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2025募集要項詳細

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teikyodo

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刀剣プレゼン&エッセイアンソロジー『御刀萬語(乙巳)』(2025発行号)執筆者募集要項(共通)

企画趣旨とターゲット

企画趣旨

みなさんの「これ好き」「これ面白い」を一冊の本にしませんか。
SNSでまわってくる力作のまとめを、本の形で残しておけたらいいなというところから始まった企画です。
アンソロと銘打っていますが、雑誌の投稿ページをあつめたもの、あるいはコピー本を合本したものをお考えください。
要は大人の自由研究本です。初心者も中級者も上級者もどしどしお越しください。
ゆるい内容もガチな内容も一冊にまとまっている状態が理想的なので、ご新規さんもおなじみさんも大歓迎です。

企画ターゲット

メインターゲットは刀剣乱舞プレイヤー層です。
日本刀そのものが好きな方、それ以外の刀剣系作品ファンの方もよろしければお越しください。

スケジュールと参加方法

スケジュール

時期
執筆者募集※ ~2024/12/21
原稿締切り 2025/05/20
発行 8/17閃華54(グッコミ大阪)
※参加人数に余裕がある場合、このタイミング後も受付けますが、主催の事務処理能力上、このくらいまでに対応いただけるとありがたいです。

参加方法

1.Twiplaから参加表明をする/SNSで主催に参加の意思を伝える
 通常参加用 1p原稿参加用
2.執筆者用フォームに入力
 通常参加用 1p原稿参加用

※なるべくシステム任せにしたいという思いがありつつ、Twiplaについて過去上手く動作しなかったことがあり、またTwitterから他SNSに移住した方もいらっしゃるということで、今回こんな形をとります。
一旦、Xあるいはblueskyのアカウント必須という形で書いておりますが、もし他のSNSしかご利用がない方で参加希望がありましたら、主催メールまでお知らせください

主催との連絡方法

主催からは、長文の場合はE-mailを、短い内容はX(Twitter)のDMを基本とする想定でおります。
企画参加にあたっては、なるべく企画X(Twitter)アカウントのフォローをおねがいいたします。
ただし、主催X(Twitter)アカウントのうち1件が凍結されてしまったことや、昨今のあれこれもあり、他SNSでの連絡も受け付けます。
種類 アカウント
メール waterseedcrown◎yahoo.co.jp
◎を@に変更
X(Twitter) @KatanaPrsnBook
BlueSky tokenjiyukenkyu.bsky.social
※X(Twitter)アカウントに問題が発生した場合、こちらでお知らせします。

原稿種類別募集要項

以下、該当するページもあわせてご確認ください。

内容

「刀そのもの、あるいは刀をモチーフにしたキャラクターと現実の何かをつなげる内容」であること

募集時点において主催側で想定しているのは、主に以下のような内容です。
  • いわゆる「調査系」の内容(刀そのもの、周辺技術、刀工、刀剣にかかわる歴史、伝説・逸話、文芸、刀剣文化等)
  • 刀剣や刀剣付属品についての鑑賞記録類を原稿化したもの(レポ・エッセイ)
  • 刀剣ゆかりの地(歴史的所有者や現所蔵、刀工ゆかり等)の観光案内
  • 刀剣にかかわる技術・文化の体験レポ・エッセイ(詳細な内容を記載する場合、講師の許可を得ること)
  • キャラクターのデザインモチーフ・採用された設定について、文化的背景方面からの解説
しかし、これはあくまでも「例」であり、それ以外の内容であってもかまいません。

刀とのつながりがわかりづらい内容については、本文中につながりを記述してください。
一見してつながりが不明なテーマであっても、どのようにつながるかを書いていただけるなら、テーマとして選んでいただいて構いません。
心配であれば主催に確認してください。基本的に「OK」か「関連性を語ってくれたらOK」とお答えするかと思います。

