Rite of Banishing/追放の儀式
カードタイプ:Dungeon Feature Setting/ダンジョンの特色 環境設定
エキスパンション:
Heart of Doom/最後の血戦
英語版
Card Name |
Number |
Class |
Text |
RITE OF BANISHING |
1 |
SETTING |
See the rule book for special setup.The game only ends when Heart of Doom is defeated.If you defeat the Monster in front of a Thunderstone,you claim it.If a Thunderstone breaches, place it at the bottom of the deck. |
日本語版
カード名 |
枚数 |
分類 |
テキスト |
追放の儀式 |
1 |
環境設定 |
特別な準備についてルールブック参照。 「宿命の心臓」が追放されるまでゲームは終わらない。 サンダーストーンの前に置かれたモンスターを倒したなら、あなたはそのサンダーストーンを得る。 サンダーストーンが1ランクに達したときはデックのいちばん下に戻すこと。 |
ルールブック関連部分抜粋
英語版
Doomは想像もつかないほど強力な存在であり、ただの定命の者には倒せるはずがありません。望みがあるとすれば、追放することだけです。すなわちこの世界の外に追いやり、二度と戻ってこられないようにするのです。
Rite of Banishingの環境設定が選ばれたなら、最大7つの他のサンダーストーンをモンスターやダンジョンの特色と一緒にダンジョンデックに混ぜる。Heart of Doomをダンジョンデックの底に置く。
サンダーストーンの前にいるモンスターが倒されたなら、そのモンスターを倒したプレイヤーはそのサンダーストーンを獲得するが、ゲームはそこで終了しない。もし二つのサンダーストーンがホール内に隣り合って存在する場合、その前にいるモンスターを倒した時、それらのうちの1枚だけがプレイヤーに与えられる。サンダーストーンがブリーチした場合、それをデックの底に置く。
ゲームはHeart of Doomが倒されるか、ランク1に達するまで終了しない。 Heart of Doomが攻撃されて倒されなかった場合、攻撃したプレイヤーはゲームに敗北する。
日本語版
<宿命>は想像もつかないほど強力な存在であり、ただの定命の者には倒せるはずがありません。望みがあるとすれば、追放することだけです。すなわちこの世界の外に追いやり、二度と戻ってこられないようにするのです(ルール上は普通に倒してください。倒した場合<宿命の心臓>は追放されたとみなします)。環境設定として「追放の儀式」を選んだときは、最大7枚の異なるサンダーストーンカードを、モンスターやダンジョンの特色とともにダンジョンデックに加えてシャッフルしてください。そして「宿命の心臓」を、デックのいちばん下に挿入します。
サンダーストーンカードの前に置かれたモンスターが倒されたときは、そのモンスターを倒したプレイヤーがサンダーストーンカードを獲得しますが、ゲームはまだ終わりません。2枚のサンダーストーンカードがホールで隣り合っていた場合は、その前にいたモンスターを倒しても、それらのサンダーストーンのうち1枚だけを獲得します。
サンダーストーンカードが1ランクに移動したときは、ダンジョンデックの下に戻してください。
ゲームは、「宿命の心臓」が追放されるか1ランクに来るまで終わりません。「宿命の心臓」に攻撃をしかけたものの追放できなかったプレイヤーは、ゲームに負けてしまいます。
カード解説/CARD GLOSSARY
エラッタ
カード分析
所感
- 最大のモンスターであり第8のサンダーストーンでもあるHeart of Doom/宿命の心臓を、これまでの冒険で集めたサンダーストーンの力を使って追放する儀式。サンダーストーン(クラシック)シリーズのストーリー上の最終決戦を再現した環境設定である。
- 色々と規格外のカード。カードテキストに「ルールブックを参照」と書いてあるのはこのカードだけ。
- テキストに疑問点が多い。
- カードテキストにはHeart of Doomが倒される(日本語版では「追放される」となっているが、ルールブックによればこれは同じことである)ことでのみゲームが終了する、とあるがルールブックの文章ではHeart of Doomが1ランクに到達することでもゲームが終了することになっている(Heart of Doom自体もゲームを終了させるブリーチ効果を持っている)。
矛盾は気になるところだがここはルールブックの文章に従うのが妥当であろう。
- サンダーストーンがブリーチするとダンジョンデックの底に戻る、とあるがブリーチ効果を持つサンダーストーンはHeart of Doomのみである。そのHeart of Doomはブリーチするとゲームが終了になるのでテキストをそのまま読むと無意味な能力となる。
恐らく全てのサンダーストーンを対象として、1ランクに到達することをブリーチすると表現していると解釈すべきだろう。
※ルールブックにはブリーチはブリーチ効果を持つモンスターが1ランクに到達した時に発動する効果、としか記述されていない。よって、ブリーチ効果を持たないカードについてブリーチという用語を用いるのは本来はおかしい。
- 日本語版ではブリーチという表現ではなくなり、1ランクに達したときという表現に差し替えられた。
- サンダーストーンの前にいるモンスターを倒したときにそれを獲得する、とあるが、Heart of Doomもサンダーストーンであるためこの方法によって獲得されてしまう。しかも、この場合Heart of Doomは倒されても1ランクにも到達してもいないためゲーム終了の条件がどうやっても満たされなくなる。
Heart of Doomのみはこの獲得条件から除外されていると見るべきだろう。
※あるいは、ガーディアンとしての特性(倒される以外の方法ではホールを離れない)が優先されているのでこの方法では獲得されないということかもしれない。
- Heart of Doom自身を除いて最大7枚のサンダーストーンがダンジョンに存在するので、通常のゲームに比べると対Heart of Doom用火力の確保は若干楽になっている。だがそうは言ってもなおHeart of Doomは強大であり、デックの強化を進め切った上で無駄な手札がほとんど許されないくらいの厳しさである。
- サンダーストーンにより与えられる対Heart of Doomの追加攻撃は魔法攻撃であるため、魔法攻撃を倍加するSerulin/セルーリンにとっては非常に都合がよい。この環境設定使用時では間違いなく対Heart of Doom最優秀カードであろう。
- Heart of Doomは必ずダンジョンの底にセットされるので、比較的長めのゲームになることは確定している。デックの調整を普段より重視する姿勢で行くのが妥当か。
- このカードに限った話ではないがサンダーストーンを複数投入したゲームにおいて、
2枚のサンダーストーンがホールに連続して並んでしまった場合、両方のサンダーストーンを入手することは不可能。
最終更新:2013年05月11日 23:15