黒翼の旗の下に
何をしなければいけなかったんだ…
そうだ、息をするのを忘れていた。
ヴェイグ、君はどうしたい?
…?何かが湧き上がってくるかのような…
悩んでいる時間は無いよヴェイグ、ちなみに選択肢もあまり無い。
…鉄、これは鉄の味か?
さあ、選ぼうよヴェイグ。
君の目の前にいる彼女を、同じヒトである君はいったいどうするんだい?
…涎…赤い涎…ああ、そうか、俺の血か。
倒すの?殺すの?死ぬの?君の望むように僕の力を使いなよ。
どんな答えでも、彼女は悲しそうにとびきりの笑顔を見せてくれるよ、きっと。
(彼女の名を口にしたが巧く口内の空気が振動しない)
そうだ、息をするのを忘れていた。
ヴェイグ、君はどうしたい?
…?何かが湧き上がってくるかのような…
悩んでいる時間は無いよヴェイグ、ちなみに選択肢もあまり無い。
…鉄、これは鉄の味か?
さあ、選ぼうよヴェイグ。
君の目の前にいる彼女を、同じヒトである君はいったいどうするんだい?
…涎…赤い涎…ああ、そうか、俺の血か。
倒すの?殺すの?死ぬの?君の望むように僕の力を使いなよ。
どんな答えでも、彼女は悲しそうにとびきりの笑顔を見せてくれるよ、きっと。
(彼女の名を口にしたが巧く口内の空気が振動しない)
後5秒欲しかった、とハロルドはその他人より膨張した下唇を噛みながら思った。
一時停止した空間で、3人。
なんて素人の斬り方。人間は果物じゃあ無いんだから。
果物よりもっと簡単に壊れるんだから。
既に詠唱を行っている自分に今更気づく。
私はもう彼女を諦める方向で未来を制限している。
なんて不自由。
私の頭脳も、突き出した私の手も、動かない。
手が動かない。別に手を動かさなくても晶術は撃てるものなのだが、驚いた。
手を見る。外的変化は無い。指を動かそうと意識してみる。動かない。
触ってみる。冷たい。振動していない。凍っている。
ゆっくりと前を向いた。私は笑っている。
一時停止した空間で、3人。
なんて素人の斬り方。人間は果物じゃあ無いんだから。
果物よりもっと簡単に壊れるんだから。
既に詠唱を行っている自分に今更気づく。
私はもう彼女を諦める方向で未来を制限している。
なんて不自由。
私の頭脳も、突き出した私の手も、動かない。
手が動かない。別に手を動かさなくても晶術は撃てるものなのだが、驚いた。
手を見る。外的変化は無い。指を動かそうと意識してみる。動かない。
触ってみる。冷たい。振動していない。凍っている。
ゆっくりと前を向いた。私は笑っている。
プリムラの肩越しに突き出したヴェイグの右腕が青く輝いている。
差し伸べられた手が落ちると同時にヴェイグの膝が地面に着く。
固く結ばれた口元に紅線。歯周病でなければ多分腹の血液だろう。
崩れて散る銀髪の向こうに、彼の瞳を見た。
まるでウインクするかのように瞼が下りる。本当にウインクだったら死ぬほど似合わないだろう。
多分、「ミソチケット」か「ダメージ32倍」か「殺すな」のいずれかのサインだと思う。
意味が分からない。いや、分かるんけど、それ以外に意味はないだろうから
間違いないんだろうけど、
だからなんでよ?
あんたがそれを言いますか?
馬鹿馬鹿しい、と思う。
ヴェイグが、ではない。詠唱を中断していたことに今更気付いた自分自身が、だ。
差し伸べられた手が落ちると同時にヴェイグの膝が地面に着く。
固く結ばれた口元に紅線。歯周病でなければ多分腹の血液だろう。
崩れて散る銀髪の向こうに、彼の瞳を見た。
まるでウインクするかのように瞼が下りる。本当にウインクだったら死ぬほど似合わないだろう。
多分、「ミソチケット」か「ダメージ32倍」か「殺すな」のいずれかのサインだと思う。
意味が分からない。いや、分かるんけど、それ以外に意味はないだろうから
間違いないんだろうけど、
だからなんでよ?
あんたがそれを言いますか?
