獣人戦争(じゅうじんせんそう)


登場作品

テンペスト

100年前に起きたとされる、ヒトレイモーンの民の間で起きた戦争。
当時大陸の覇権を握っていたレイモーン王国がこれに敗れた事で滅び、その民もリカンツとして迫害されるようになったと伝わる。
またこの戦争の影響でレイモーン王国の周辺が砂漠になったとされるが、長い時が経った今詳細を知る者はほとんどいない。

+ ネタバレ
実際にはそのような戦争は存在せず、レイモーンの内紛とそれを収めようとしたクベール生命の法によって王国が滅びた。
当時レイモーン王国は繁栄を極めていたが、それに驕り良心を無くした国民同士が互いに争って富を奪い合い、収奪で国土は荒れ果て王国は頽廃の一途を辿っていた。
これを憂いた時の宰相・クベールにより大地に緑を蘇らせ失われたレイモーンの民の心を取り戻すべく、旅人によってもたらされた生命の法を実施するも、突然現れた真っ黒な扉によってすべての命を飲み込まれ王国は滅亡した。
全ては旅人ことウォールス・ガーナーによる異世界の扉を開くための実験に過ぎず、クベールはそれに利用されただけであった。
また術のためにクベールの手で数十万人ものレイモーンの民を犠牲にして大量のペイシェントが創られたが、それもほとんどがウォールスによって持ち去られた。
後に生命の法の真実を隠すべく「戦争」であったと流布したため、今や真相は僅かにレイモーンの古老の間で言い伝えられているのみ。それすら詳細は失われており、全ての真実を知るのは張本人であるウォールスとクベールの二人だけとなっている。


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関連項目

最終更新:2024年09月30日 13:12