こうして男装少女による世紀末な対決が始まった。
妹紅は革ジャンとジーンズというラフな格好。
その様子たるや今にも草薙の炎とか燃え太郎とか言い出すレベルである。
北斗の拳的なこの競技にはマッチしている。
妹紅は革ジャンとジーンズというラフな格好。
その様子たるや今にも草薙の炎とか燃え太郎とか言い出すレベルである。
北斗の拳的なこの競技にはマッチしている。
「ほら妹紅、さっさと革ジャン破り捨てて連打しなさい!」
「輝夜うるさい」
「輝夜うるさい」
一方、咲夜のビシリと決めたスーツ姿はまさに完璧な執事。
もっとも世紀末らしくはないが、服装で勝敗が決まるわけではない。
それに、彼女には勝算があった。
もっとも世紀末らしくはないが、服装で勝敗が決まるわけではない。
それに、彼女には勝算があった。
(気を操る美鈴なら、経絡破孔は簡単に把握できるもの。
彼女に協力してもらえば簡単ね)
彼女に協力してもらえば簡単ね)
そして競技開始が告げられるとともに、さっそく美鈴に教えを請う咲夜。
一方妹紅はというと、観客席にいた輝夜へとダッシュした……
一方妹紅はというと、観客席にいた輝夜へとダッシュした……
……数時間後。
「ここかなー、それとも、ここかなー、
えーっと、おまえのようなババアがいるか、だっけ。お、効いた」
「あべし!!!」
「私は天才よー! ……ん、間違ったかしら?」
「うわらば!」
「…………」
えーっと、おまえのようなババアがいるか、だっけ。お、効いた」
「あべし!!!」
「私は天才よー! ……ん、間違ったかしら?」
「うわらば!」
「…………」
決着は、題目の時点で付いていた。
目の前で何度も爆発を繰り返す対戦相手を、咲夜はただ見つめることしか出来ない。
自分の身体をいじくって経絡を探ってみる妹紅。
でもリザレクション。
解明した秘孔を今度は輝夜にぶちこんで試してみる妹紅。
そしてリザレクション。
いちいちそれを書き留めたあと妹紅に三倍返しするえーりん。
やっぱりリザレクション。
蓬莱人の身体をデクとした脅威の人体実験サイクルは一瞬にして秘孔を解明していく。
ちなみに服は蓬莱人脅威のメカニズムにより身体と一瞬にして再生しているので、
パチュリーの出番はありません。そして、美鈴はというと。
目の前で何度も爆発を繰り返す対戦相手を、咲夜はただ見つめることしか出来ない。
自分の身体をいじくって経絡を探ってみる妹紅。
でもリザレクション。
解明した秘孔を今度は輝夜にぶちこんで試してみる妹紅。
そしてリザレクション。
いちいちそれを書き留めたあと妹紅に三倍返しするえーりん。
やっぱりリザレクション。
蓬莱人の身体をデクとした脅威の人体実験サイクルは一瞬にして秘孔を解明していく。
ちなみに服は蓬莱人脅威のメカニズムにより身体と一瞬にして再生しているので、
パチュリーの出番はありません。そして、美鈴はというと。
「美鈴、いい加減気の流れは掴んだはずよね。私に教えて欲しいのだけど」
「いくら咲夜さんでも、北斗神拳が一子相伝である以上教えることはできません。盗め!」
「…………」
「いくら咲夜さんでも、北斗神拳が一子相伝である以上教えることはできません。盗め!」
「…………」
妙な方向に覚醒して教えを放棄しはじめた。
……こうして、この戦いは妹紅の圧勝で終わるのだった。
……こうして、この戦いは妹紅の圧勝で終わるのだった。
「お前はもう、死んでいる」
「……美鈴、既に死んでる奴なんて幻想郷にはたくさんいるわよ」
「……美鈴、既に死んでる奴なんて幻想郷にはたくさんいるわよ」