馬鹿馬鹿しい、と思う。
ヴェイグが、ではない。詠唱を中断していたことに今更気付いた自分自身が、だ。
ヴェイグが膝を着いたと同時にプリムラは手で顔を覆おうとする。
「を」を含めて「お」が五回。そんなことを考える自分を残りのハロルドは責めた。
ナイフを持った方の手だけが紅い。
ヴェイグのサックを持った方の手だけは白い。
肌色じゃなくて本当に白だったら縁起が良かったかもしれない。と更に下らないことを考える自分を糾弾。
動かなかった手が活動を再開する。ヴェイグの意識が無くなったからだろう。
若干距離があるのだが、プリムラの周期の短い呼吸音の間にポツポツと単語が混じっているのが聞こえる。
ヴァリエーションは様々だったが一貫して犯行を否認しているだけの実の無い内容で聞く耳は無い。
手に熱を感じる。プリムラははハロルドに背を向け、一目散に走り出した。
速い、とハロルドは感じる。不満や文句の用途ではない。
一般的成人女性の速度限界としては異常であるが、術の射程に入る以上何の不満も無い。
「デルタレイ!!」
「待て!!」
光の球体が三つ、当たった。プリムラではなく、グリッドに。
グリットがかなりの距離を吹き飛んで、そのまま気絶した。
プリムラが移動した距離よりは遥かに短い。
こめかみに電流が流れる。その大きな眼を瞑ってハロルドは思った。
いつものように、最悪だと。
「を」を含めて「お」が五回。そんなことを考える自分を残りのハロルドは責めた。
ナイフを持った方の手だけが紅い。
ヴェイグのサックを持った方の手だけは白い。
肌色じゃなくて本当に白だったら縁起が良かったかもしれない。と更に下らないことを考える自分を糾弾。
動かなかった手が活動を再開する。ヴェイグの意識が無くなったからだろう。
若干距離があるのだが、プリムラの周期の短い呼吸音の間にポツポツと単語が混じっているのが聞こえる。
ヴァリエーションは様々だったが一貫して犯行を否認しているだけの実の無い内容で聞く耳は無い。
手に熱を感じる。プリムラははハロルドに背を向け、一目散に走り出した。
速い、とハロルドは感じる。不満や文句の用途ではない。
一般的成人女性の速度限界としては異常であるが、術の射程に入る以上何の不満も無い。
「デルタレイ!!」
「待て!!」
光の球体が三つ、当たった。プリムラではなく、グリッドに。
グリットがかなりの距離を吹き飛んで、そのまま気絶した。
プリムラが移動した距離よりは遥かに短い。
こめかみに電流が流れる。その大きな眼を瞑ってハロルドは思った。
いつものように、最悪だと。
『あらゆる状況をあらかじめ想定していれば、百のピンチからも必ず生還できるものなり』
悪くない、私は悪くない。
私は嵌められた。そう、嵌められたんだ。
周囲には私とカトリーヌの二人だけ、グリッドたちは遠くにいて他には誰もいない。
いきなりそこにいて私は生きていてカトリーヌは死んでいる。証人はいない。
状況証拠は非の打ち所も無く私を犯人だと責め立てる。
なんと、実に、まったくもって、ミステリィだ。
私は嵌められた。そう、嵌められたんだ。
周囲には私とカトリーヌの二人だけ、グリッドたちは遠くにいて他には誰もいない。
いきなりそこにいて私は生きていてカトリーヌは死んでいる。証人はいない。
状況証拠は非の打ち所も無く私を犯人だと責め立てる。
なんと、実に、まったくもって、ミステリィだ。
「名探偵はプロの犯罪者にも成り得るっていうでしょ。私に任せておけば大丈夫だって」
つまり誰かが私を嵌めようとしているのだ…
真犯人のトリック、悪意によって名探偵が犯人だと断定され、警察や仲間に疑われる。
なるほど、実に名探偵らしい、相応しい事件だ。
そして名探偵は警察に捕まらないように身を隠しながら一人で捜査を行い、真犯人を捕まえるのだ。
そう、それが、名探偵というものなのだ…
そういうことなのだ…そうに決まってる…だって、それがミステリィじゃないか。
名探偵が犯人なんて、在り得ない。在り得てはいけない。
勿論、さっきのは悪いことをしたとは思うのだ。刺した人にも…グリッドにも…
だが、ここで捕まる訳には行かない。それでは真犯人の思う壺ではないか。
捕まってはいけない。物語が終わってしまう。
正当防衛だ。いや、真犯人の犠牲者といっていい。
仇はとってあげよう。それが名探偵というものなのだ。
カトリーヌに首を絞められて頭に酸素が回っていなかった。
もっと上手なやり方があったかも知れない。
しかし、私には何よりも自衛のための武器と道具が必要なのだ。
誰も信じてはいけない。私は追われる側なのだ…反撃に転じるまでは…
誰が犯人なのか分かるまでは…逃げなくては、ならない。キールからも。
殺されてはいけない…それを回避するためなら…すのも仕方ない…
真犯人のトリック、悪意によって名探偵が犯人だと断定され、警察や仲間に疑われる。
なるほど、実に名探偵らしい、相応しい事件だ。
そして名探偵は警察に捕まらないように身を隠しながら一人で捜査を行い、真犯人を捕まえるのだ。
そう、それが、名探偵というものなのだ…
そういうことなのだ…そうに決まってる…だって、それがミステリィじゃないか。
名探偵が犯人なんて、在り得ない。在り得てはいけない。
勿論、さっきのは悪いことをしたとは思うのだ。刺した人にも…グリッドにも…
だが、ここで捕まる訳には行かない。それでは真犯人の思う壺ではないか。
捕まってはいけない。物語が終わってしまう。
正当防衛だ。いや、真犯人の犠牲者といっていい。
仇はとってあげよう。それが名探偵というものなのだ。
カトリーヌに首を絞められて頭に酸素が回っていなかった。
もっと上手なやり方があったかも知れない。
しかし、私には何よりも自衛のための武器と道具が必要なのだ。
誰も信じてはいけない。私は追われる側なのだ…反撃に転じるまでは…
誰が犯人なのか分かるまでは…逃げなくては、ならない。キールからも。
殺されてはいけない…それを回避するためなら…すのも仕方ない…
だって、それが、名探偵というものじゃない?
