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2010年
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to_dk
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初音ミクの歴史。2010年 <△>
2010年は、初音ミクの存在意義が問われた年
- 商用曲では、初音ミクの声と姿のどちらかをなるべく使わない傾向が進んでいる
- 初音ミクの知名度を利用して、初音ミク以外の製品やキャラクターを押し立てようとする傾向が強くなった
- CDでは、独自キャラクターを使い、VOCALOID名を伏せるパターンも顕在化
- 初音ミクが歌う必然性がある曲は目立たなくなり、VOCALOID歌手の1人として扱われるようになった
- 一方で、初音ミクの声と姿の一体性を尊重している勢力も存在する
- 「初音ミク Project DIVA」関係
- 初音ミク同人(の流れを組む人達)
- 一部のレーベル。新規参入組とMOER
- もう一つの流れは、イラスト系、映像系の商業化
- 商品化される初音ミクの原型が、公式絵から二次創作絵に移行した
- 但し、二次創作絵が初音ミクの声から離れるにつれ、ファンが少なくなる傾向があるみたい
- 2010年現在、初音ミク初期の頃の雰囲気に近いのは、3Dと技術系
- 特に3D系は、音楽的に驚かなくなった層に、新しい驚きを与える事に成功している
2月
5日から。初音ミクが、さっぽろ雪祭りに公式参加
- 雪像やグッズ販売など
- 自動車レースに参加している初音ミクカーの車体変更。BMWからポルシェへ
- 初音ミク絵は、公式初音ミクからRACINGミク
- チームメンバーの多くが入れ替わったみたい
3月
9日。初音ミク・ソロコンサートを開催
- バーチャルアイドルとしては、おそらく史上初
27日。フックアップ社、FL ChanパッケージのFL STUDIO 9を発売
- 前バージョンと比較して、着実に萌え化が進んでいた
- 「FL Studio 9 Signature Bundle Limited Edition」
- FL Chanシスターズのステッカー付き、との事
4月
1日。ピアプロでUTAUキャラクター「重音テト」のイラスト投稿を許可
5月
11日。MikuMikuDance初の解説本が登場する。
- この年にMikuMikuDance本が3冊が出荷され、この分野での勢いを示す
19日。VOCALOIDのコンビアルバムが、オリコンの週間ランキングで1位
- アルバム名は、「EXIT TUNES PRESENTS Vocalogenesis (ボカロジェネシス) feat. 初音ミク」
- このCDでは、19曲を 6製品7人が歌っている
- なので、初音ミク = オリコン1位という表現は、正確では無い
- 初音ミク似の隠しキャラクターは居なくなった模様
7月
29日。PSPゲーム「初音ミク Project DIVA 2nd」発売
- MikuMikuDanceと並んで、新規初音ミクファンを大量獲得
30日。ニコニコ動画内で、有名な動画作成者のイラストなど盗用が発覚する
- 他人の作品を、加工するなどして自分の作品として提供していたみたい
- 商用作品のジャケットなども手掛けていた為、ニコニコ動画の関連企業も巻き込んで騒ぎとなる
8月
10日。鏡音リン・レンの動画作品から派生した小説が発売される
- 題名は「悪ノ娘 黄のクロアテュール」
9月
25日。鏡音リン・レンの動画作品から派生した漫画が連載開始
- 題名は「悪ノ召使」。月刊コミックラッシュにて
11月
30日。とあるアイドルグループが歌う曲が、初音ミクアルバムに収録された曲に似ていると評判になる
- 問題になった曲は KAT-TUN の「NEVER x OVER ~「-」 IS YOUR PART~」
- 比較された曲は AVTechNO! 作の巡音ルカ曲「DYE」
- 聞いてみた所、確かに、元曲の最初の38秒くらいの音の並べ方は酷似していた
- この事は、VOCALOIDの音楽が強くなってきた証でもある
- 音楽の世界では、優れた曲は、真似をされて大きく広がる
- そして、オリジナル性の高い分野のアイデアは、オリジナル性の弱い分野に輸出される
- これは、小説やゲームのアイデアがアニメに流れる現象と同じ
12月
- モーションキャプチャーとは、人間の動きを3Dモデルに伝える技術
- 19日頃には、ほぼ完成した模様
- ソースコードが公開されて、年末年始はプログラマー達が改良に励んでいた
- XBOX360 と Kinect(キネクト)が必要