ずいるずいるずいる……
そんな感じの音をたてながら、バトルロワイアルに巻き込まれた一人の参加者が匍匐前進していた。
両手には木を持ち、慎重に移動するその参加者。
両手には木を持ち、慎重に移動するその参加者。
「何故こんなことに……」
ただ、その行為は本人の思惑とは真逆に全くの無駄。
いくら地に伏せ、這うように移動しても、意味がなかった。
そもそも……
いくら地に伏せ、這うように移動しても、意味がなかった。
そもそも……
「人間同士の殺し合い……なんて恐ろしいことを……」
這っているのは人にあらず。全然隠れきれていないため、一目で怪しさ満点。
アスファルトの道を這いながら破壊して進むその体は、古の金属製。
ただ創造主から命じられた仕事を黙って遂行する存在。
神も易々とは通さない、最後の番人の役目を担う機兵。
創造神の一人は、それを最終防衛システムと呼んだ。
アスファルトの道を這いながら破壊して進むその体は、古の金属製。
ただ創造主から命じられた仕事を黙って遂行する存在。
神も易々とは通さない、最後の番人の役目を担う機兵。
創造神の一人は、それを最終防衛システムと呼んだ。
そのシステムが、何故こうして這っているのか?
実はこのシステム、とある事情により、つい最近徹底的に破壊し尽くされたばかり。
だが世界の中心の防衛を疎かにするわけにもいかないため、有無を言わさずすぐに修復作業は始まった。
完全に治るまでは、代わりにはにわを二体程設置して……
数日かかり、ようやく二機いたシステムの内、メイン機の黒い方は復活できた。
だが世界の中心の防衛を疎かにするわけにもいかないため、有無を言わさずすぐに修復作業は始まった。
完全に治るまでは、代わりにはにわを二体程設置して……
数日かかり、ようやく二機いたシステムの内、メイン機の黒い方は復活できた。
その直後、何者かに見知らぬ場所に転送され、バトルロワイアルを強要されて今に至る。
バトルロワイアル、(主に)人間の殺し合い。狂気の殺人ゲーム。
バトルロワイアル、(主に)人間の殺し合い。狂気の殺人ゲーム。
システムは、修理途中の強制転送に対する怒りよりも、この事態に対する恐怖の方が大きかった。
理由は当然、自分を破壊した人間達だ。
またあのような強さの人間がうじゃうじゃいたらどうしよう……そう不安で仕方がなかった。
理由は当然、自分を破壊した人間達だ。
またあのような強さの人間がうじゃうじゃいたらどうしよう……そう不安で仕方がなかった。
「せめて、神々の殺し合いか機械の殺し合いなら、まだなんとかなったものを……
そもそも国民ってなんですか!?ここ私も知らない世界ですよ!?」
そもそも国民ってなんですか!?ここ私も知らない世界ですよ!?」
世界の中心を守り続けてきた防衛システム。
ただその職場は、景色は青一色で味気ない、話相手もいなければ娯楽もない。
唯一の暇潰しといえば、世界の中心にいる利点を生かしての世界各地の情報収集。
自分の世界は複数の小世界の混合体であり、ちょっと次元を跨げば似たような世界も見つけられた。
まあ、そこで主に収集できた情報は……
ただその職場は、景色は青一色で味気ない、話相手もいなければ娯楽もない。
唯一の暇潰しといえば、世界の中心にいる利点を生かしての世界各地の情報収集。
自分の世界は複数の小世界の混合体であり、ちょっと次元を跨げば似たような世界も見つけられた。
まあ、そこで主に収集できた情報は……
- かみが人間にチェーンソーでバラバラにされた
- 新しき神アシュラがスタンガン使われた後、覆面男にハンマーで撲殺された
- 山の神と龍の神が人間達の欲望により幾度となく石化させられた
- 新しき神ビーナスが盾を使う前に人間の即死魔法で殺された
- 新しき神オーディンが通行上邪魔になるというだけで殺害され、神槍も強奪された
- 世界を創った神がじゃがいも呼ばわりされた挙げ句、ラスボスから降格された可能性
こんな、人間による神殺戮情報ばかりだったわけだが。これが人間への恐怖をさらに倍増させる。
ただ、それだけの世界の情報を入手していたにも関わらず、この国……いや世界の情報はまるでない。
見た感じ、文明の発達具合はビーナスの大都会よりやや下といったところ。
あの総理大臣と呼ばれていたのは、口ぶりからしてこの世界の統率者らしい。
つまり自分の世界でいうところの大江戸、そこの大御所や将軍にあたる存在だろうか?
もしかしたらこの世界は、その大江戸世界の未来なのかもしれない。
そうなると、この世界の人間の標準装備はビームライフルや核爆弾?