グリッドは草の上で眼を覚ました。まだ眼の焦点が合わない。
意識がはっきりするまで何があったのか思い出そうとする。
ユアンが死んで…泣いて…泣いて…それから?
目の前に牛がいる。逃げるという考えは浮かんでこない。
そう、向こうで大声がして…その先にプリムラと男が抱き合っていて…
牛の向こう側に、誰かいる。多分二人。
その男に襲われているんだと思ったんだ…かなり下世話な方向性で…気付いたときにはもう走っていた。
意識が大分はっきりしてきた。小柄な女性と大柄な男性だ。
男が崩れ落ちて…プリムラが逃げたんだ…もう走っていた…
男性は寝ている。女性は何も言わずに男に回復晶術を繰り返している。
女がプリムラに何かしようとしているのが分かって…俺はもう仲間を失いたくなくて…
ようやく意識が覚醒した。牛の傍に、遺体が2つ。ユアンと
「カトリーヌ!!」
グリッドは気絶していたとは思えない軽快さで2人の元へ駆け寄った。
グリッドは泣かなかった。何が起こったかわからないという面構え。
多分自分の中にある悲しさを計るメーターが点検中なのだろう。
そんな嘘を思いつくほど、グリッドはとても悲しかった。
意識がはっきりするまで何があったのか思い出そうとする。
ユアンが死んで…泣いて…泣いて…それから?
目の前に牛がいる。逃げるという考えは浮かんでこない。
そう、向こうで大声がして…その先にプリムラと男が抱き合っていて…
牛の向こう側に、誰かいる。多分二人。
その男に襲われているんだと思ったんだ…かなり下世話な方向性で…気付いたときにはもう走っていた。
意識が大分はっきりしてきた。小柄な女性と大柄な男性だ。
男が崩れ落ちて…プリムラが逃げたんだ…もう走っていた…
男性は寝ている。女性は何も言わずに男に回復晶術を繰り返している。
女がプリムラに何かしようとしているのが分かって…俺はもう仲間を失いたくなくて…
ようやく意識が覚醒した。牛の傍に、遺体が2つ。ユアンと
「カトリーヌ!!」
グリッドは気絶していたとは思えない軽快さで2人の元へ駆け寄った。
グリッドは泣かなかった。何が起こったかわからないという面構え。
多分自分の中にある悲しさを計るメーターが点検中なのだろう。
そんな嘘を思いつくほど、グリッドはとても悲しかった。
「リザレクション」
ハロルドは最後の回復晶術を唱え終え、ようやく立ち上がった。
もう2,3発かけてやりたい所だが、今後を考えればこれ以上は無理だ。
額の汗を拭って、大きく深呼吸。
想像以上に凄い。深々と刺された上に中で刃をかき回されたのだろう。
こちらが出来たのは精々消毒を施した上で袋のふたを布で無理矢理閉じただけの事。
もうやれることはない。感情を抑えなくては、と思う。
無理だ。
どうにも止まらず、声を掛けてきた男を、振り向き様殴ってやった。
実にいい音がしたと、喜ぶ自分をハロルドは袋叩きにしてやった。
ハロルドは最後の回復晶術を唱え終え、ようやく立ち上がった。
もう2,3発かけてやりたい所だが、今後を考えればこれ以上は無理だ。
額の汗を拭って、大きく深呼吸。
想像以上に凄い。深々と刺された上に中で刃をかき回されたのだろう。
こちらが出来たのは精々消毒を施した上で袋のふたを布で無理矢理閉じただけの事。
もうやれることはない。感情を抑えなくては、と思う。
無理だ。
どうにも止まらず、声を掛けてきた男を、振り向き様殴ってやった。
実にいい音がしたと、喜ぶ自分をハロルドは袋叩きにしてやった。
「おい…」
グリッドは目の前の女に話しかけた。一悶着あったもう一人よりは話しかけやすいと思ったのだ。
頬にジャストミート。実に痛い。立ち上がったばかりだったが再び尻で餅を突く。
「…なんで邪魔したの?」勤めて冷静に、且つ自分が威圧されている事を分かって貰える様に尋ねた。
「な、何のことだ?俺は―」言い終わる前に、頬に何か冷たいものが当たる。
ナイフだと分かったときには、彼女の顔が間近に迫っていた。
「あんた一つ嘘付いてるわよね?3度は聞かないわよ。
なんであの子がその子を殺したと知っていて邪魔したの?」そこでようやく彼女の唇が厚い事が分かった。
そう・・・分かっていた。本当は、走っている途中に見てしまった。カトリーヌの顔を。
確認を取らなくてももう死んでいるのは分かった。
もし生きていたらあんな醜悪な顔を彼女は晒そうとしないだろう。それが尊厳というものだ。
「で、でももしかしたら俺たちが戦っている間に誰かがやってきて…
そ、そうだ!超遠距離から魔法とかで…」
「死因は窒息死。多分絞殺」
分かってる。全部分かっているんだ。
「あの化け物がプリムラを操って…」
「彼女を操るメリットが無い」
漆黒の翼はもう折れてしまった。そういうことなんだ。
「もっと他に…何か…何か、凄いトリックとか、俺たちを嵌めようとしているとか…」
泣きそうな顔の男を見て溜息を一つ。
「…一度しか言わないからよく聞きなさい?アタシは、別にあんたのお仲間が何を考えていたのかには、
これっぽっちも興味ないの。分かる?あんたのお仲間Cが戦っている間に
お仲間Aがお仲間Bを殺して、その後に近づいたあたしの仲間を刺して、ザックを奪って逃げた。
そんだけ、そんだけなの。難しい所一切無し。それで全部。今使うべきグミがなくなったことが全部。