参加者同士のテーマ重複は、発生しても構わない

視点が違えば見えてくるものも違うため、テーマの重複は構いません。
また、主催側でテーマ調整は行いません。

発表済みの内容も可。再録制限なし

このアンソロジー企画は「いろんな人の視点が一冊に集まること」が一番の魅力だと思っています。
Web・ご自身の発行物で発表した内容であってもかまいません。
(当アンソロ過去号に寄稿したものと全く同一のみNG、くらいです)
また、再録の制限も行いません。

既にご自身の考察本・プレゼン本を出された方は、これまでと異なる層への訴求を目指して、まだ個別の本を出したことがない方も、単独でのご本を出す前段階としてご参加いただければと思います。

表現方法自由

規定の原稿形式で表現できるのであれば、表現形式を問いません。
テキスト、マンガ、イラストに文字を添えた物、など、自由にレイアウトしてください。
(のど部に必要なスペースなどは、参加種類別の要項に記載します)
ただし、安価なオンデマンド印刷ないしデジタルオフセット印刷を使用しますので、繊細な線・トーンの表現は非推奨です。

写真・図版の使用

公道から撮影可能な風景・モニュメントの写真は利用可能

ただし、人物の映り込みについては、顔が判別できないような処理をおねがいします。
また、コラボ中の街の様子などは、キャラクター部が主とならないものを使用してください。(ごく小さく映り込んでいる程度は可、キャラアップ等は不可)

公園や寺社仏閣、何らかの講座・体験において撮影した写真は、場所の管理者・該当体験の運営者の許可が必要

こちらは著作権ではなく、場所の管理上の権限のお話です。
金銭のやり取りが発生する時点で商業目的と見なされる場合があるため、「自費出版して販売するエッセイ集に写真を使用してよいか」の確認をお願いします。(「同人誌」より一般の方が実態を理解しやすいワードであると思います)
※必要であれば、当方から企画要旨の資料を提供いたします。

参加者自身が所持する工芸品や道具を撮影したものは使用可

刀剣・刀装具をお迎えした方や、ご自身で工芸をされる方を想定して書いています。
なお、工業製品は(版権立体物・イラストを主眼とするもの以外であれば)問題ないと考えます。

美術館等で撮影した写真の原則使用不可

金銭のやり取りが発生する時点で商業目的と見なされる可能性があるため、原則不可とします。
(ただし、万一「有償頒布する冊子にすることの許可を得られた場合」については許容します。必要な場合、当方から企画要旨の資料を提供いたします)

画像引用は「不可」

画像が「引用」とされる要件の判断は難しいため、原則不可とします。
ただし、著作権保護期間満了済の文献からの引用画像、提供元が使用を許している画像は許容します。(こちらでも確認しますので、出典や規約等を合わせてお知らせください。)

引用や出典の記載、談話の掲載等について

基本的には「人の権利を害しないように」というためにルール設定を行っています。
出典がよくわからないけどこういう話を見かけた、とかはそれはそれで許容します。

講座、談話等については、該当企画主催に掲載許可を得ること。(ご著書を参考文献にできる場合や、一言言及するだけの場合、多方面から話を聞き一般化して書く場合を除く。)

講演等にも著作権は存在します。
何かを見た感想を書くのに許可をとる必要はありませんが、聞いた話について詳しく書くのであれば許可をとる必要が出るかと思います。
「自費出版して販売するエッセイ集に該当の話題を載せてよいか」の確認をしたうえ、本文に許可を得たことを書いてください。
※必要であれば、当方から企画要旨の資料を提供いたします。
あるいは、該当企画講師の方にご著書があり、「この本に書いてあるこの話を解説してもらった/体験させてもらった」という書き方ができるなら参考文献記載で問題ないと思います。

