エレクトラ
公開:2005年1月
配給:20世紀フォックス
制作費:$43,000,000
興行収入:$56,681,566(全世界)、$24,409,722(全米)
監督:ロブ・ボウマン
脚本:ザック・ペン
プロデューサー:アヴィ・アラド、ケヴィン・フェイジ、アーロン・ミルチャン
エグゼグティブプロデューサー:
スタン・リー
概要
2005年に公開された、マーベル・ヒーロー(時に
ヴィラン)の
エレクトラを主人公とした実写映画。
2003年公開の「
デアデビル」のスピンオフである。主演は「デアデビル」でもエレクトラを演じたジェニファー・ガーナー。
あらすじ
太古より善と悪の戦いが続いていた。
悪の戦士たちは邪悪な忍術を使い、「
ザ・ハンド」と名乗っていた。
善の戦士は「キマグレ」の道に従い、達人は未来を予言し、死人さえ蘇生させたという。
両者の運命を握るのは母を亡くした女戦士。宝とさえ呼ばれるこの最終兵器をめぐって、両者の争奪戦は始まる。
前作「デアデビル」で死んだはずのエレクトラは生きていた。
善の老師スティックの蘇生術により奇跡的に命をつないだのだ。エレクトラは善の戦士の元で修行を積み、キマグレの術を身につけるが、ある日突然、破門を言い渡されてしまう。
それ以来殺し屋となり、都市伝説と恐れられるほどまでになったが、日夜任務をこなし、心身ともに疲れ切っていた。
そんなとき、エージェントのデマルコを通して200万ドルの依頼が舞い込む。
エレクトラはターゲットの名前すら知らされないまま、目標の島に住み、続報を待っていた。そこで出会ったのは、謎めいた少女アビーと、その父親マークだった。
クリスマスの夜に父子に招かれ、束の間の安息を得るエレクトラ。しかし翌日、デマルコから知らされたターゲットとは、その父子だった。
エレクトラは一度は二人に弓を向けたものの、父子の境遇に親近感を覚えてしまったため、どうしても殺すことができない。
彼らが命を狙われる理由すら知らず、逆に送られて来た別の殺し屋たちを撃退する。
一方、ザ・ハンドの会議室。集まった幹部の前で、キリギと呼ばれる若者がエレクトラの抹殺を宣言する。邪悪な術を使う四人の仲間を連れて。
父子を救うため、エレクトラは逃避行を始める。やがて、彼らが命を狙われる真の理由に迫っていくのだった。
キャスト
キャラ名 |
俳優 |
概要 |
エレクトラ |
ジェニファー・ガーナー |
死の淵より蘇った美しき暗殺者。 |
マーク・ミラー |
ゴラン・ヴィシュニック |
エレクトラのターゲットとなる男。妻を亡くし、娘と二人暮らし。 |
アビー・ミラー |
キルステン・プラウト |
エレクトラのターゲットとなる少女。 |
スティック |
テレンス・スタンプ |
エレクトラを導いていた善の戦士の老師にして「キマグレ」の達人。 |
ロシ |
ケイリー=ヒロユキ・タガワ |
ザ・ハンドのボス。 |
キリギ |
ウィル・ユン・リー |
忍術と二刀流の達人。四人の部下がいる。 |
ストーン |
ボブ・サップ |
岩石のように頑丈な肉体と怪力を持つボブサップ。 |
キンコウ |
エドソン・T.リベイロ |
ナイフと体術の達人だが、特殊な忍術は見せない。 |
タトゥー |
クリス・アッカーマン |
体中の入れ墨から動物型の魔物を解放し、使役する。 |
タイフォイド |
ナターシャ・マルテ |
体から毒を放出し、近くの生き物や物質を腐らせる。 |
デマルコ |
ジェイソン・アイザックス |
エレクトラに暗殺を仲介するエージェント。 |
評価
主演のジェニファー・ガーナー自らが元恋人で俳優のマイケル・ヴァルタンに電話をかけ、「ひどい出来」と伝えたというエピソードがある。マイケル曰く、「ジェニファーが僕に電話してきて、ひどい出来だと言ったんだ。彼女は『デアデビル』のために仕方なく出演した。今回の出演は、その時の契約に含まれていたんだ」とのこと。
(
シネマトゥデイより)
その他
- 当時、日本で格闘家として大人気だったボブ・サップが出演しているが、実際の出演時間は非常に短い。
- この作品で最強の敵キリギを演じたウィル・ユン・リーは2013年公開予定のウルヴァリン: SAMURAIでも強敵シルバーサムライを演じる。
- デアデビルは登場しない。しかし、DVDに収録された未公開シーンにはマット・マードックが気を失ったエレクトラの夢枕に立つシーンがある。
- どうやらスタン・リーは出演していない模様。
最終更新:2013年01月22日 03:29