トリック?真犯人?馬鹿馬鹿しい。なんでわざわざ話をややこしくする必要があるのよ」
ハロルドはまくし立てた。そう、馬鹿馬鹿しいのだ。なんでこんな簡単な話を止められなかったのか。
グリッドは何も言えない。反論の糸口は見つからない。
ハロルドは黙りこくるグリッドを蹴飛ばした。こんな風に自分も蹴飛ばせたらと思う。
ハロルドは地面に落ちていたものを拾う。ライフボトルの瓶の飲み口を掴む。
横に割れた瓶の断面は実に痛々しい剣山になっていた。それを、グリッドの眼球へ運ぶ。
「あんたの彼女を助けたかった、というセンチメンタリズムを私が容認するとして」
グリッドは何も言わない。
「まあ、あんたに大義名分はあるわね。ただ、ヴェイグは不味かった。
あいつは借り物なの。預かってくれって、頼まれたの。割物注意天地無用」
実にマーダーっぽいと自己評価。
「ということは、あたしの監督不行き届きってことになるんだけど、まあ、責任は当然あんたにも発生するわけで」
唯の八つ当たりなのだ、詰まる所、この拷問紛いの尋問はそう言う意味しかない。
「あ、さて?何か弁明は?」
自分を責められるほど強くないからこうするしかない。なんと自分は脆弱なのだろう。
他人のシールドを侵すことでしか自己を保存する術を見出せない。
私の中の少女は、未だあのダイクロフトを眺めている。
グリッドは目の前の女に話しかけた。一悶着あったもう一人よりは話しかけやすいと思ったのだ。
頬にジャストミート。実に痛い。立ち上がったばかりだったが再び尻で餅を突く。
「…なんで邪魔したの?」勤めて冷静に、且つ自分が威圧されている事を分かって貰える様に尋ねた。
「な、何のことだ?俺は―」言い終わる前に、頬に何か冷たいものが当たる。
ナイフだと分かったときには、彼女の顔が間近に迫っていた。
「あんた一つ嘘付いてるわよね?3度は聞かないわよ。
なんであの子がその子を殺したと知っていて邪魔したの?」そこでようやく彼女の唇が厚い事が分かった。
そう・・・分かっていた。本当は、走っている途中に見てしまった。カトリーヌの顔を。
確認を取らなくてももう死んでいるのは分かった。
もし生きていたらあんな醜悪な顔を彼女は晒そうとしないだろう。それが尊厳というものだ。
「で、でももしかしたら俺たちが戦っている間に誰かがやってきて…
そ、そうだ!超遠距離から魔法とかで…」
「死因は窒息死。多分絞殺」
分かってる。全部分かっているんだ。
「あの化け物がプリムラを操って…」
「彼女を操るメリットが無い」
漆黒の翼はもう折れてしまった。そういうことなんだ。
「もっと他に…何か…何か、凄いトリックとか、俺たちを嵌めようとしているとか…」
泣きそうな顔の男を見て溜息を一つ。
「…一度しか言わないからよく聞きなさい?アタシは、別にあんたのお仲間が何を考えていたのかには、
これっぽっちも興味ないの。分かる?あんたのお仲間Cが戦っている間に
お仲間Aがお仲間Bを殺して、その後に近づいたあたしの仲間を刺して、ザックを奪って逃げた。
そんだけ、そんだけなの。難しい所一切無し。それで全部。今使うべきグミがなくなったことが全部。
トリック?真犯人?馬鹿馬鹿しい。なんでわざわざ話をややこしくする必要があるのよ」
ハロルドはまくし立てた。そう、馬鹿馬鹿しいのだ。なんでこんな簡単な話を止められなかったのか。
グリッドは何も言えない。反論の糸口は見つからない。
ハロルドは黙りこくるグリッドを蹴飛ばした。こんな風に自分も蹴飛ばせたらと思う。
ハロルドは地面に落ちていたものを拾う。ライフボトルの瓶の飲み口を掴む。
横に割れた瓶の断面は実に痛々しい剣山になっていた。それを、グリッドの眼球へ運ぶ。
「あんたの彼女を助けたかった、というセンチメンタリズムを私が容認するとして」
グリッドは何も言わない。
「まあ、あんたに大義名分はあるわね。ただ、ヴェイグは不味かった。
あいつは借り物なの。預かってくれって、頼まれたの。割物注意天地無用」
実にマーダーっぽいと自己評価。
「ということは、あたしの監督不行き届きってことになるんだけど、まあ、責任は当然あんたにも発生するわけで」
唯の八つ当たりなのだ、詰まる所、この拷問紛いの尋問はそう言う意味しかない。
「あ、さて?何か弁明は?」
自分を責められるほど強くないからこうするしかない。なんと自分は脆弱なのだろう。
他人のシールドを侵すことでしか自己を保存する術を見出せない。
私の中の少女は、未だあのダイクロフトを眺めている。
ああ、前にもこんなことがあったな…脅されてぼろ糞に言われて、挙句の果てには失禁までして。
その後どうしたっけ?何だったっけか。
その後どうしたっけ?何だったっけか。
『行くぞ、リーダー。』
「…仲間割れは良くない」
ゆっくりと、しかしはっきりとグリッドは言った。
「あんたと、逃げたあの子が、って意味?」
バイブレーション機能は切った。
「それもあるし、お前とプリムラとが、もだ」
「…」
「俺は、漆黒の翼のリーダー。音速の貴公子グリッドだ。
リーダーたるもの、団員同士の諍いは止めなければならんのだ。
プリムラが、お前に攻撃しようとすれば、俺は迷わずプリムラを止めるだろう」
翼が折れたからってそれがどうした?
