サラダ油は、人でさえ直に飲めば命に関わる。
普通に考えれば水棲生物であるにとり・大ガマがそうそう飲めるはずもなく、この勝負あっというまに付くものと考えられた。
普通に考えれば水棲生物であるにとり・大ガマがそうそう飲めるはずもなく、この勝負あっというまに付くものと考えられた。
しかし、下馬評は裏切られた。
勝負開始し、両者ともゴクゴクと油を飲み込んだのだった。
コップ4杯、5杯となおも飲んでいく両者。
最初こそ驚いていたギャラリーだったが、その眼が疑念に染まっていく。
なにかイカサマをしているのではないか、と。
勝負開始し、両者ともゴクゴクと油を飲み込んだのだった。
コップ4杯、5杯となおも飲んでいく両者。
最初こそ驚いていたギャラリーだったが、その眼が疑念に染まっていく。
なにかイカサマをしているのではないか、と。
両者ともに10杯目を飲み込んだところで、審判長の四季映姫・ヤマザナドゥが動いた。
ぶん投げた卒塔婆が風を切ってにとりを掠める。
ボトリ、と何かが落ちる。
それは、チューブと袋だった。
そう、にとりは光学迷彩をもちいてチューブと袋を隠し持ち、その中にサラダ油を入れていたのだった。
ぶん投げた卒塔婆が風を切ってにとりを掠める。
ボトリ、と何かが落ちる。
それは、チューブと袋だった。
そう、にとりは光学迷彩をもちいてチューブと袋を隠し持ち、その中にサラダ油を入れていたのだった。
にとり・失格
勝者・大ガマ!!
勝者・大ガマ!!
勝負終了後、大ガマは一人人気の無い場所へ移動していた。
誰もいないことを確認し、大ガマが大きく口を開ける。
ゲロン、と何かが落ちる。
それは、袋を持ったチルノだった。憔悴した顔が痛々しい。
大ガマは、チルノを予め飲み込み「サラダ油を取らないと開放してやらないぞ」と脅し、飲んだ油を回収させていたのだった。
誰もいないことを確認し、大ガマが大きく口を開ける。
ゲロン、と何かが落ちる。
それは、袋を持ったチルノだった。憔悴した顔が痛々しい。
大ガマは、チルノを予め飲み込み「サラダ油を取らないと開放してやらないぞ」と脅し、飲んだ油を回収させていたのだった。