ただ、それだけの世界の情報を入手していたにも関わらず、この国……いや世界の情報はまるでない。
見た感じ、文明の発達具合はビーナスの大都会よりやや下といったところ。
あの総理大臣と呼ばれていたのは、口ぶりからしてこの世界の統率者らしい。
つまり自分の世界でいうところの大江戸、そこの大御所や将軍にあたる存在だろうか?
もしかしたらこの世界は、その大江戸世界の未来なのかもしれない。
そうなると、この世界の人間の標準装備はビームライフルや核爆弾?
「……勝てる気がしない。
国が駄目になった理由は、間違いなくそんなものを市販したからでしょうね……」
国が駄目になった理由は、間違いなくそんなものを市販したからでしょうね……」
勝手に妄想し、主催者へ反論してみるが、よく考えればあの主催者も恐ろしい。
自分を世界の中心から拉致したのもそうだが、あれだけの人間を捕えるなど普通ではない。
一体、あの主催者の戦闘力はどれほどだというのか?
こんなことに巻き込んでくれた以上、あの主催者達を生かしておくつもりはない。
だが自分一人で勝てるのか?
この首輪のせいか、うまく飛べないし機動力も落ちている気がする。
さらに第三形態で拉致されたため、スターバスターも連射できそうにない。
自分達メカ種族は、人間と異なり戦闘経験を積んで肉体が強くなることはない。
生まれ持ったボディの強さと、装備品で全てが決まる。
しかし設計ミスか、自分の空いてる装備欄は残り二つ。
少なさを埋め合わせるには強力な装備、エクスカリバークラスが欲しいところだ。
自分を世界の中心から拉致したのもそうだが、あれだけの人間を捕えるなど普通ではない。
一体、あの主催者の戦闘力はどれほどだというのか?
こんなことに巻き込んでくれた以上、あの主催者達を生かしておくつもりはない。
だが自分一人で勝てるのか?
この首輪のせいか、うまく飛べないし機動力も落ちている気がする。
さらに第三形態で拉致されたため、スターバスターも連射できそうにない。
自分達メカ種族は、人間と異なり戦闘経験を積んで肉体が強くなることはない。
生まれ持ったボディの強さと、装備品で全てが決まる。
しかし設計ミスか、自分の空いてる装備欄は残り二つ。
少なさを埋め合わせるには強力な装備、エクスカリバークラスが欲しいところだ。
「……そういえば、支給品が渡されてましたね。地図も気になりますし、見てみますか」
ここでようやく、システムは支給品の存在を思い出した。
むくりと起き上がり、デイパックの中から地図とランダム支給品を取り出し……
むくりと起き上がり、デイパックの中から地図とランダム支給品を取り出し……
取り出し……
「……かばんが小さすぎて開けられない!?」
だがここでまさかの問題が。
主催者が用意したこの特別なデイパック、中は異次元だが外は至って普通。
つまりは人間用サイズであり、デイパックとは人間の持つかばんでも小型の部類。
とてもではないが、機動兵器がチャックを摘んで丁寧に開けられるわけがない!
主催者が用意したこの特別なデイパック、中は異次元だが外は至って普通。
つまりは人間用サイズであり、デイパックとは人間の持つかばんでも小型の部類。
とてもではないが、機動兵器がチャックを摘んで丁寧に開けられるわけがない!
「ま、不味いですよ、これ!せめてマップを確認しないことには……」
「それが君の願いかい?」
「誰です!?」
「僕と契約して魔法少女になって僕を守ってくれるならその願いをってなんだ君わあああぁぁぁ!?」
「貴方こそ誰ですか!?」
「貴方こそ誰ですか!?」
「高い魔力を感知して、期待してきてみたら性別違いどころか、人間ですらないなんて……
わけがわからないよ!わけがわからないよ!」
「いや、確かに一応私の魔力(120)は比類無き魔力を手に入れた新しき神の魔力(80)よりも
創造主たる古の女神の魔力(99)よりも高いですけど……貴方は何者
「神を凌ぐ魔力だって!?まったく、なんで君は人間じゃないんだ……!
そもそもなんなんだい君は?どういう原理で動いているんだい?」
「いや機械が喋って動くのは別に普通でしょう。それより貴方は
「わけがわからないよ!」
「こちらの台詞です。……現れるなり怪しい生き物ですね。
人間でないのなら私にもまだ勝ち目はあります。早急に名乗らないとスターバスターを
「え……スターバスターって君……マミと同類の
ジャコン!
「……発射5秒前」
「え?」
わけがわからないよ!わけがわからないよ!」
「いや、確かに一応私の魔力(120)は比類無き魔力を手に入れた新しき神の魔力(80)よりも
創造主たる古の女神の魔力(99)よりも高いですけど……貴方は何者
「神を凌ぐ魔力だって!?まったく、なんで君は人間じゃないんだ……!