「…いつあたしがよく分からない無利益団体に加入したのよ」
「今決めた。お前も、その男も、我が漆黒の翼の一員だ!!
プリムラを許してくれとは言わん。だが、あいつもまた漆黒の翼!!
どんな理由があろうと団員同士が戦うなど俺は認めん!!」
『だが! だからといってリーダーであるこの俺が、仲間の危機を救わないわけには行かないだろう!』
飛べないなら、走ればいい。惨めで結構。欠けても俺達はまだ翔ることが出来る。
「もっと実のある話をしましょ。死ぬ前にあんたは何がしたいの?」
ユアン、カトリーヌ、少しでいいほんの少し背中を押してくれ。
「俺はリーダーとしてプリムラもその男も死なせるわけにはいかん。
勿論俺にはそれを可能とする作戦は765個あるが
ここは新メンバーの入団試験も兼ねてここはお前に出番を譲ろう!どうだ!?」
鼓動が聞こえる。オンビート。ハロルドは満面の笑みを浮かべた。神の微笑。
「意味が分からないから、死になさい」
目の前の瓶の中心点が変動せずに縮小していく。瓶とグリッドの距離が離れる。
収縮が止まって、倍速で拡大。助走をつけた瓶がグリッドの眼球へ。
ゆっくりと、しかしはっきりとグリッドは言った。
「あんたと、逃げたあの子が、って意味?」
バイブレーション機能は切った。
「それもあるし、お前とプリムラとが、もだ」
「…」
「俺は、漆黒の翼のリーダー。音速の貴公子グリッドだ。
リーダーたるもの、団員同士の諍いは止めなければならんのだ。
プリムラが、お前に攻撃しようとすれば、俺は迷わずプリムラを止めるだろう」
翼が折れたからってそれがどうした?
「…いつあたしがよく分からない無利益団体に加入したのよ」
「今決めた。お前も、その男も、我が漆黒の翼の一員だ!!
プリムラを許してくれとは言わん。だが、あいつもまた漆黒の翼!!
どんな理由があろうと団員同士が戦うなど俺は認めん!!」
『だが! だからといってリーダーであるこの俺が、仲間の危機を救わないわけには行かないだろう!』
飛べないなら、走ればいい。惨めで結構。欠けても俺達はまだ翔ることが出来る。
「もっと実のある話をしましょ。死ぬ前にあんたは何がしたいの?」
ユアン、カトリーヌ、少しでいいほんの少し背中を押してくれ。
「俺はリーダーとしてプリムラもその男も死なせるわけにはいかん。
勿論俺にはそれを可能とする作戦は765個あるが
ここは新メンバーの入団試験も兼ねてここはお前に出番を譲ろう!どうだ!?」
鼓動が聞こえる。オンビート。ハロルドは満面の笑みを浮かべた。神の微笑。
「意味が分からないから、死になさい」
目の前の瓶の中心点が変動せずに縮小していく。瓶とグリッドの距離が離れる。
収縮が止まって、倍速で拡大。助走をつけた瓶がグリッドの眼球へ。
瞼は下りない。最後の最後まで瓶を見ていた。近すぎて瓶の虚像が二つ見える。
瓶は眼球の2ミリ先で止まっていた。そう観測できる。失禁していないことに安堵。
グリッド以外の人間は理解していた。瓶が進もうとする力と瓶を引き離そうとする力が
釣り合っている。どちらがS極でどちらがN極なのだろうと、考える。
「あんたも仲間?」
「そのヒューマに今死なれては困るのでな」
そのガジュマから発する彩度の希薄な光。発生する力場。
ハロルドは分析する。頭脳が規則正しく音を刻む。よし、アタシの感覚だ。
「条件を限定すれば手が無いわけでもないわ。あんたらが知っていることを五分で全部説明しなさい」
うん。まだやれる。最後に見た兄さんの姿はまだダブらない。
私は、あの牛が私を止めてくれることを信じることが出来たのだから。
瓶は眼球の2ミリ先で止まっていた。そう観測できる。失禁していないことに安堵。
グリッド以外の人間は理解していた。瓶が進もうとする力と瓶を引き離そうとする力が
釣り合っている。どちらがS極でどちらがN極なのだろうと、考える。
「あんたも仲間?」
「そのヒューマに今死なれては困るのでな」
そのガジュマから発する彩度の希薄な光。発生する力場。
ハロルドは分析する。頭脳が規則正しく音を刻む。よし、アタシの感覚だ。
「条件を限定すれば手が無いわけでもないわ。あんたらが知っていることを五分で全部説明しなさい」
うん。まだやれる。最後に見た兄さんの姿はまだダブらない。
私は、あの牛が私を止めてくれることを信じることが出来たのだから。
10分後、山岳の少し南の草原地帯に2人。小柄な少女と大柄な牛男がいた。
すでに残り二人と一匹は目的地に向かって移動を開始している。
