「さあさあ始まりました、今回の競技は『16ポンドの玉でドッヂボールを行う』!
司会は私、清く正しい射命丸と犬走椛がお送りいたします!」
司会は私、清く正しい射命丸と犬走椛がお送りいたします!」
会場は大盛り上がりである。それもそのはず、かたやチームワークで最強を誇る3ボスチーム、かたや
物語の大トリを任される文字通り最強のラスボスチームの雌雄を決する一戦だからだ。
物語の大トリを任される文字通り最強のラスボスチームの雌雄を決する一戦だからだ。
「審判はあたい、小野塚小町がやらせてもらうよ。あー面倒くさいから能力の使用はアリ、道具もアリだけど道具にもあたり判定をつけるよ。ただしその能力で敵を直接戦闘不能にしたり、試合そのものに影響を与えるのは禁止。
あとついでに当たったら復活不可ね。長いジャッジは嫌いだから。後はドッヂボールのルールに従ってねハイおしまい。」
「小町…貴女らしい、しかしこの場にふさわしいルールですね。」
「ジャンケンで私たちが勝つ運命を操った。…ほーら私たちの勝ちだ。ボールもらうよ。」
「審判!これはアリなんですか!?」
「うるさいね。さっき言ったろ。能力の範疇なら何でもアリだって。」
「安心しな。勝負の運命を操るなんて無粋なマネはしないから。」
あとついでに当たったら復活不可ね。長いジャッジは嫌いだから。後はドッヂボールのルールに従ってねハイおしまい。」
「小町…貴女らしい、しかしこの場にふさわしいルールですね。」
「ジャンケンで私たちが勝つ運命を操った。…ほーら私たちの勝ちだ。ボールもらうよ。」
「審判!これはアリなんですか!?」
「うるさいね。さっき言ったろ。能力の範疇なら何でもアリだって。」
「安心しな。勝負の運命を操るなんて無粋なマネはしないから。」
~~試合開始~~
文「さて、最初にコート内に戻れない外野を二人出しました。
3ボスチームは…砲台選手とエリー選手ですね。砲台選手は動けませんから、妥当な判断です。サポートにエリー選手を回すといったところですね。
対するラスボスチームは輝夜選手と……おっと?レミリア選手が外野です。彼女の性格からは予想外の展開になりました。」
椛「いえ、いい判断です。チームエースの神奈子選手とレミリア選手を分散することで、前後から挟み撃ちにすることができる…!」
文「なりふり構わず勝負をしに来たということでしょう!この判断に会場は熱気に包まれています!」
文「さて、最初にコート内に戻れない外野を二人出しました。
3ボスチームは…砲台選手とエリー選手ですね。砲台選手は動けませんから、妥当な判断です。サポートにエリー選手を回すといったところですね。
対するラスボスチームは輝夜選手と……おっと?レミリア選手が外野です。彼女の性格からは予想外の展開になりました。」
椛「いえ、いい判断です。チームエースの神奈子選手とレミリア選手を分散することで、前後から挟み撃ちにすることができる…!」
文「なりふり構わず勝負をしに来たということでしょう!この判断に会場は熱気に包まれています!」
神「さて、始めようか。まずは…河童ァ!アンタだぁーッ!!」
そう言ってにとりにとぶ超剛速球。16ポンドの玉とはとても思えない。
誰もが当たる。そう思った瞬間ににとりが動いた。
「のびーるアーム!!」
背中のリュックサックからマジックハンドが飛び出し、16ポンドの玉を受け止める。
「のびーるアームは完全なる生命体なのデース!」
「ああ、そのアームに当たってもアウトだからね。」
誰もが当たる。そう思った瞬間ににとりが動いた。
「のびーるアーム!!」
背中のリュックサックからマジックハンドが飛び出し、16ポンドの玉を受け止める。
「のびーるアームは完全なる生命体なのデース!」
「ああ、そのアームに当たってもアウトだからね。」
初撃を受け止めたにとりは、それを美鈴に渡す。
「いきますよ勇儀さん!」「おうともよ美鈴!」
「ジャンケン、グー!!」
勇儀がボールを構え、それを美鈴が思いきり殴りつける。その予想外の攻撃に一瞬、敵の動きが止まる。
「…え?きゃああああー!」
狙われたのは永琳。逃げる術はない。
「…ぐ、しかし私は蓬莱の禁薬で不死になった存在。当たっても無効に『ならないよ。基本的なルールは守っておくれ。』
そ、そんな・・・、不死であるはずの身体が崩れていく・・・? 何故・・・?
