シャン・チー(Shang-Chi)
初出:Special Marvel Edition #15 (December 1973)
種族:人間
概要
武術の達人。
特殊な能力は持たないが、修行によって身につけた技で闘う。
ヌンチャクなどの武器を使った戦闘も得意とする。
「マスター・オブ・クン・フー」の異名を持つ。
漢字で書くと「上氣」、"the rising and advancing of the spirit"(気が立ち昇り突き進む)の意味があるらしい。
マーベル・ナウ!
実写映画
- 過去に映画化の動きがあったようで、スタン・リーはブランドン・リー(ブルース・リーの息子。映画「クロウ」の撮影中に死亡した)と接触をもったことがある。
マーベル・シネマティック・ユニバース
トリビア
- 初出の年から分かるように、映画「燃えよ!ドラゴン」(Enter the Dragon)で一挙にカンフーブームが起こり、各社がカンフー使いのキャラクターをつくった。マーベルはテレビ番組のカンフーキャラクターを使おうとしたが、契約できなかった。
- ただ「フー・マンチュー」(イギリスの作家サックス・ローマーが創造した架空の中国人で、東洋人による世界征服の野望を持つ怪人。清時代の役人の服装にドジョウ髭という格好)の権利がとれたので、「フー・マンチューの息子にして、その悪夢」というキャッチ・フレーズのキャラクターをつくった。
- 現在は権利が切れて使えない様子(What If?に「もしシャン・チーがフー・マンチューの側についたら?」という作品があるが、現在では再販されていない)。
- 上記の関係で、マーベル世界にはフー・マンチューが実在し、シャン・チーはフー・マンチューを追う刑事などと共に戦っているが、マーベル世界の住人は「フー・マンチューは架空の人物で実際には存在しない」と思っていたそうである。
- 現在は設定が変わって、『フー・マンチュー』ではなく『ゼン・ズー』と呼ばれている(『フー・マンチュー』は数多くある異名の一つ、ということになった)
- 同じ格闘家として、アイアン・フィストとどちらが強いかはよく話題になるらしく、ブラックパンサーの前で組み手をしたことがある。その時は多くの者が相打ちとみたが、ブラックパンサーはシャン・チーが一枚上とみた。
- (日本の特撮を意識したのか)ピム粒子を使って巨大化し、怪獣と戦ったことがある。
- スパイダーマンがスパイダーセンスを失ったとき、シャン・チーが師匠になり稽古をつけたことがある。スパイダーマンはカンフーと自分の戦い方を組み合わせた、独自の技を開発した。
- ドミノに稽古をつけたことがある。
最終更新:2023年08月03日 03:55