「観測される事象から導かれる推論は2つ。ヴェイグは非常に危険な状態にあるということ。
高確率であのシャーリィって娘がここに戻ってくるということ」
ハロルドは眼を閉じて草むらに寝転んだ。出来る限りの回復に努める。
来る。敵は確実に知性ある化物。オフェンスに適したこの川を拠点にしない手はない。
シャーリィの思考を美しいとさえ思う。真っ直ぐで、純粋で、穢れていない。
「グリッド、あんたはヴェイグをおぶってG3洞窟に行きなさい。
そこに置いてきたサンプルが幾つか残ってると思う。
今から回復アイテムを探すには時間が無いわ」
トーマは生き残った左手を振って型を見直す。クィッキーを危険に曝すわけにはいかない。
「勿論そんなものは時間稼ぎにしかならない。そこで、その稼いだ時間で、
シャーリィ・フェンネスからあの石を奪う」
仮定、実験、検証、危ない橋を何度渡ってきただろうか。
「それをヴェイグに装着すれば、少なくとも死ぬことは無いでしょ。
化け物になる可能性は否定できないけど、こればかりは賭けるしかないわ」
何処まで直接戦闘で戦えるか…否、戦う。まだ切り札は残っている。
「倒すのは、多分無理。でも相手がメルネスであるという知識は確実にこちらの利よ。
奪ったら即座に撤退するわ。そしてG3で合流
プリムラが向かった先には誰もいなかったはずだから、その件は後回しにしましょ」
ミミーの存在していた事実はまだ意味を持っている。
ハロルドは紙に薬の調合法を書き込んで、グリッドに渡した。
「正面の入り口からじゃ崩落しているからサンプルのある場所には入れない。
裏手からよ。万が一誰かいたら隠れて私達を待ちなさい。それじゃ状況開始」
すでに残り二人と一匹は目的地に向かって移動を開始している。
「観測される事象から導かれる推論は2つ。ヴェイグは非常に危険な状態にあるということ。
高確率であのシャーリィって娘がここに戻ってくるということ」
ハロルドは眼を閉じて草むらに寝転んだ。出来る限りの回復に努める。
来る。敵は確実に知性ある化物。オフェンスに適したこの川を拠点にしない手はない。
シャーリィの思考を美しいとさえ思う。真っ直ぐで、純粋で、穢れていない。
「グリッド、あんたはヴェイグをおぶってG3洞窟に行きなさい。
そこに置いてきたサンプルが幾つか残ってると思う。
今から回復アイテムを探すには時間が無いわ」
トーマは生き残った左手を振って型を見直す。クィッキーを危険に曝すわけにはいかない。
「勿論そんなものは時間稼ぎにしかならない。そこで、その稼いだ時間で、
シャーリィ・フェンネスからあの石を奪う」
仮定、実験、検証、危ない橋を何度渡ってきただろうか。
「それをヴェイグに装着すれば、少なくとも死ぬことは無いでしょ。
化け物になる可能性は否定できないけど、こればかりは賭けるしかないわ」
何処まで直接戦闘で戦えるか…否、戦う。まだ切り札は残っている。
「倒すのは、多分無理。でも相手がメルネスであるという知識は確実にこちらの利よ。
奪ったら即座に撤退するわ。そしてG3で合流
プリムラが向かった先には誰もいなかったはずだから、その件は後回しにしましょ」
ミミーの存在していた事実はまだ意味を持っている。
ハロルドは紙に薬の調合法を書き込んで、グリッドに渡した。
「正面の入り口からじゃ崩落しているからサンプルのある場所には入れない。
裏手からよ。万が一誰かいたら隠れて私達を待ちなさい。それじゃ状況開始」
「おい、ヒューマ」トーマはフォルスを練っている。
「ハロルドよ。で、何処で気付いたの?」ハロルドは指で二進法を折っている。
「俺の同僚にヒューマが一人いてな…嘘の付き方には心得がある」
嘘吐きの嘘ほど正直なものは無い。偽の偽は真である。
「…プリムラが持っていったグミは遠からずこっちに戻ってくるわ。私達が回収するべきはそれ」
「女が戻ってくるということか?」
「さあ?捕まって一緒に来るかもしれないし、殺されてサックだけが来るかもしれない。
少なくとも無事では済まないでしょ。彼女はどっちに向かって逃げた?」
「…東に誰かいるのか?」
まったく予想外の情報に素直にトーマは眼を見開く。
「確実に言えるのはどちらかが死んでどちらかがエリクシールを消費しているということ。
アイテムを使った状況で一般人のサックを狙わない理由が無いわ」
心地よい沈黙が5秒ほど流れる。
「どちらにせよ勘がいいからこちらに来るでしょ。味方ならそれでよし。
敵なら三つ巴の混乱を付いてサックを奪って逃亡。それくらいは引っ張れるわね?
