アレクサンダー・フォン・キュモール(あれくさんだー・ふぉん・きゅもーる)

概要

ヴェスペリアに登場したキャラクター

登場作品

+ 目次

ヴェスペリア

年齢:不詳 性別:男性
声優:野島健児
帝国騎士団キュモール隊を率いる隊長。
特注の派手な鎧に身を包むナルシストだが、作中のキャラからは「変な格好」や「気持ち悪い喋り方」と評される事が多い。
また自分を有能だと思い込んでいるが、実際には血筋だけで隊長に出世したため、剣の腕はからっきし。
短慮な上に癇癪持ちで、無謀な命令を部下に出しては、思い通りに行かないとヒステリックに喚き立て部下に責任を転嫁するなど、およそ指揮官としても不適格な人物。
名門貴族の出身で選民思想に凝り固まっており、貴族の方が平民よりも優れていると信じて疑わない。このためキュモール隊は平隊士に至るまで全員貴族で構成している。
このため平民騎士のフレンシュヴァーンが功績を挙げて出世する事を苦々しく思っており、彼らの重用を推し進める騎士団長アレクセイを目の敵にし、いずれ彼を蹴落として騎士団長になる野望を抱いている。

+ ネタバレ
作中では序盤から度々ユーリの捕縛に動くと同時に、ヘリオードの執政官代に就任し「街が完成したら貴族にしてやる」と騙して平民を集め、労働力としてこき使っていた。
後にラゴウが失脚すると、イエガーと手を組み「海凶(リヴァイアサン)の爪」から大量の武器を仕入れ、独断でダングレストへ侵攻しギルドユニオンを制圧しようと目論む。
なおアレクセイからはフェローの捜索と討伐、及び聖核の入手を命じられていたが、武功を独り占めすべく無視していた。
このためヘリオードをダングレスト侵攻のための前線基地とすべく、平民を強制的に休みなく働かせて完成を急がせたが、あまりに無謀な工期短縮の影響で過労死が続出。
これが失踪事件として噂になった事でユーリ達に真相を暴かれ、更にフレン隊の介入により労働者達を解放される。
このためダングレスト侵攻計画を放棄し、フェロー討伐の任に戻りマンタイクへと赴任する。
しかしマンタイクでも自身を執政官と偽り、武力で住民達を言いなりにさせ、更には住民達の外出を禁じ監視する事で嘘がバレないよう画策していた。
そしてフェロー討伐に住民達を駆り出すが、その手段は「フェローを殺してきたら金をやる」とだけ伝えて水も持たせず砂漠の真ん中に放り出すという非道かつ作戦と呼ぶにはあまりに杜撰でお粗末なもの。
当然住民達は成果を挙げられず砂漠でのたれ死んで行くが、当人は全く意に介さず住民や部下を次々と使い捨てにしていた。
しかしユーリに住民達を死に追いやった元凶が彼だと気付かれた結果、「死ぬまで人を傷つける悪党」と見做され就寝中に自室を襲撃され、逃げ出した先で足を滑らせて流砂に呑まれ死亡した。
(厳密にはユーリが直接手を下した訳では無いが、流砂まで追いやられ足元にロープがあるにも関わらず見殺しにされており、ユーリ自身「ラゴウやキュモールを斬った」と言われても否定していない)
そして彼の死と同時にフレン隊が到着し、キュモール隊は捕縛されマンタイクは解放されたが、フレンは彼の死を目撃し、法と正義の狭間で揺れ動く事となる。

なお公的には行方不明扱いとなっているが、ヘリオードやマンタイクでの悪行が明るみに出た事でキュモール家は取り潰しとなり貴族特権を剥奪された。
この事が姉のミムラの暴走を招くきっかけとなっている。


最終更新:2025年01月28日 09:45
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