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2008年
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to_dk
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初音ミクの歴史。2008年 <△>
2008年は、初音ミクの扱いが、電子の歌姫から、街中の娘へと変わった年
- 崇拝対象から外れた事で、トラブルを呼び寄せる力も弱くなった
- 初音ミクの世間への露出度が増えた
- 初音ミクの「商品としての価値」が、業界関係者に注目された
ニコニコ動画にて、初音ミク系のタグからVOCALOID系タグへの移行が行われる
- この結果、「初音ミク」は「VOCALOID」の下に格付けられる事になった
音楽と動画制作の世界で、n次創作が機能するようになる
- 初音ミク3D動画制作ツール「MikuMikuDance」(フリーウェア)登場
- 合わせて、有志による MikuMikuDance用の3Dモデル提供
- この他に、素材投稿サイト「ピアプロ」経由の n次創作も活発化する
- 作詞と作曲とVSQ打ち込みを別の人が担当する楽曲も、見られるようになった
- また、動画サイト YouTube と ニコニコ動画 が共に、音楽著作権管理団体の最大手 JASRAC と契約を結んだ事で、初音ミク動画制作者達が安心して動画投稿出来る様になった
- 特に、曲を自分で打ち込み初音ミクに歌わせた曲は、JASRAC管理曲でも安全に投稿出来るので、プロの人達も安心して投稿を楽しめるようになった
初音ミクが商業の世界に進出する
- 最初はフィギュア界から「ねんどろいど初音ミク」
- 自動車レース GT-300 に登場したミクZ4(= 初音ミクカー)
- そして、公認の初音ミクCD発売
- これら試みは大成功を収め、その後の初音ミク関連商品発売に弾みを付けた
1月
上旬。ニコニコ動画で、鏡音リン・レン=ロードローラーが主流になる
10日。BCNランキングで初音ミクがサウンド関連ソフト部門の年間シェア1位
11日。BCNランキングでサウンド週間シェア。鏡音リン・レン、初音ミクと続く
16日。2ちゃんねる: VOCALOID系タグの統一議論始まる
10日。BCNランキングで初音ミクがサウンド関連ソフト部門の年間シェア1位
11日。BCNランキングでサウンド週間シェア。鏡音リン・レン、初音ミクと続く
16日。2ちゃんねる: VOCALOID系タグの統一議論始まる
- ニコニコ動画のタグの主流は、初音ミク由来のものだった
- それを、他のVOCALOIDなどのファン達の一部が、不満に思っていたみたい
- この議論が終わる頃には、初音ミク系のタグの多くが、VOCALOID系のタグに置き換えられていった
中旬。性行為をテーマにした複数の初音ミク曲について、ニコニコ動画が一時削除
- 初音ミクを使った音楽表現(性的表現)の制限事例になった
- さぼり記: デッドボールPの楽曲大量削除の件と公序良俗の基準
- 1人の作者が、性行為をテーマにした初音ミク曲を連続投稿
- 視聴者がクリプトン・フューチャー・メディア社に通報、削除となった
- この後、しばらくごたごた
- 作曲者のファン達が、削除動画を再アップしたり、初音ミクを切り裂いた絵などを投稿
- 結局の所、作曲者の修正版投稿で、騒ぎが落ち着いた模様
- 明らかに18禁な歌詞の一部を修正
下旬。初音ミク曲の作曲者なりすましが発覚
- 秋月工房: ハジメテノオト作者なりすまし騒動から見る今後の対策
- 有名曲だったので、騒ぎが大きくなった
- 楽曲やイラストの作者なりすましは、昔から存在する
- 無名曲の場合は、ほとんど気付かれない
- 素材として提供する時は、氏名表記必須にする事をおすすめ
- 利用規約からのゲーム規制撤廃などに、大きな影響を与えたような気がする
2月
- 3Dの知識が無くても、初音ミクを躍らせる事が可能になった
3月
9日。ピアプロ初の企業コラボの、締め切り日
- テレビ局と連携「初音ミク プロデューサーコンテスト」
下旬。ねんどろいど初音ミク、出荷開始
4月
- この頃から、ニコニコ動画の運営陣は、初音ミクと少し距離を置くようになる
- 人間の歌をMIDIに変換する技術みたい
6月
27日。フックアップ社、FL Chanグッズ付きのFL STUDIOを発売
- 「FL STUDIO 8 XXL EDITION 発売記念版」
- FL Chanのマウスパッドが付いていた
- でも、パッケージは普通のデザインだった。
- 少しだけ萌えにして、とりあえず購入者の反応を見る感じ
7月
18日。クリプトン・フューチャー・メディア社が鏡音リン・レンAct.2を発売
- 合わせて、既存ユーザーに無償バージョンアップ対応
- パラメータ特性を初音ミクに近づけたようだ
- 以前のバージョンは生産中止になった
31日。インターネット社ががくっぽいどを発売
8月
- この時は、練習走行のみで終了
- トラブルが2戦続いたけれど、11月の最終戦にて決勝完走
- 2009年も初音ミク続投
9月
10月
31日。投稿サイトzoomeの親会社が変わる。アッカ・ネットワークスからアイティメディアへ
- 以後、zoomeの方針は、拡大志向から採算重視に変化する
11月
- 最終戦で登場。優勝候補の車に採用され、総合優勝を決める
- リン・レンカーは、この回のみのスポット登場だった
12日。ねんどろいど鏡音リン、鏡音リン発売開始
12月
- 金銭授受を伴うファン活動について、ライセンス方式を模索
- 利益獲得目的の場合は、別途契約が必要