最悪の場合本当にそのエクスフィアってのを抉り取る覚悟もしておいて」
無言。肯定の意思表示らしい。赤子すら奪える磁のフォルスにとってサックを引っ張ることは容易い。
「以上。他に質問は?」
「2つある。何故そこまでヴェイグを助ける必要がある?」
「プリムラを仕留めようとした時、ヴェイグのフォルスが反応した」
あの時一瞬見えた獣はいったい何かという質問。
「ハーフと同じものであるならば、恐らく聖獣の力だ…だがそれが何だ?」
『最初から脱出方法の見当は付いている』
ワンパターンに驚愕。
「本当か!?」
ハロルドにとっては取り立てて驚くことではない。
「別に実際の手段、ツールに関しては何でもいいの。レンズでも魔剣でも何でもいい。
そういう荒事は私が考えることじゃない。ヒーロー達に任せるわ。
唯…何故こんなことをしたのか、どうやってこんなことをしたのか、
という問いだけが分からなかった。フォルスという存在を知るまでは。
恐らくジューダスもヴェイグに出会って私と同じことを考えて、
その検証のためにヴェイグを私の所に連れてきた」
最初からそうではないかという考え方はあった。
「フォルスだけが孤独なの。つまり自由。その力を持っているのは他には?」
「もう一人いる」
闇の力を手に入れた樹のフォルスの使い手が一人。
「じゃあ、もうそろそろ気付く人間がちらほら出てくるでしょ。ミクトランを知っている分、
私達は近道をした。それだけ。勘のいい人は気付くでしょ。もう一つは?」
ハロルドは寝そべったままトーマのほうを向いた。明らかにトーマ以外の人物に聞かせている。
「なぜあのヒューマに肩入れする気になった?」
「ああ…それはね」微笑するハロルド。悪魔の微笑。
「ハロルドよ。で、何処で気付いたの?」ハロルドは指で二進法を折っている。
「俺の同僚にヒューマが一人いてな…嘘の付き方には心得がある」
嘘吐きの嘘ほど正直なものは無い。偽の偽は真である。
「…プリムラが持っていったグミは遠からずこっちに戻ってくるわ。私達が回収するべきはそれ」
「女が戻ってくるということか?」
「さあ?捕まって一緒に来るかもしれないし、殺されてサックだけが来るかもしれない。
少なくとも無事では済まないでしょ。彼女はどっちに向かって逃げた?」
「…東に誰かいるのか?」
まったく予想外の情報に素直にトーマは眼を見開く。
「確実に言えるのはどちらかが死んでどちらかがエリクシールを消費しているということ。
アイテムを使った状況で一般人のサックを狙わない理由が無いわ」
心地よい沈黙が5秒ほど流れる。
「どちらにせよ勘がいいからこちらに来るでしょ。味方ならそれでよし。
敵なら三つ巴の混乱を付いてサックを奪って逃亡。それくらいは引っ張れるわね?
最悪の場合本当にそのエクスフィアってのを抉り取る覚悟もしておいて」
無言。肯定の意思表示らしい。赤子すら奪える磁のフォルスにとってサックを引っ張ることは容易い。
「以上。他に質問は?」
「2つある。何故そこまでヴェイグを助ける必要がある?」
「プリムラを仕留めようとした時、ヴェイグのフォルスが反応した」
あの時一瞬見えた獣はいったい何かという質問。
「ハーフと同じものであるならば、恐らく聖獣の力だ…だがそれが何だ?」
『最初から脱出方法の見当は付いている』
ワンパターンに驚愕。
「本当か!?」
ハロルドにとっては取り立てて驚くことではない。
「別に実際の手段、ツールに関しては何でもいいの。レンズでも魔剣でも何でもいい。
そういう荒事は私が考えることじゃない。ヒーロー達に任せるわ。
唯…何故こんなことをしたのか、どうやってこんなことをしたのか、
という問いだけが分からなかった。フォルスという存在を知るまでは。
恐らくジューダスもヴェイグに出会って私と同じことを考えて、
その検証のためにヴェイグを私の所に連れてきた」
最初からそうではないかという考え方はあった。
「フォルスだけが孤独なの。つまり自由。その力を持っているのは他には?」
「もう一人いる」
闇の力を手に入れた樹のフォルスの使い手が一人。
「じゃあ、もうそろそろ気付く人間がちらほら出てくるでしょ。ミクトランを知っている分、
私達は近道をした。それだけ。勘のいい人は気付くでしょ。もう一つは?」
ハロルドは寝そべったままトーマのほうを向いた。明らかにトーマ以外の人物に聞かせている。
「なぜあのヒューマに肩入れする気になった?」