資料をまとめた文章である場合、あるいは引用を行う場合、参考文献の明記を行うこと

これを書かないとパクリだのなんだのと言われてしまう原因になります。
わずかな事実関係を確認しただけの資料まで含める必要はありませんが、主要な話の出どころ、あるいは引用元は明記してください。
資料の著者名と書名(あるいは論文名)があればよいものとします。
(それ以上の情報を含めても構いません。)

参考文献は、各人の原稿中に含めること

参考文献は、各人に割り当てられたページ内に記載してください。

キャラクターの取り扱い

発表媒体として同人誌を選ぶ方であれば、キャラクターについて語りたくなるのは自然なことだと思います。
同人誌であるので、通例的に黙認いただける範囲で好き勝手してもよいわけなのですが、今回の内容は「通常より広い範囲の方から興味を持たれるかもしれない」ものだと思います。
そうなったときに、後ろめたさを感じないよう、取り扱いには制限を設けさせていただきます。

キャラクターを「語る」ことは自由

批評・研究は、著作者の同意をとる必要のない行いです。
よって、キャラクターについて「語る」「考察する」行為自体には制限を設けません。ただ、クラスタ外に読まれることも想定に入れ、何のキャラクターであるかは明確に書いてください。
そして、今回の趣旨上、「実際の美術品についての話」「キャラクターのモチーフについての文化的解説」「何らかの体験のレポ」など、キャラクターそのもの以外の話を主軸としてください。
(軸がキャラクター以外であれば、最終結論がキャラクター賛美であってもかまいません)

キャラクターを「描く」ことは、主催が許可した作品のみ可

二次創作に関するガイドラインがある作品のうち、主催がガイドラインを確認して問題ないと判断した作品については、キャラクターを描いていただいてかまいません。ここで言う「描く」は、マンガ・イラストによる表現および二次創作的な文章表現を示します。
現時点で刀剣乱舞ONLINEのみを想定していますが、他にガイドラインが存在する作品で要望があれば検討いたしますのでお知らせください。

ニトロプラス社ガイドライン関連注意事項

  • 刀剣乱舞キャラクターを描く場合、その時点でのガイドライン内容を各自確認してください。
  • 花丸、活撃、廻、映画刀剣乱舞についてはガイドライン対象外と明記されているため、当該作品独自キャラクターについては避けてください。(前述のとおり、作品の内容について文字で論じることや、聖地巡礼に行ってきたという話は制限しません)
  • 上記で対象外と書かれていない派生品については「言及するために描く」程度にとどめてください。なお、生身の役者が演じた舞台方面については、あくまでキャラクターとしての描写とし、役者の似顔絵にならないようにしてください。(肖像権への考慮。なお服飾デザインは通常、著作権の保護対象とならないため特別な考慮は不要です)
※権利元よりご指摘を受けた場合には真摯に対応させていただきます。
※この件について、権利元・あるいは実名を明らかにした法律家以外からのご指摘については対応いたしません。

キャラクターを用いた恋愛・性愛表現は禁止

そういう趣旨の本ではない、というだけのことではありますが、一応記載させていただきます。
ただし、この要件はあくまで「キャラクター」にのみかかるものです。
キャラクターに仮託しないのであれば、歴史上における恋愛・性愛関係に言及することは制限しません。
(その他の方針→過激な話についても参照のこと)

事実関係をもとに、キャラクターについて「断定形で」書くことは禁止

「自分はこう思う」や「こうではないか」はどんどん書いていただければと思います。
「だから〇〇である」という断定形での書き方だけNGといたします。(ほかの人の解釈の幅を残しておいてください)

その他の方針

主観による高評価はOK、主観によるマイナス評価はNG。

原則として「論文」ではなく「プレゼン&エッセイ」です。
根拠を伴わなくても「好き」「素晴らしい」はいくらでも書いていただいて構いません。
ただし、マイナス評価については客観的な理由のあるもの以外禁止とします。
世間的にマイナス評価を受ける要素があることへの言及や、史料批判の観点による文献粉飾の指摘はしてもかまいません。
その場合も過度になりすぎないように、個人的嗜好やロマンのレベルまでは否定しないようにしてください。

