの結婚式で会話を交わしたりした*2


最終更新:2023年06月16日 17:44

*1 性器は描かず、バナナで代用

*2 通常は、死の瞬間にしか会えないのだが