わ、私にはまだやらねばならぬことがあるというのに・・・・・・、(主に出番)
な、何故・・・・・・。」 OUT
「いきますよ勇儀さん!」「おうともよ美鈴!」
「ジャンケン、グー!!」
勇儀がボールを構え、それを美鈴が思いきり殴りつける。その予想外の攻撃に一瞬、敵の動きが止まる。
「…え?きゃああああー!」
狙われたのは永琳。逃げる術はない。
「…ぐ、しかし私は蓬莱の禁薬で不死になった存在。当たっても無効に『ならないよ。基本的なルールは守っておくれ。』
そ、そんな・・・、不死であるはずの身体が崩れていく・・・? 何故・・・?
わ、私にはまだやらねばならぬことがあるというのに・・・・・・、(主に出番)
な、何故・・・・・・。」 OUT
映「成程。一筋縄ではいきませんか。」
そう言うとボールをレミリアに回す。
レ「魅せてあげるわ…内野の座を譲ってまで勝利を目指す私の姿を!」
喰らえッ!」
外野のレミリアと内野の神奈子、お空の完璧なコンビネーションにより、超高速の勝負が展開される。
単調な攻撃…のはずだったが、ある時異変に気づく。
「…レミリア様、さっきからあの場所から一歩も動いていない…!」
「本当だ!すべての玉がレミリア様に吸い寄せられているように…!」
レ「すべてのボールが私のもとに飛んでくる運命を操った。どんな回転、どんな軌道を描こうと、ボールは必ず私の元に飛んでくる!
隙アリッ!今度こそ潰させてもらうよ!河童ァ!」
に「何で私ばっかりいいいいい」 OUT
そう言うとボールをレミリアに回す。
レ「魅せてあげるわ…内野の座を譲ってまで勝利を目指す私の姿を!」
喰らえッ!」
外野のレミリアと内野の神奈子、お空の完璧なコンビネーションにより、超高速の勝負が展開される。
単調な攻撃…のはずだったが、ある時異変に気づく。
「…レミリア様、さっきからあの場所から一歩も動いていない…!」
「本当だ!すべての玉がレミリア様に吸い寄せられているように…!」
レ「すべてのボールが私のもとに飛んでくる運命を操った。どんな回転、どんな軌道を描こうと、ボールは必ず私の元に飛んでくる!
隙アリッ!今度こそ潰させてもらうよ!河童ァ!」
に「何で私ばっかりいいいいい」 OUT
ボールは3ボス側に落ちる。
「勇儀さん!もう一度いきますよ!」「任せろ!」
神「同じ手が何度も通用すると思うなァ!
と め る
S・G・G・K(スーパー・グレート・ガンキャノン・カナコ)!!」
「勇儀さん!もう一度いきますよ!」「任せろ!」
神「同じ手が何度も通用すると思うなァ!
と め る
S・G・G・K(スーパー・グレート・ガンキャノン・カナコ)!!」
文「神奈子選手、あの超剛速球を真正面からとめました~~~~っ!!」
神「おいお空、しばらく任せるよ。ちょっと疲れた。」
空「うにゅ!
私の右腕が真っ赤に燃える!CAUTION!CAUTION!と轟き叫ぶゥ!
ファイヤー・インパクト!」
神「おいお空、しばらく任せるよ。ちょっと疲れた。」
空「うにゅ!
私の右腕が真っ赤に燃える!CAUTION!CAUTION!と轟き叫ぶゥ!