「ああ…それはね」微笑するハロルド。悪魔の微笑。
「一生懸命頑張る人が、私は好きなのよ」
ああ、本当に似ている、とトーマは思うしかなかった。
ああ、本当に似ている、とトーマは思うしかなかった。
【グリッド 生存確認】
状態:右肩に銃創、出血 悲哀 今更首輪のシステムを理解
所持品:セイファートキー 、マジックミスト、占いの本 、ハロルドメモ
クィッキー、S・D、ペルシャブーツ チンクエデア ウイングパック
基本行動方針:生き延びる。 漆黒の翼のリーダーとして行動 漆黒の翼の再編
第一行動方針:ヴェイグをG3洞窟に運んで、薬の準備
第二行動方針:プリムラを説得する
第三行動方針:シャーリィの詳細を他の参加者に伝え、先手を取って倒す
現在地:D5の山岳地帯→G3洞窟へ
状態:右肩に銃創、出血 悲哀 今更首輪のシステムを理解
所持品:セイファートキー 、マジックミスト、占いの本 、ハロルドメモ
クィッキー、S・D、ペルシャブーツ チンクエデア ウイングパック
基本行動方針:生き延びる。 漆黒の翼のリーダーとして行動 漆黒の翼の再編
第一行動方針:ヴェイグをG3洞窟に運んで、薬の準備
第二行動方針:プリムラを説得する
第三行動方針:シャーリィの詳細を他の参加者に伝え、先手を取って倒す
現在地:D5の山岳地帯→G3洞窟へ
【トーマ 生存確認】
状態:右腕使用不可能(上腕二等筋部欠損) 今更首輪のシステムを理解
軽い火傷 TP残り55% 決意 中度失血
所持品:ミスティブルーム、ロープ数本、 ウィングパック
イクストリーム マジカルポーチ 金のフライパン
基本行動方針:漆黒を生かす
第一行動方針:シャーリィと戦闘中にグミの奪取、その後グリッドと合流
第二行動方針:ミミーのくれた優しさに従う
D5の山岳地帯
状態:右腕使用不可能(上腕二等筋部欠損) 今更首輪のシステムを理解
軽い火傷 TP残り55% 決意 中度失血
所持品:ミスティブルーム、ロープ数本、 ウィングパック
イクストリーム マジカルポーチ 金のフライパン
基本行動方針:漆黒を生かす
第一行動方針:シャーリィと戦闘中にグミの奪取、その後グリッドと合流
第二行動方針:ミミーのくれた優しさに従う
D5の山岳地帯
【ヴェイグ 生存確認】
状態:右肩に裂傷 強い決意 腹部重傷 瀕死
所持品:無し
基本行動方針:生き残る
第一行動方針:???
第二行動方針:ルーティのための償いをする。
第三行動方針:カイル、スタンの2名を探す
現在位置:D5山岳地帯南→G3洞窟へ
状態:右肩に裂傷 強い決意 腹部重傷 瀕死
所持品:無し
基本行動方針:生き残る
第一行動方針:???
第二行動方針:ルーティのための償いをする。
第三行動方針:カイル、スタンの2名を探す
現在位置:D5山岳地帯南→G3洞窟へ
【ハロルド 生存確認】
状態:ミクトランへの憎悪 TP50%
所持品:短剣 実験サンプル(燃える草微量以外詳細不明)
基本行動方針:具体的な脱出へのプランを立てる
第一行動方針:シャーリィと戦闘中にグミの取得、その後グリッドと合流
第二行動方針:リオンの追跡からの完全離脱
第三行動方針:首輪のことを調べる
第四行動方針:C3の動向を探る
現在位置:D5山岳地帯南
状態:ミクトランへの憎悪 TP50%
所持品:短剣 実験サンプル(燃える草微量以外詳細不明)
基本行動方針:具体的な脱出へのプランを立てる
第一行動方針:シャーリィと戦闘中にグミの取得、その後グリッドと合流
第二行動方針:リオンの追跡からの完全離脱
第三行動方針:首輪のことを調べる
第四行動方針:C3の動向を探る
現在位置:D5山岳地帯南
【プリムラ・ロッソ 生存確認】
状態:右ふくらはぎに銃創・出血(止血処置済み)、死に強い恐怖 重度の錯乱
所持品:ソーサラーリング、ナイトメアブーツ ジェットブーツ,
C・ケイジ スティレット グミセット(パイン、ミラクル) 首輪
基本行動方針:名探偵は死なない
第一行動方針:犯人を捕まえるまで死なない(どんな手段を使っても)
現在地:D5山岳地帯南→東へ
状態:右ふくらはぎに銃創・出血(止血処置済み)、死に強い恐怖 重度の錯乱
所持品:ソーサラーリング、ナイトメアブーツ ジェットブーツ,
C・ケイジ スティレット グミセット(パイン、ミラクル) 首輪
基本行動方針:名探偵は死なない
第一行動方針:犯人を捕まえるまで死なない(どんな手段を使っても)
現在地:D5山岳地帯南→東へ