国王(アレウーラ八世)

+ 目次

テンペスト

年齢:数百歳 性別:男性
声優:長克己
アレウーラ王国を統べる王。
数年前に先代アレウーラ七世から譲位された。
しかし人目に触れる事を極度に嫌いアール山に身を隠しているため、その姿を見たものは誰もいない。

+ ネタバレ
本作のラストボスであり、物語における全ての元凶。
その正体は100年以上前に空間を繋ぐ実験の失敗で異世界からやってきた原初のスポット「ウォールス・ガーナー」。
当時少年だったアレウーラ五世の身体に取り憑き、故郷であるスポットの世界へ帰るべく暗躍していた。
その本性は冷酷かつ傲慢で、詐術を用いて虐殺や差別を扇動し数多の人生を狂わせてきた本作における諸悪の根源とも言うべき存在。
後にスポット・ロミーを従え両世界の王になる野望を抱くなど、スポットの世界でもそれなりの地位か力を持つ存在と思われる。
優れた頭脳を持つ研究者でもあり、独力で故郷の世界に通じる扉を開くプリセプツ「生命の法」を編み出すも、実行には強力な触媒が必要だったため旅人のフリをしてクベールを騙し触媒たるペイシェントを作らせた。
しかしこの時は術式が不完全だったため、術は失敗し故郷へ帰る事は叶わなかった。
このためいくつかのペイシェントを奪い、その力で寿命を伸ばしながら100年の歳月をかけて生命の法を完全なものに構築し直し、ペイシェントを集めるため教会にリカンツ狩りを行わせていた。
また長寿を怪しまれないよう、数十年毎に嘘の王位譲渡を行い王座に君臨し続けていた。ただし身体は憑依当時の少年の姿のままであり、人目に触れる事を嫌っていたのは「不老不死の不気味な少年」である事を隠すため。近衛騎士団に身辺を警護させていたが、運悪くその姿を見たアルバートの祖父や近衛騎士は抹殺されてきた。
後に妻を亡くし悲嘆に暮れるヴィンセントに付け込み、彼を騙してペイシェントを集めさせ完全な生命の法を行わせるが、故郷の世界と距離が離れていたためこちらにスポットを呼び寄せるだけに終わった。
なおロミーに取り憑いていたスポットはこの時に召喚された一人であり、彼女(彼?)を配下としてペイシェント集めや邪魔者の排除をさせていた。

本編では長らくその存在が示唆されるのみだったが、クベールにより生命の法をもたらした旅人が彼であり、代々国王に成りすました事が明かされる。
アール山の館にヒトもレイモーンの民も入れない結界を張り身を守っていたが、ヒトとレイモーンのハーフであるカイウスには結界が通用せず破壊される。
真意を問いただし生命の法を止めさせるべく乗り込んできたカイウス達と対峙するも、世界間の距離が近づいた事で自ら生命の法を執り行い、故郷に通じる完全な扉を開く事に成功。
カイウス達に夥しい数のスポットを見せつけ、この世界を侵略し「二つの世界の王」となる野望を語り、故郷から流れ込む力で威圧する。
しかしそれに動じる事なく戦いを挑んだカイウス達との決戦の末に敗北。
ウォールスは消滅し、開かれた扉もアーリア達によって閉じられ、彼の野望は潰えた。

ネタ


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最終更新:2025年04月16日 14:57
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