ファイヤー・インパクト!」
高熱の火玉と化した弾はアリスに向かう。
ア「人形遣いを舐めてもらっちゃ困るわねぇ!」
その火玉は、アリスの目の前で止まる。
ア「……フライ返し!」
アリスの指先からは無数の糸を張り巡らせている。その張力は約250kg。トリコという人物が乗っても切れないらしい。
そして今!その火の玉は、打ち返される!
空「うにゅうううううううううう!?」OUT
しかしこれも空の戦略であることに、はたして誰が気付いただろう?
当たる瞬間に制御棒を使い、ボールの軌道を調整。その向かう先は、アリスの真横。
OUTとなった瞬間にそのボールに向かい、そのボールでアリスを狙う。
その一瞬の出来事に全く抵抗できず、アリスはOUTとなる。
ア「人形遣いを舐めてもらっちゃ困るわねぇ!」
その火玉は、アリスの目の前で止まる。
ア「……フライ返し!」
アリスの指先からは無数の糸を張り巡らせている。その張力は約250kg。トリコという人物が乗っても切れないらしい。
そして今!その火の玉は、打ち返される!
空「うにゅうううううううううう!?」OUT
しかしこれも空の戦略であることに、はたして誰が気付いただろう?
当たる瞬間に制御棒を使い、ボールの軌道を調整。その向かう先は、アリスの真横。
OUTとなった瞬間にそのボールに向かい、そのボールでアリスを狙う。
その一瞬の出来事に全く抵抗できず、アリスはOUTとなる。
そのままラスボス側外野に落ちた玉を即座に拾ったのは永琳。そしてそのボールをまっすぐ慧音に投げる。
国士無双の薬をキメた彼女の玉は、それなりに速い。
慧「無駄だ!(ガツンッ!)このCAVED!で鍛えたこの角に、取れない玉など、あんまり無い!」
慧音の角に突き刺さったボール。破片が飛び散る。
慧「喰らえ!亡霊嬢!(ブゥンッ)」
幽「あら~困ったわねぇ。でも…
あらゆる物体には急所がある。その急所を見つけることができれば、あとは扇ひと振りで十分だわ。
さっき角が刺さってできたヒビ…見つけた!急所ッ!」
文「幽々子選手、16ポンドの玉をカマイタチでたたき割りましたッ!」
幽「扇を一本犠牲にしたけどね。」
しかし…
幽「あら御免なさ~い、割れた玉が貴女にも当たっちゃったわぁ。」
映「な…何故だ……まだほとんど活躍してないのに_| ̄|○」 OUT
国士無双の薬をキメた彼女の玉は、それなりに速い。
慧「無駄だ!(ガツンッ!)このCAVED!で鍛えたこの角に、取れない玉など、あんまり無い!」
慧音の角に突き刺さったボール。破片が飛び散る。
慧「喰らえ!亡霊嬢!(ブゥンッ)」
幽「あら~困ったわねぇ。でも…
あらゆる物体には急所がある。その急所を見つけることができれば、あとは扇ひと振りで十分だわ。
さっき角が刺さってできたヒビ…見つけた!急所ッ!」
文「幽々子選手、16ポンドの玉をカマイタチでたたき割りましたッ!」
幽「扇を一本犠牲にしたけどね。」
しかし…
幽「あら御免なさ~い、割れた玉が貴女にも当たっちゃったわぁ。」
映「な…何故だ……まだほとんど活躍してないのに_| ̄|○」 OUT
小町「いや待て、今の慧音もアウトだ。投げた後に飛び散った破片が当たっている。」
慧「なんだと!それはセーフではないのか?」
小「じゃあ映姫様のもセーフなのかい?」
慧音は考える。映姫は活躍していないということは、どんな力を持っているかわからないということだ。
冷静に判断した結果、自分一人の犠牲でそれを封じることができるなら安いという判断を下した。
映(ナイスジャッジですよ小町…これなら私の理不尽なやられ方も意味があったというもの……!)