優劣を設定するような比較の禁止

作品Aより作品Bのほうが優れている、などという優劣を設定するような比較表現は禁止とします。
ただし、作品Aはこのような印象があり、Bは異なった特徴がある、というような、それぞれの特徴を際立たせて説明するための比較はしてもらって構いません。
また、自分はこの作品のほうが好きだというような、個人的嗜好の表明に対しても制限は行いません。

エッセイマンガ系における、著者や講師等を表す表現としての創作人物イラスト、動物、キャラクターによる代替はいずれも可。

キャラクターについては前述の注意事項も参照してください。

過激な表現は、テレビ・一般雑誌でできる範囲までとする。

逸話や歴史の話を扱う中で、残虐な話・性的な話など過激な話題も出てくることもあるかと思います。
その場合、地上波テレビないし一般向け雑誌で可能な程度の表現にとどめてください。
(事実関係を書くなと言うことはありませんが、どぎつくならないような配慮をお願いします)

明治以降の人名は、ある程度扱いに配慮すること。

何らかの著作者、著名人、公人、郷土顕彰の対象者などはフルネーム記載で問題ないと思います。
もし、いずれにも該当しない人物について書く必要がある場合、相談していただければと思います。
(良識的な範囲であればNGを出すことはないと思います)

宗教・思想については、ある程度扱いに配慮すること。

刀剣という題材上、テーマによっては宗教・思想について扱う場合もあるかと思います。
その場合でも当該思想について、茶化さず、のめり込みすぎず、適度な距離感を保って表現していただくことを期待します。
※よほどのことがない限り、主催からのストップはしない方針ですが、お留めおきくださいませ。

旧説・俗説混入は許容する

この手の資料まとめに対し、旧説俗説が少しでも混ざると「けしからん」と言い出す人が現れますが、当アンソロジーにおいては旧説俗説の混入は「致し方ないもの」と考えます。
たとえば日本史においては、たとえ専門家であったとしても通史を書くことが不可能だと言われるくらい研究が広く、深く広がっています。
たとえば刀剣に関しては、調べれば調べるほど、例え専門家の言であっても疑わしい記述などに遭遇するようになります。けれど、それが学問的に検証された結果の文献がすべてについてあるわけではありません。
そのような前提の上で、旧俗説の混入を非難することは、害しかないと考えます。
そのため、当アンソロジーにおいては、旧俗説の混入を許容いたします。

ただし、参加者の方々には、旧俗説だとわかった上で書く場合は「事実とは呼べないけれどこう言われている」という書き方をお願いしたく思います。
もちろん、世間でこのように思われているけれど詳しく調べたら違った、というような話ももちろん歓迎いたします。

誰に見られてもよいような原稿づくりを

おふざけ系は、「万一関係者に見られても青くならない程度」としてください。
狭い界隈ですので、うっかり関係者に読まれるリスクは重々あります。
また、当アンソロジーは、女性向け同人誌の範囲外の場所で行われるイベントでも頒布します。ご承知おきください。


基本的には、参加者の皆様の良識に期待しております。
原稿受領時には「これは絶対アウト」と「少し気になるけど直すかは執筆者にまかせる」という二段階基準でのチェックをし、よほどでない限りは後者とする方針です。

なお、これから調査系を志す方向けに二点注意を。
  • 戦前の刀剣本は、事実認識や観点が現在と大きく異なります。最初のうちは使用しないほうが無難です。思想面で注意を要するものもありますのでお気をつけください。
  • 歴史は刀剣より研究の進みが早いです。刀剣本の中にある歴史解説はあまりあてにしないようにしてください。
(昭和の歴史本は慣れるまで使用しないのが無難です。注目分野については10年内に発行されたものを用いるのが無難です。センセーショナルなタイトルの本も避けたほうが無難。)
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