ラゴウ(らごう)

概要

ヴェスペリアに登場したキャラクター

登場作品

+ 目次

ヴェスペリア

年齢:不詳 性別:男性
声優:田口昻
帝国評議会の重鎮であり、港町カプワ・ノールを治める執政官。
普段は慇懃無礼に振る舞うが、本性は冷酷かつヒステリックな小心者。
現在の帝国の腐敗を体現したような人物で、為政者としての自覚や才覚は一切無く、権力闘争に明け暮れるばかりか地位を盾に領民を公然と虐待している。

+ ネタバレ
作中では評議会と反目している騎士団を追い落とし、帝国の実権を完全に掌握しようと暗躍。
エステリーゼの後ろ盾となって彼女を皇位に就け傀儡にしようと企んでおり、対立候補のヨーデルを監禁していた。
自前の兵力は無いが、傭兵ギルド「紅の絆傭兵団(ブラッドアライアンス)」の首領・バルボスの後ろ盾となり、資金を援助する事で実質的な手駒としていた。
また闇ギルド「海凶(リヴァイアサン)の爪」とも取引しており、フレンの元に暗殺者を送り込んだのも彼の仕業。自身の不正を嗅ぎ回っていた彼を抹殺しようとしていた。
バルボスに魔核を集めさせていたのも彼の差し金で、これはエステルの皇位継承に必要な宙の戒典(デインノモス)の複製を作るため。
更にはその研究の副産物である「天候を操る魔導器」を使い、荒天を理由にカプワ・ノールの漁師達に漁を禁じ、税を払えない者やその家族を魔物と戦わせて退屈しのぎとしていた。
結果的にはその退屈しのぎが義憤に駆られたユーリ達やフレンの介入を招き、悪事が露見するも「偽物の仕業」と突っぱねて難を逃れた。
その後意趣返しとばかりにフレンの持つ親書を偽物とすり替え、ギルドユニオンと騎士団の衝突を煽り共倒れを狙ったが、ドン・ホワイトホースにあっさり見抜かれ、ユーリとフレンの活躍により計画は失敗。
自身は捕らえられ、協力者のバルボスもユーリ達によって討たれてしまう。
それでも評議会の地位を悪用して罪を軽減し、地位を少し下げる程度に収めたが、それがユーリの逆鱗に触れ「法で裁けない悪党」として夜のダングレストで秘密裏に斬殺された。
彼の死後はカプワ・ノールに新たな執政官が派遣され、評議会の権力の縮小化が図られた。

自身はバルボスを配下に置いたつもりだったが、実際には余った魔核や資金を勝手に流用された挙句、敵対している騎士団長アレクセイとも裏で手を結ばれていた。
宙の戒典(デインノモス)の複製もアレクセイが仕向けた事で、真の目的は皇位継承ではなくザウデ不落宮を起動させるため。
評議会一の策士を気取っていたが、結果的にはバルボスに都合よく利用され、敵であるアレクセイの手のひらで踊らされていただけであった。


最終更新:2025年02月03日 13:43
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