東方ファイトスレ @まとめウィキ

43スレ第13戦

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匿名ユーザー

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神奈「どうせババァだよ私なんて……近頃の若い子の考えることなんてわかんないよ……
   早苗の考えることも最近わかんないし、諏訪子は諏訪子で私なんかほっといてどっか行っちゃうしさ。
   やっぱり若さが足りないんだろうね……でも私だって、ねえ? ねえ、どう思う店主?」
ミス「そ、そうですね……思うに、そろそろお酒は控えたほうが……」
神奈「飲まなきゃやってられるかってんだぁ! だ、だいたいそんな皆してババァババァってさ……
   そこまで言うことないじゃん……えぐっ、私だって……もっと信仰があればさ……
   それにロリ化だってできなくはないんだよぉ、諏訪子が『キャラかぶりカッコ悪い』とか言うから、ひっく……」
ミス「(小声で)誰かー助けてー」

お空「呼ばれて飛び出てただいま参上!」
JS1「良い子の皆、東方ファイトの時間がやってきたぞ!」
ミス「た、助かりました! もうお酒も尽きそうなんですよ、1石くらいは買い置きしてたのに……
   まさか『もうお酒出せません』なんて言えないし、早くどうにかしてください!」
お空「うにゅ、わかったよ、でも戦うのは私じゃないの! 行け、同胞たちよ!」
鴉ズ「カー!」

チアリーダーの格好をしているものの、指示を飛ばす様はどちらかというと悪の総司令官風味のお空、
その掛け声に応じて、地獄鴉たちが神奈子へと突進する。

神奈「どわっ!? なんだこりゃ、鴉の大群!?」
鴉ズ「カー、カー、カー!」
神奈「何、直訴しに来ただぁ!? 帰れ帰れ、わたしゃ大名でも明治政府でも無いよ!」

酒瓶片手に弾幕をぶっ放す神奈子。

ミス「あー!? 屋台が、屋台がー!?」
鴉ズ「カー!? カー、カー!」
ミス「ち、ちょっと避難させてもらうからね!? それでお客さんが切れても私のせいじゃないからよろしくー!」

慌てふためくミスティアと鴉たち。
酔ってるせいで弾幕が粗いが、それでも2ボスやモブキャラたちにとっては脅威である。
慌てて屋台ごと避難するミスティア。だが、鴉たちは避難しようとしない。

お空「ええい怯むなみんなー! どうしても叶えてほしいことがあるんじゃなかったのかー!」
鴉ズ「カ、カー!」

鴉たちは諦めない。一羽、また一羽と落とされつつも、神奈子へと肉薄していく。

神奈「ぬっ……道中ザコキャラ風情が、何をそんなに必死に……
   いいだろう、一体何が望みだ。聞かせるが良い」
鴉ズ「カー、カー!」
神奈「何、自分たちも神の力が欲しい? 友達を仲間はずれにしたくない、だって?」

地獄鴉たちは思いの丈をぶつけた。
元は自分たちと同じ地獄鴉だったのに、今や神様鴉になってしまったお空。
そのせいかちょっと頭が悪くなり、無茶苦茶強くなってしまい、
いつしか、地獄鴉の輪から外れがちになってしまったという。

神奈「ううん、事情はわかった、しかし……八咫烏をそうほいほいと渡すわけにもだな……
   お空は元々強かったから八咫烏を受け入れられたのであって、お前たちもそうなる保証も無いし、
   それにそんないっぱい核融合の力があっても困るし、ただでさえ爆発オチ多いし、
   変に事を荒立てて早苗たちに嫌われたくないし……」

酒の飲みすぎで泣き上戸になっていた神奈子、今度は弱気スパイラルに陥ってしまう。

JS1「よろしい、ならばこれを見るといい」
神奈「え?」

突如、JS1の手元の鏡がぺかー、っと光る。
そこに映るのは、今まで辿ってきた神奈子の生き様だ。
武神として、諏訪子と堂々と戦う姿があった。
外の世界で、諏訪子と手を取り合い信仰を広める姿があった。
幻想郷で、早苗に信仰の何たるかを説く姿があった。
東方ファイトで、諏訪子帽の侵略から幻想郷の危機を救った姿があった。
今まで生き抜いてきた、神奈子の激動の人生。
そこには、一切の偽りも翳りも無い、純粋な熱意があった――



