今回の勝負は百メートル走。カオスの多いファイトにしてはまともな種目である。
しかし問題は参加者の方にあった。
しかし問題は参加者の方にあった。
「や、やっぱり落ち着かないわ……脇もそうだけど、下がぁ……」
博麗の巫女服を着て、やたら内股でもじもじするアリス
博麗の巫女服を着て、やたら内股でもじもじするアリス
「今日こそアタイの最強っぷりを見せつけてやるわ」
はいてないはずなのに、全く気にするそぶりを見せないチルノ
そこに一陣の神風が舞い起こり、見えそうで見えないラインまでスカートを押し上げる。
はいてないはずなのに、全く気にするそぶりを見せないチルノ
そこに一陣の神風が舞い起こり、見えそうで見えないラインまでスカートを押し上げる。
「「「「「おおおおおおおおおおおぉぉぉっっっっっっ!!!」」」」」
「……今日はギャラリーが多いですね。しかもやたら男性が多いように感じます」
平素の数十倍近い会場の熱気にあてられて映姫は戦慄する。
しかし負けてはいられない。わたしは誇り高い閻魔なのだ、と自分に気合を入れる。
「では始めてもらいましょう。位置について、よーいスタート!」
平素の数十倍近い会場の熱気にあてられて映姫は戦慄する。
しかし負けてはいられない。わたしは誇り高い閻魔なのだ、と自分に気合を入れる。
「では始めてもらいましょう。位置について、よーいスタート!」
一気にスタートを切る両者であったが、内股な不格好なフォームで走るアリスに予想通りアクシデントが発生。
「おおっと、アリス選手いきなりこけた! その隙にチルノ選手が猛然と駆ける……なんということでしょう! スカートが捲り上がり、中が
『歴 史 食 い ! な か っ た こ と に』
こうして慧音の活躍で未曾有の「ネチョでやれ」危機は回避されたのであった。
ありがとう慧音、がんばれ慧音。君の戦いはまだ始まったばかりだ!
第3話「ウフフ、褌ルックでリンボー!?」に続く
ありがとう慧音、がんばれ慧音。君の戦いはまだ始まったばかりだ!
第3話「ウフフ、褌ルックでリンボー!?」に続く
「ええっと、なんの話をしてたんでしたっけ? というよりファイト開催日でもないのになぜ私はここにいるんでしょう……」
結局、映姫はそのまま帰宅。勝負は種目の危険度をかんがみ、当局の判断により無効にされてしまった。
結局、映姫はそのまま帰宅。勝負は種目の危険度をかんがみ、当局の判断により無効にされてしまった。
―――次の日
「うぉぉぉぉぉぉっ! まだまだ走れるわ、やっぱりアタイったら最強ね! でもなんでアタイ走ってるんだっけ!?」
「うぉぉぉぉぉぉっ! まだまだ走れるわ、やっぱりアタイったら最強ね! でもなんでアタイ走ってるんだっけ!?」