ドラキュラ(Dracula) / ヴラド・ドラキュラ(Vlad Dracula)

(キャラクター、マーベル

初登場:"Suspense"#7(1950年11月)
属性:ヴァンパイア

概要

アトラスコミックス時代に販売されたミステリー/ホラー誌”SUSPENSE"に初登場。
マーベルでは"Tomb of Dracula"#1(1972年)で本格的に登場した。

マーベルの世界にもブラム・ストーカー作の小説『吸血鬼ドラキュラ』が存在しており、そのモデルになった吸血鬼が実在するのである。
トランシルヴァニアの城の隠し部屋で胸に杭を打たれて封印されていた。

しかしドラキュラの子孫のフランク・ドレイクが死んだ父から100万ドルとトランシルヴァニアの古城を相続し、友人のクリフトン・グレイブスの提案で古城を使い観光業で一儲けすることになり、フランクの恋人ジーニーを伴い3人でトランシルヴァニアへ。
城の探索でクリフトンがドラキュラの棺を発見、白骨に刺さっていた杭を引き抜いたためにドラキュラが復活を果たした。
フランクとジーニーを襲うが十字架や銀製品を使われたために逃げられてしまい、それでもジーニーを気に入ったドラキュラは宿泊していた宿を襲撃。またもフランクの銀製品を使った攻撃により逃亡するが、ジーニーを吸血鬼に変える。
復讐を期したフランクが棺を運び出したためそれを追ってロンドンへ渡った。

オリジン

ワラキアの領主であったヴラド・ドラキュラは1459年オスマン帝国のテュラク公爵との戦闘に敗北。テュラクはヴラドを傀儡にするため女ジプシーのリアンダのもとへと連れて行った。
テュラクは知らなかったが、実はリアンダは吸血鬼でヴラドをも吸血鬼に変えてしまった。ヴラドの妻マリアが目の前でテュラクによって殺されてしまい、激怒したヴラドはテュラクを噛み殺し、彼は吸血鬼ヴラド・ドラキュラの最初の犠牲者となった。

1969年にスコットランド人との戦いで胸に杭を打たれ、トランシルバニアの城の棺で3年間眠っていた。*1これを復活させてしまったのがTomb of Dracula"第一話のクリフトン・グレイブスである。


能力

能力や弱点はほぼ伝説通り。
超人的な身体能力
不死身の体
コウモリに姿を変えて飛行する
霧に姿を変えることも可能
ネズミやコウモリなどの動物を操る
人間の血液を吸うことで老化抑制、自らを治癒。吸血された人間は吸血鬼になる。
催眠術で他人を操る

弱点

十字架
銀製品
心臓に杭を打ち込まれることで肉体が滅び、行動不能になる(引き抜くことで復活できる)
ニンニク
日光
















最終更新:2024年11月02日 21:56

*1 "Tomb of Dracula"#15,1973年12月