実際は違うのだが。
慧「なんだと!それはセーフではないのか?」
小「じゃあ映姫様のもセーフなのかい?」
慧音は考える。映姫は活躍していないということは、どんな力を持っているかわからないということだ。
冷静に判断した結果、自分一人の犠牲でそれを封じることができるなら安いという判断を下した。
映(ナイスジャッジですよ小町…これなら私の理不尽なやられ方も意味があったというもの……!)
実際は違うのだが。
(生存者 美鈴、勇儀、神奈子、幽々子)
ボールを取り換えてゲーム再開。3ボス外野にボールが向かった。
エリー「やっと出番だわ!いきなさい砲台!」
砲「OK>
3 2 1 GO!」
砲「OK>
3 2 1 GO!」
幽(フフフ…彼女は気づいていない。砲台があるがゆえに、玉を撃つときには敵を向かなければいけない。
自分に玉が飛んでくることがわかっているなら、
美「『避けることは容易い』というわけですか?」
幽「!!」
美「どうやら当たりのようですね。しかしその後の展開を読み切れていなかった。あなたはここで散ってもらいます。」
砲台から飛んでくるボール。それを正拳突きで打ち返す美鈴。
幽「フフ…さすがはチームワークに定評のある3ボス。さすが…ね……」OUT
自分に玉が飛んでくることがわかっているなら、
美「『避けることは容易い』というわけですか?」
幽「!!」
美「どうやら当たりのようですね。しかしその後の展開を読み切れていなかった。あなたはここで散ってもらいます。」
砲台から飛んでくるボール。それを正拳突きで打ち返す美鈴。
幽「フフ…さすがはチームワークに定評のある3ボス。さすが…ね……」OUT
美「さあ、あとはあの神様ひとりだけです!トドメをさしましょう!」
神「フ…カラ元気もここまでくると皮肉なものだ…」
勇「なんだと…!」
神「ならば聞こう。美鈴。おまえの気功を利用した強力な攻撃。鉄壁のSGGKの異名を持つ私でも何発もは喰らえない。
しかし…もう一発それが撃てるのかい?」
美「!!」
神「撃てないよねぇ。ただでさえ重量のある玉だ。今の一撃でその拳は完全に死んだはずだ。
そしてその発射のためにボールをセットする勇儀。確か筋書き通りなら、お前が一番ダメージを負っているはずだ。
あれだけのエネルギーを秘めた攻撃を至近距離で受け続ける。平静を装っているようだが…限界だろう?」
勇「く…!」
神「私はこうなることを予想して、一度エネルギーボールを受けてから積極的に行動することをやめた。
今の攻撃で砲台とやらの威力のほどは見切った。私には通用しない。
人形遣いのカウンターも、攻撃を止め続ければ撃たれることはない。
つまり私を倒す手段はないということだ。違うかね?
3ボス達「!!!!!」
神「あとは時間の問題だね。この勝負、私たちの勝ちだ。」
神「フ…カラ元気もここまでくると皮肉なものだ…」
勇「なんだと…!」
神「ならば聞こう。美鈴。おまえの気功を利用した強力な攻撃。鉄壁のSGGKの異名を持つ私でも何発もは喰らえない。
しかし…もう一発それが撃てるのかい?」
美「!!」
神「撃てないよねぇ。ただでさえ重量のある玉だ。今の一撃でその拳は完全に死んだはずだ。
そしてその発射のためにボールをセットする勇儀。確か筋書き通りなら、お前が一番ダメージを負っているはずだ。
あれだけのエネルギーを秘めた攻撃を至近距離で受け続ける。平静を装っているようだが…限界だろう?」
勇「く…!」
神「私はこうなることを予想して、一度エネルギーボールを受けてから積極的に行動することをやめた。
今の攻撃で砲台とやらの威力のほどは見切った。私には通用しない。
人形遣いのカウンターも、攻撃を止め続ければ撃たれることはない。
つまり私を倒す手段はないということだ。違うかね?
3ボス達「!!!!!」
神「あとは時間の問題だね。この勝負、私たちの勝ちだ。」
勝者 ラスボスチーム