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お金が紙クズになっても株は残る

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tabi

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お金が紙クズになっても株は残る



                                和歌流(わかる)


現在、斜陽産業ともいえる株をやってると
いろいろなことを考えます。
それで経済に詳しい友人のらぶ馬にきいたら
こんな答えが…。↓


私「円が紙くずになったら、当然、株(券)も無価値になるよね?」
馬「なりません」

私「なんで、株だけ大丈夫なのさ?」
馬「オカネと株券は別物という事」

私「お金がだめなら、株もだめでしょ?」
馬「じゃあもうちっと判りやすく。お金が紙屑になっても土地の登記簿謄本は紙屑にならんでしょ?」
私「それは・・・そうよね」

馬「金の登記簿みたいなもんなんだと考えれ。この金は和歌流(わかる)さんのもの、と書いてある紙のこと」
私「…そこまで、詳しくいわんでよろし・・・」

馬「例えば、ETFの運用会社は集めた資金でその分、その時価の金を買ってるから」
私「運用会社はつぶれない、そういう理由では。ということカネ?」
馬「そう。それに円が紙屑になったらドル建て日経平均が取って代わるだけだから」
私「えええええええ?」
馬「わかりやすいでしょ」
私「…ハテ・・・?」
馬「これ以上判りやすい説明はないんですが」

私「円が紙くずになるなら、世界経済が他もだめになってるでしょ?」
馬「じゃあさ、オカネの価値が暴落するとどうなると思う?」
私「ハイパーインフレ」

馬「そう。じゃあ聞くが、アルゼンチンペソは紙切れになりましたが
その後はどうなった?」
私「アルゼンチンには、親戚がいないから、知らないなぁ」
馬「ぉぃ…・。ちゃんと代替紙幣ができたでしょ。だから厳密には紙切れにはならないんだよ」
私「・・・へー」

馬「その場合、価値が残るのはちゃんと価値のある財を生み出すもの、株式や土地」
私「お金よりも価値があるの? 株式は?」
馬「紙切れになったお金よりは全然有ります」
私「それは解散価値のことよね。会社が不動産とか、物を持ってた場合は」
馬「違います」
私「でも、世界が同時に壊滅状態になったら、もう、株式も土地もありゃしないよね?」

馬「そんな前提だったのか・・・!」
私「そりゃ、そうよ」

馬「…! 人類が生きてる限りは最低でも土地はあるじゃろ」
私「では、アメリカがデフォしたら?」
馬「え? …・今度はそこに移ったのか」

私「だったら、新しいお金、発行すればなんとかなるわけ?」
馬「新しいお金を発行しても、米国債が紙切れになったから、信用が置けなくなる。ということで、金が値上がりし株式が上がる」

私「え? 基軸通貨のアメリカがデフォになるんだよ? 他国も影響を受けて、金(きん)はともかく、株式って、あがるのかよ?」

馬「まぁ国債が償還できないだけっちゃだけなんだがなぁ」
私「…そんな・・・だけ、って…あんた、いいかげんなところが政治家向きだよ」

馬「国家財政が厳しくなるから公共工事や社会福祉が減らされる。税金が上がって国民生活が厳しくなる。それで、節約しながら、少しずつ、国の借金を返済していく。そうしながら、紙幣の価値をあげていく。それが今のロシアやアルゼンチンなんですよ」

私「では、実質、紙くずになっても大丈夫ということなんだね。でも、アメリカが堂々とデフォした日には当然、世界中でもデフォブームになってたりして」
馬「…・」

私「さすがにここまでくると世界はこれではいけないってことで、社会主義に近づいていくのかな」
馬「管理経済にはなりますよ」
私「供給制とかになるわな」
馬「まぁ世界が全部デフォルトしたらそれはそれで新しい世界になりますなぁ」

私「でも昔のガチの社会主義にはならないでしょ? ほら、あんたがすきそうなユートピア系社会主義になるのではないかな」
馬「違うっての」
私「少し似てるじゃないの」
馬「そんな陰鬱な世界じゃない。ワタシが理想とする世界は」

私「ちょっと、なんで、陰鬱になるのよ? 現代の人間のマインドはいくら今の生活が変わったって、そうは変われないよ。やはり個人を尊重してくれるような社会主義を求めるはずだから」
馬「個人を尊重する社会になんか、ならないよ。真っ先に社会福祉切るんだよ?」

私「それはわかる。でも、そんなふうになって、現代の、わたしたちが黙ってると思う? 大昔の人間じゃないんだよ。情報も知識も歴史も学んだことがあるわけだから。あらゆる天変地異が同時に起こって、社会機能が完全に麻痺してしまった場合以外は除いて、マインドまで、原始時代に戻らないと思う。人類が生き残ってる限りは」

馬「(そんな世界観で話すなよ)…まぁそういう過程を通るわけです」
私「とにかく、人類が生き続けていたら、大丈夫だよね?」
馬「さぁ」
私「あんたって…」
馬「暴動が起きて殺し合いになります」
私「全員死ぬんか」
馬「アルゼンチンは暴動と略奪が起きた」

私「日本なんだよ?」
馬「アメリカの話じゃねぇのかよ」
私「日本だ、日本、あんたが住んでる国の話」
馬「じゃあ大丈夫かもしれません」

私「日本くらいでしょ。他国の利益のことも考えられるのは」
馬「でも、最後にブチ切れて戦争することも」
私「あんたじゃないんだよ」
馬「ワタシ、真っ先に自害するから人は殺しません」
私「ジガイ…・ジギャクな、あんたには合うかもな」
馬「まぁそういうわけでオカネが暴落しても株式は残るのです」
私「少し理解できた」
馬「ワタシはあなたのことは少しも理解できません」


ここ数年、幾度となく、株の暴落を体験してきましたので
例えば、ドルが、円が、紙クズになるのなら
当然、ただでさえ、暴落にさらされてる株なんぞ
ひとたまりもないと思い込んでいましたのよ汗。
(そんなことだから、微々たる儲けしかないのだ!
(*´・,_ゝ・) プッ)

そういえば、よく思い出してみたら
ペイオフ、預貯金は1000万円までしか
国は見てくれないことを思うと資産がある方は
株や不動産に換えておくってのは常套だったわけで・・・汗。

お金がないとそれに関する知識も見につかないんですかねぇ。
はぁ・・・晩秋の私って・・・いったい・・・。


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