逃亡犯越境追跡部隊 【猟犬の顎門(あぎと)】
帝国直轄領における市中警邏・治安維持活動と犯罪者の確保を主任務とする護法官であるが、市外における治安維持は軍部の管轄となる為、犯罪者確保時における例外事項が幾つか制定されている。
- 確保時に犯罪者が逃亡し、市外へと逃れた場合の護法官の管轄外活動に関してはこれを許可する。
- 市外にて逃亡・潜伏している犯罪者の確保は原則軍部の管轄とするが、緊急を要する場合は護法省から担当軍部への事後報告を認める。
- 手配逃亡犯を偶然市外で発見した場合、確保権限を認める。
等々……。
追跡部隊は犯罪者が該当市中から脱し、逃亡犯となった場合、直轄領市外のみならず郡国領及びその集落内にまで越境して逃亡犯の痕跡追尾・情報収集といった継続した捜査活動、確保と直轄領までの護送といった活動を行う権限を認められた部隊。
猟犬の横顔を象った銀色の図案を部隊章としている。
帝国正規軍による郡国越境は何かと問題があるため、組織上は法執行機関である施法院 護法省に配備されるが実態は軍部の特務部隊に近い。
但しその活動は、帝国直轄領の市中で罪を犯し手配逃亡犯として指名された対象に限られ、郡国領内で発生した犯罪に対する関与権限は持たない。但し郡国における法執行機関からの要請があり、護法省の許可が認められた場合はこの限りではない。
軍部の特殊部隊に匹敵する身体能力を有する隊員の他、魔術士、学士号を有する者など部隊員の経歴は様々で、通常4~6名編成の小隊として組織行動を行う。
最終更新:2012年06月26日 22:08