JS1「自らの正義を疑ってはならない! 正義とは、常に正しくあらねばならない!
   ならば今ここで、貴女の行いを咎める理由がどこにある、なぜなら貴女は正しかったのだから!」
神奈「わ……私が正しかった!?」
JS1「そう、我ら正義の使者ジャッジメントシーズン! そこには閻魔も神も関係無い、純粋な正義の志があればいい!
   なればこそ、この地獄鴉たちの意気にどう応えるか……もう答えは出ているのだろう!?」
神奈「そうか、そうだったな……いいだろう地獄鴉たちよ、神の力、受け取るがいい!」
鴉ズ「カー!」

ジョインジョインオキュー!

元鴉ズ「キュー!」
お空「ああ! 鴉だったはずの皆が九官鳥のおキューちゃんに!
   これで皆一緒だね、やったぁ!」
JS77「待ちなさいお空、皆を地底に連れて帰ることはなりません」
お空「あれ? 神様が消えて、JSさんが二人になったよ?」
JS77「良いですか、こんなおキューちゃんの大群を地底に連れ帰って、もし何か間違いがあったらどうする? 核爆発的な意味で」
お空「う、うにゅ? でも、みんな一緒に帰らないと、また仲間外れに……」
JS77「話は最後まで聞きなさい。全員一緒で無ければいいのです。
   地獄鴉のうち、半分は守矢神社に身を寄せなさい。
   おキューちゃんたちは八咫烏を通じて繋がっている、勿論それは貴女もです。
   つまり、貴女やおキューちゃんがもし核爆発的な間違いを起こそうとしても、
   守矢神社側のおキューちゃんからそれに干渉して止めることができるようになるのです」
お空「う、うにゅ? えーと、繋がってるから仲間外れじゃない?」
JS77「それもそうだし、守矢神社側のおキューちゃんと地霊殿側のおキューちゃんを定期的に交替させれば問題ありません。
   ちょうど、貴女が地霊殿と核融合研究センターとを交互に行き来しているように」
お空「そっか! これで皆一緒だ! ありがとう、JSさん!」



……ほとぼりが冷めたかと思い、その場に戻ってきたミスティアはこう語る。

ミス「神様が落ち着いたかと思って戻ってきたらJSが二人いて、核融合鴉が核融合九官鳥に囲まれていた、
   な、何を言ってるのかわからねーと思うが(ry」

混乱するミスティアを尻目に、おキューちゃんズは空と一緒に大喜び、
JS二人は満足げに、その様子を見守っていたという。
というわけでこの勝負、神奈子を説得したジャッジメント・シーズンの勝利!



後日談

早苗「か、神奈子様ぁ、本当にこの子たち大丈夫なんですか?」
神奈「大丈夫大丈夫、結構大人しいし可愛いもんだよ」
諏訪「いやいや……なんでこんなことになっちゃったの?」
神奈「まあなんでもいいじゃないか。ところでお前たち、今日の予定は?」
早苗「え? 今日はいつも通り、そのへんの妖怪を退治しに――」
神奈「ほう? 自ら信仰を減らすような真似を……?」(可愛がっていたおキューちゃんのうち一羽を早苗のほうに向ける)
早苗「ヒィッ!? い、いや勿論弾幕ごっこの範囲でですね、遊んであげた上で信仰を広めようと!」
神奈「そうか、それは良いことだ。頑張っておいで」
諏訪「ち、ちょっとちょっと、物騒な脅しかけないでよ。もし爆発したら神社が消し飛んじゃうじゃ――」
神奈「建物なんかよりも大事なものがあるって、諏訪子はソウ思ワナイカイ……?」
諏訪「(やばい、目がマジだ!?)
   そ、そそそそうだね!? わ、私も里にお買い物に行ってきまーす!」

何だか一部で、神奈子様への信仰が鰻上りだったそうです、主に畏れ的な意味で。




































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