そもそもなんなんだい君は?どういう原理で動いているんだい?」
「いや機械が喋って動くのは別に普通でしょう。それより貴方は
「わけがわからないよ!」
「こちらの台詞です。……現れるなり怪しい生き物ですね。
人間でないのなら私にもまだ勝ち目はあります。早急に名乗らないとスターバスターを
「え……スターバスターって君……マミと同類の
ジャコン!
「……発射5秒前」
「え?」
一般人から見たら、双方あり得ない存在。
かたや喋る謎の巨大な機動兵器、かたや喋る謎の小さなかわいい生き物。
漂うのは開始早々不穏な空気。二人の明日はどっちだ?
かたや喋る謎の巨大な機動兵器、かたや喋る謎の小さなかわいい生き物。
漂うのは開始早々不穏な空気。二人の明日はどっちだ?
【一日目・日中/中央区中央】
【最終防衛システム@サガ2秘宝伝説 GODDESS OF DESTINY】
【状態】健康、第三形態、人間への恐怖、発射5秒前
【装備】スターバスター、振り下ろし、踏み潰し
○変化、○ダウン、○消滅(空き)(空き)
【道具】基本支給品一式、ランダム品1~3・本人未確認、木@現実×2
【思考】
基本:主催者の排除
0:白い生物を警戒
1:人間の参加者を警戒
2:デイパックを開けたい
【最終防衛システム@サガ2秘宝伝説 GODDESS OF DESTINY】
【状態】健康、第三形態、人間への恐怖、発射5秒前
【装備】スターバスター、振り下ろし、踏み潰し
○変化、○ダウン、○消滅(空き)(空き)
【道具】基本支給品一式、ランダム品1~3・本人未確認、木@現実×2
【思考】
基本:主催者の排除
0:白い生物を警戒
1:人間の参加者を警戒
2:デイパックを開けたい
【個人制限・特殊能力】
※飛行能力制限。地面から少し浮いていられる程度
※第三形態のため、スターバスターは発射後一定時間使用不可
※初期武装と能力を含め、装備品は計8個まで(基本支給品は除く)
※一人ではデイパック内の道具を取り出せません
※能力解説
○変化→全状態異常無効、物理攻撃ダメージ半減
○ダウン→能力値低下攻撃無効
○消滅→一撃必殺即死攻撃無効、連携攻撃ダメージ微軽減
※飛行能力制限。地面から少し浮いていられる程度
※第三形態のため、スターバスターは発射後一定時間使用不可
※初期武装と能力を含め、装備品は計8個まで(基本支給品は除く)
※一人ではデイパック内の道具を取り出せません
※能力解説
○変化→全状態異常無効、物理攻撃ダメージ半減
○ダウン→能力値低下攻撃無効
○消滅→一撃必殺即死攻撃無効、連携攻撃ダメージ微軽減
【キュゥべえ@魔法少女まどか☆マギカ】
【状態】健康、恐怖の感情?
【装備】無し
【道具】基本支給品一式、ランダム品1~3・本人未確認
【思考】
基本:自分の制限の解除方法を探す
0:え?
1:魔法少女を増やし、制限が解除されるまで自分を守ってもらう
2:巴マミとの合流
【個人制限・特殊能力】
※一度死ねば、肉体の復活はありません
※薄い壁を通り抜けることができます
※魔法少女契約は可能ですが、ロワ全体に影響をもたらす願い
(会場からの脱出、死者復活、首輪解除、主催者死亡など)は不可能です
※魔法少女とのテレパシー会話距離は後続の書き手さんに任せます
【状態】健康、恐怖の感情?
【装備】無し
【道具】基本支給品一式、ランダム品1~3・本人未確認
【思考】
基本:自分の制限の解除方法を探す
0:え?
1:魔法少女を増やし、制限が解除されるまで自分を守ってもらう
2:巴マミとの合流
【個人制限・特殊能力】
※一度死ねば、肉体の復活はありません
※薄い壁を通り抜けることができます
※魔法少女契約は可能ですが、ロワ全体に影響をもたらす願い
(会場からの脱出、死者復活、首輪解除、主催者死亡など)は不可能です
※魔法少女とのテレパシー会話距離は後続の書き手さんに任せます
【現地調達品解説『木』】
最終防衛システムが人間から身を隠すためにその辺からひっこぬいた普通の木。
当たり前だが、隠れきれるわけがない。
最終防衛システムが人間から身を隠すためにその辺からひっこぬいた普通の木。
当たり前だが、隠れきれるわけがない。
| 003:氷の中の炎 | 投下順 | 005:パルマーA「俺のことは(ry |
| 003:氷の中の炎 | 時系列順 | 005:パルマーA「俺のことは(ry |
| 初登場! | 最終防衛システム | 021:なにレン? お姉さんに(ry |
| 初登場! | キュゥべえ | 006:まったく、わけがわからない |